0歳児は保育園での事故が心配…
保育園で発生する事故のニュースは、よく見かけることがあるかと思います。
万が一通っている保育園でも事故が発生しないか心配しているママもいるかもしれませんね。
もちろん保育園では、事故に注意して予防に努めています。
しかし、事故は予想しないところで発生してしまうことも。
特に0歳児の赤ちゃんは、予想もしない動きをすることもあるため、防ぎきれないこともあるかもしれません。
今回は、そんな0歳児の保育園で起こりやすい事故について詳しくご紹介。
具体的にどんな予防策を保育園がとっているのかも併せてご覧ください。
【0歳児】保育園で起こりやすい事故
まだ自分では歩けない赤ちゃんに、どんな事故が発生する可能性があるのか、疑問に思うママもいるかもしれませんが、小さい赤ちゃんほど、事故が起こる可能性があります。
また、はいはいやあんよが始まると、行動が活発になるので、さらに事故が起こりやすくなってしまうことも。
どんな事例が考えられるか、確認していきましょう。
【昼寝中の事故】
お昼寝中は、0歳児の赤ちゃんに事故が起こりやすい時間です。
《窒息》
赤ちゃんが寝返りをした際にうつぶせから戻れなくなってしまうと、呼吸ができなくなってしまい、窒息する危険性があります。
また、柔らかい布団や枕を使っていると、窒息の危険性が高まる傾向があります。
赤ちゃんにかぶせていた布団やタオルが顔にかかってしまい、息ができなくなってしまうということもあります。
《SIDS 乳幼児突然死症候群》
直前まで元気だった赤ちゃんが、眠っている間に死亡してしまう事故です。
なお、はっきりとした原因は分かっていません。
【誤飲による事故】
おもちゃやお菓子、節分の豆まきの豆などの誤飲による事故も起こりやすいですね。
保育士が目を離した隙に誤飲してしまうこともあるでしょう。
また、赤ちゃんが嘔吐した時に喉に詰まらせてしまう恐れもあります。
【転倒事故】
赤ちゃんのつかまり立ちが始まると、手や足を滑らせて転倒してしまうことがあります。
歩行が始まると、さらに転倒しやすくなってしまうということも。
【アレルギー物質を摂取してしまう】
アレルギーのある赤ちゃんが、誤ってアレルギー物質が含まれる食事を摂取してしまい、反応がでてしまうという事故です。
【落下事故】
保育士が目を離した隙にテーブルや遊具によじ登り、落下してしまう事故もあります。
動きが活発になる月齢になると注意が必要ですよね。
【子ども同士の事故】
大きいクラスのお友達と衝突する、遊んでいたおもちゃがぶつかってしまう、抱っこをしようとして落としてしまうといった事故です。
同じ年齢の赤ちゃんでは、噛みつきによるケガなどもあるでしょう。
【ヤケドの事故】
ミルクの調乳中に誤ってお湯に触れてしまったり、ストーブに手を付けてしまったりする事故です。
【0歳児】保育園が行っている事故の予防対策
これだけ事故の可能性があると、赤ちゃんを預けるのも心配になってしまいそうですよね。
しかし、安心してください。
目が離せない0歳児の事故を予防するために、保育園では様々な対策が取られています。
【お昼寝中のチェック】
0歳児の死亡事故の多くは、昼寝中に発生することが予想されます。
保育園、特に0歳児を含む乳幼児クラスでは、お昼寝中は赤ちゃんの様子を、保育士が見える位置から常に確認しています。
中には呼吸を感知するセンサーを用いて赤ちゃんの呼吸を確認しているという保育園もあるくらいです。
赤ちゃんに異変があればすぐに気が付ける環境を整え、お昼寝中の事故の予防に努めているようですよ。
【環境を設定する】
赤ちゃんが安全に過ごせるよう、園内の環境を整えていることがほとんどです。
例えば、成長途中の赤ちゃんに多い転倒事故の対策。
掴まり立ちや歩行が始まる時期は、赤ちゃんも好奇心旺盛で、どうしても防ぎきれないこともあるでしょう。
事故やケガに繋がらないよう
・角がある場所にはガードを設置する
・足元は常に歩きやすいよう片づける
・滑りにくいよう絨毯の床にし、転んでも大きなケガに繋がらないようにしている
などの対策をしていることが多いです。
また、誤飲やヤケドの対策として
・赤ちゃんが触れられないよう、柵を使ってスペースを仕切る
・調乳室は赤ちゃんが入られないようにする
・誤飲の可能性がある小さなおもちゃなどは徹底して避ける
などといった安全対策がされています。
【子ども達の把握の徹底】
保育園では、赤ちゃんはもちろん、大きい子も常に様子が把握できるように、保育士が配置されています。
危険な場面があれば、事故が発生する前に声掛けをしたり、保育士が止めに入ったりできるようにしています。
他にも、アレルギーのある子は担任の先生だけでなく、全保育士が情報を共有することで、誤って食べさせることを予防しているということも。
アレルギーがある場合は、ママは分かる範囲で構わないので保育園に伝えておくことが大切です。
【万が一に備えて】
万が一事故が発生した時に備え、看護士を配置している保育園もあります。
また、保育士が心肺蘇生法の訓練を受けるようにしている保育園などもあります。
まとめ
0歳児の赤ちゃんですから、どうしても事故の発生率は高くなってしまいがちです。
しかし、保育園でも大事な赤ちゃんを預かっているわけですから、事故は極力未然に防げるように様々な対策を取ってくれています。
もし心配ごとがあるようなら、保育園にも相談し、家庭と園と連携して安全性を高めていきましょう。