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働くママの母乳の授乳問題

働くママは授乳はどうする?

ママの仕事復帰が決まり、赤ちゃんを保育園に預けることになると、気になるのが授乳の問題。

主に「母乳育児」が続けられるか?について頭を悩ますママは多いでしょう。

 

ママが働いている間は自分で授乳することができませんから、断乳してミルクに切り替えようか、できる範囲で母乳育児を続けようか悩ましいですよね。

 

そこで今回は、働くママの授乳問題「母乳育児の継続」について考えてみたいと思います。

 

働くママが完全母乳を続ける方法

働きながらも完全母乳で育てていく方法は、主に以下の2種類あります。

 

【冷蔵保管した母乳を使う】

搾乳した母乳をすぐに保冷ボトルや保冷バッグに入れ、冷蔵庫で保管しておく方法です。

最大24時間の保管が可能で、保育園に搾乳した母乳を持っていくことになります。

冷蔵していた母乳は、温めてから授乳してもらいます。

 

ただし、冷蔵した母乳はあまり長く保管ができないため、早朝・夜間などにこまめに搾乳する必要があり、ママの体にも時間的にも大きな負担がかかります。

 

 

【冷凍保管した母乳を使う】

搾乳した母乳を保冷バッグに入れて冷凍保管しておく方法です。

冷蔵よりも長時間の保管ができ、冷凍庫にストックしておくことが可能です。

 

しかし、母乳は急激に解凍すると成分が変化してしまうため、電子レンジや熱湯を使った解凍ができません。

使用の際は、赤ちゃんの授乳の時間に合わせて冷蔵庫解凍するか、ぬるま湯の流水で解凍して、さらに湯煎で温める必要があります。

 

保育園での母乳の授乳は行っていないことも

保育園によっては、母乳育児を行っておらず、ミルクで授乳するようお願いされることもあります。

完全母乳を考えているママは、あらかじめ保育園で母乳は飲ませてもらえるのか、確認しておきましょう。

 

もし行っていなくても、交渉してみることで対応してくれることもあります。

しかし、母乳の管理は難しいため、母乳育児が断られるケースもあることは、覚えておきましょう。

 

働くママには「変則授乳」がおすすめ

冷凍や冷蔵保存の母乳で対応することも、決して無理なことではありませんが、実際のところ衛生面の心配や保管した母乳の管理が大変ですよね。

そこで、働くママの中には変則授乳という方法を取っている方が多くいます。

 

【変則授乳とは?】

保育園にいる時はミルクや離乳食を食べて過ごし、家に帰ってからは母乳を飲むという授乳方法です。

最初はママもおっぱいが張るでしょうから、日中にも搾乳が必要です。

 

しかし、変則授乳を続けていくことでママの体が徐々に慣れていき、日中の搾乳回数が減る、もしくは不要になり、夜にだけ母乳が出るようになるのです。

完全母乳ではないのですが、ママにも保育園にとっても負担が少なく、母乳育児を無理なく続けていきやすい方法です。

 

働くママが変則授乳を行うメリット

赤ちゃんに母乳を与えることには、多くのメリットがあると言われています。

例えば、母乳には免疫成分が含まれていることや、乳児突然死症候群の発生割合が低くなることなどが挙げられます。

 

また、母乳は赤ちゃんにとっての安定剤にもなるため、一緒にいられる時間だけでも、直接赤ちゃんに母乳を与えていきたいですね。

 

もちろん、赤ちゃんが成長するためにはミルクでの授乳でも、成長には全く問題はありません。

日中はミルクで、一緒にいられる時間は母乳で授乳ができる変則授乳は、働くママにとってメリットが多くある授乳方法と言えるでしょう。

 

働くママが変則授乳を行う注意点

働くママにとってメリットが多くある変則授乳ですが、注意点がいくつかあります。

 

【乳頭混乱を起こすケースがある】

園での授乳は哺乳瓶で行うことになるため、乳頭混乱を起こして赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がってしまい、園では飲んでくれないというケースもあります。

 

解決方法としては、乳頭混乱を起こしにくいニプルがあるため、そちらを試してみるのがいいでしょう。

また、保育園に通う前に、家庭でも哺乳瓶でミルクを飲む練習をしておくといいですね。

 

コップが使える月齢でしたら、コップでミルクを飲んでも構いません。

離乳食が後期に入り、よく食べているようでしたら、無理に日中のミルクを与えず、保育園と相談しながら様子を見てみてもいいでしょう。

 

 

【休みの日の授乳リズムに気を付ける】

ママの仕事が休みの日は、赤ちゃんと一日中一緒に過ごすことができますが、日中は母乳は与えないようにしましょう。

ママの授乳リズムが狂ってしまうと、仕事中にもおっぱいが張るようになってくるからです。

 

なるべく母乳を与えてあげたいところではありますが、保育園の生活リズムと同じように、ミルクを飲んで過ごすようにしてくださいね。

 

まとめ

働きながら母乳育児を行うことは大変なこともありますが、それでも赤ちゃんに母乳を与えるメリットは多くあります。

しかし、ママがどんなに完全母乳を続けたいと考えていても、保育園の環境や搾乳ができる環境や時間などの確保が難しく、授乳を続けることが難しくなってしまうことも。

月齢が低い赤ちゃんほど、ママが母乳を与えながら働くということが大変に感じてしまうようで、断乳を検討する傾向が高いようです。

完全母乳が大変だと感じたら、こだわらずに変則授乳に切り替えることもおすすめですので、検討してみてくださいね。

この記事を書いたライター

斉藤亜依
斉藤亜依

4歳と2歳のやんちゃ娘を育児中の元保育士。現在は旦那の自営業を支えながらも、保育や子育ての経験を活かせる仕事がしたい!と強く思い、上の子の出産を期にライターの仕事をしています。 ワ―ママ×ワンオペ育児でキツイと感じることもありますが、同じように仕事や育児に奮闘するママに寄り添えるような記事をお届けしたいと思っています。

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