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乳児を保育園に預けるメリット

乳児を保育園に預けるメリット

高まる乳児保育のニーズ

育児休暇を3年取得できる企業が増えてきた一方、キャリアブランクを短くしたいママや、経済的な理由で早めに復帰しなければならないママもいるでしょう。
その場合、赤ちゃんが小さいうちから保育園に預けることになります。その流れで、近年、保育園の乳児クラスや乳児専門の保育園のニーズが高まっているそうです。
一般に、生後すぐから満1歳未満の赤ちゃんを「乳児」と呼びます。乳児を保育園に預けるメリットやデメリットにはどんなものがあるのでしょうか。

 

乳児保育とは

乳児保育とは、0歳から2歳までの赤ちゃんを対象とした保育のことです。
認可保育園の基準では年齢別クラス制となっており、園児数に対する保育士の数が定められています。
また、2015年の「子ども・子育て支援制度」により園児20名以下の小規模保育施設が認可園として認められるようになり、乳児保育(0歳児〜2歳児クラス)専門の保育園が増える結果となりました。
園庭を走り回る年齢ではないので近くにお散歩できる公園などがあれば特に問題ないですし、保育士ひとり当たりの園児数が少ないということは狭い施設でも開業することができるのですね。
そして何よりも、共働き世帯やシングルマザーの増加など女性の社会進出によるニーズに後押しされて増えているわけです。

 

乳児を保育園に預けるメリット

乳児期は、人間の一生の中でも心と体の成長著しい時期です。
言葉も話せない、おむつも取れていないこの時期に、保育園に預けられるのはかわいそうだという意見もあるかもしれません。もちろんママも、かわいい我が子と早い時期から離れてさみしい思いもあるでしょう。
でも、メリットだってたくさんあるのです。

 

【生活のリズム】
保育園では、食事やお昼寝の時間が決まっています。登園や降園時間も毎日同じような時間帯になることが多いでしょう。すると、自動的に毎日規則正しい生活となり、生活のリズムが自然と整ってくるようになります。

 

【集団生活】
産まれてから数年で、誰もが学校生活を迎えることになります。物心つく前から常に周囲に家族以外の人がいる環境で育つと、小さいながらに社会性が芽生え、集団生活に早く慣れることができるでしょう。

 

【栄養バランス】
乳児に必要な栄養バランスを考えた食事が提供されます。0歳児クラス、1歳児クラスでは離乳食を経験することになりますが、育児のプロ、栄養のプロにお任せできるので安心です。
家庭での離乳食の進め方についても相談に乗ってもらえるので嬉しいですね。

 

【成長を一緒に見守る】
たとえばトイレトレーニング。ママ1人では行き詰ってしまうこともあるかもしれません。でも、園では保育士が、家庭ではパパママが担当することによって一緒に見守っていくことができます。
園ではお友だちを意識して、トイレトレーニングがスムーズに進む子も多いようです。

 

【免疫】
小さいころからの集団生活で風邪などをもらってくるかもしれません。でも、どんなにガードしていてもいつかはいろんな病気にかかるもの。病気自体は心配ですが、免疫をつけていくことは大切なことといえます。
また、しょっちゅう小さなケガをしてくることもありますが、ママの心にも免疫がつきますよ。

 

【気分転換】
昼間、赤ちゃんと二人きりの生活。パパはいつも忙しくて、気付けばいわゆる「ワンオペ育児」状態のママもいますよね。そんな状態では、誰でも心に余裕を持った育児は難しいでしょう。
赤ちゃんを保育園に預けて自分も仕事を持つようになると、「仕事が気分転換」と考えられるようになるかもしれませんし、赤ちゃんと接する時間がより大切に思えることでしょう。

 

乳児を保育園に預けるデメリット

メリットだらけのようにも思えますが、デメリットがあることも覚えておきましょう。

 

【病気・感染症】
生後6ヶ月頃までママからもらった免疫に守られています。この免疫が切れるころから、保育園でいろいろな病気や感染症をもらってくるでしょう。
免疫力が付くというメリットもありますが、病気のたびにママかパパが仕事を休むことになり、それが続くと職場での居心地が悪くなる場合があります。

 

【毎朝、涙の別れ・・・】
別れる時に大泣きされ、毎朝、後ろ髪を引かれる思いで保育園を後にすることも。そのたびに、我が子に辛い思いをさせてまで働く意味ってなんだろう?と悩むママもいます。
でもこれは乳児だけでなく幼児クラスのママも一度は経験することです。
保育士の話によると、ママの姿が見えなくなると案外ケロッと泣き止んで遊び始める子が多いそうですよ。
その分、お迎えに時間には飛び切りの笑顔でハグしてあげましょう。ママは必ず迎えに来てくれる、それがわかるようになると安心して泣かずにバイバイできるようになりますよ。

 

まとめ

乳児保育に関しては、それぞれの立場からいろいろな意見がありますよね。
やっぱりずっと自分の手で育てたいと思ったのなら、そうすることができるのも保育園の良いところです。義務教育ではないので、いつでもやめることだってできるのです。
3歳になってから保育園に入りなおしても良いですし、幼稚園を選択することもできます。

この記事を書いたライター

北村 美涼
北村 美涼

関西在住、1男1女を持つワーキングママです。 産休、育休、フレックス、時短、在宅、テレワーク、といろいろな勤務体系経験済み! ハワイとたこ焼きと太陽の塔が大好き!どれも私のパワーのみなもとです。

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