育児ストレスと仕事
子育てをしているママのほぼ全員が、多かれ少なかれ感じているであろう育児ストレス。
そのすべてを解消することは難しいですが、できることなら少しでも軽減したいですよね。
ママによっては「仕事をしていると育児ストレスが解消される」という声も聞きます。
そこで今回は
・そもそもママが育児ストレスを感じる原因は何か
・育児ストレスは私語をすることによって解消できるのか
などについて、詳しくまとめました。
育児ストレスの原因とは?
ママが育児ストレスを感じる時とは、どのような時なのでしょうか。
よく聞く声をご紹介します。
【一人の時間が持てない】
ママの多くが「一人の時間が持てない」と感じているのではないでしょうか。
特に赤ちゃんの時期は、常に抱っこをしていないと泣かれてしまったり、赤ちゃんが眠っている時間に家事などを大急ぎでするというママもいますよね。
「一人の時間」はテレビをゆっくりと見たり、休憩をするだけの時間ではありません。
温かいご飯をゆっくりと食べることや、鍵を閉めてトイレに入ること、のんびりと湯船に浸かること、好きな音楽を聴くことなど、子どもが生まれる前にしていた何気ないことも、振り返れば「一人の時間」が十分にあったからこそ。
ちょっとした日常の行動一つも心にゆとり持ってできないというのは、ママにとって大きなストレスと感じるようです。
【いつも「ママ」でいること】
育児をしながら家にいると、いつも「ママ」でなければいけませんよね。
ママ自身も、ママである以上に一人の人間であり女性です。
しかし、子育てのみをしているとどうしても「ママ」としての顔がメインになりますよね。
また、ママだって、一人の人間のはずなのに、子どもはもちろんのこと、パパからも「ママ」と呼ばれたり、ママ友からも「〇〇ちゃんママ」と呼ばれたりすることもあると思います。
常に「ママ」でいることは幸せなことでもありますが、その反面自分がどこかへ行ってしまったようで寂しさやストレスを感じるといったママは多いようです。
【変化のない繰り返しの毎日】
育児中は、変化のない繰り返しの毎日にストレスを感じているママもいます。
特に赤ちゃんのうちは、
起床→朝食→散歩→朝寝→昼食→昼寝→お風呂→夕食→就寝
などといったように、1日のスケジュールが固定されることが多く、日々の変化が少なく感じますよね。
出産前まで働いていたママは特に、なんとなく過ごす毎日が間延びして感じて、ストレスに感じてしまうのかもしれません。
【「やって当たり前」の育児や家事】
ママが日々こなす育児や家事は、「やって当たり前」として捉えられることが多いですよね。
仕事では自分の働きぶりが評価されるのに対して、「やれて当たり前」「やれなければ手抜き」と、減点方式のように感じる育児や家事。
そんな生活にストレスを感じているママもいます。
家事や育児は、ママはもちろんパパも一緒に行うべきことなのですが、パパの協力が得られないと、ますます負担に感じるママも多いようです。
育児ストレスは仕事で解消できる?
上述したような育児ストレスは、仕事で解消できることもあります。
育児をしていたママが仕事をすることにより、どのような効果があるのかをご紹介します。
【「一人の時間」が持てるようになる】
仕事をすることで、今まで持てなかった「一人の時間」が持てるようになります。
もちろんのんびりと休憩はできませんが、通勤時間に好きな音楽を聴いたり、昼休憩には自分のペースで昼食をとることができるようになるでしょう。
また、トイレも誰かに邪魔をされることなく入れます。
こんな些細なことですが、ママによってはこれらが大きなストレス解消になるかもしれません。
【「ママ」以外の顔を持てる】
仕事をすると、「ママ」以外の顔を持つことができます。
もちろん職場では「〇〇さん」と呼ばれ、誰かのママとしてでなく、一人の人間としての立場が持てます。
家と職場でのオンオフの切り替えが、ママにとって良いストレス解消になることもあるようです。
【評価や達成感を得られる】
育児ではなかなか得られない、達成感や他者からを得られることも仕事をしているからこそのメリット。
自分の仕事ぶりを認められることで、「私の居場所は家以外にもあるんだな」と感じられ、育児ストレスが解消されることもあるでしょう。
育児や家事だけの単調な毎日から、仕事をすることでメリハリのある日々に変化するかもしれませんね。
まとめ
上述したように、仕事をすることでストレスが大きく軽減されるかもしれませんが、逆にストレスが増えてしまうケースもあります。
育児と家事、そして仕事の両立は思った以上に大変なものです。
また、子どもを幼いうちから保育園へ預けて仕事をすることにストレスを感じるママもいるでしょう。
もちろん、やってみないと分からないこともあります。
仕事をすることで育児ストレスも解消できて、毎日を生き生きと過ごすことができたならばとても良いことですよね。
しかし、もし「少しストレスを感じるな」と思ったら、無理をせずに、自分と子どもの心と体を第一優先にするようにしてくださいね。