「働くママ」になるための就活
子育てに専念するために、専業主婦として過ごしていたママも、子育てが少し落ち着いてくると働きたいと思うこともあるのではないでしょうか。
現代では、働くママも珍しくありませんが、子どもを持ちながら働くことは思った以上に大変なことではあります。
しかし、ママが働くということは、大変さもある一方で様々なメリットもありますよね。
今回は、働くママになるための第一歩である就活の際のポイントについて、以下で詳しくまとめました。
就活のポイント①譲れない条件を整理する
働くママになるにあたって、自分の中での譲れない条件をしっかりと整理するようにしましょう。
譲れない条件とは、家庭によっても異なると思います。
そして条件をあげればあげるほど、どんどんと増えていくことでしょう。
もちろん、すべての条件を満たした職につくことができれば理想的ですが、なかなかそうもいかないのが現実ですよね。
そのため、まずは絶対に譲れない条件を1~2点に絞って就活をすると活動がしやすいですよ。
働くママが就活するにあたって、重要視するべき条件の例をご紹介します。
【条件①残業・休日出勤の有無】
残業や休日出勤がどの程度あるのかを重要視するママは非常に多いのではないでしょうか。
家庭によっては、保育園のお迎えはパパが担当してくれたり、パパが休みの日に子どもを見ていてくれるので休日出勤が可能という家庭もあるかもしれませんね。
しかし、一般的には残業や休日出勤は難しいというママが多いはず。
そのため、残業や休日出勤の有無はしっかりと事前に確認し、難しそうならば候補から外す必要がありそうですね。
【条件②家や保育園からの距離】
家や保育園からの勤務地の距離も、働くうえでは大切な条件ですよね。
特に働くママの朝は慌ただしいため、なるべく家や保育園からの距離が近い方が心にも余裕が持てます。
実際に朝の支度にどのくらいの時間がかかるかをイメージして、どのくらいなら許容範囲なのかを計算してみると良いでしょう。
また、託児所や企業内保育園のある会社もあるため、それらを条件に就活をしても良いかもしれませんね。
【条件③給与面】
働く理由は人それぞれですが、やはり気になるのが給与面ですよね。
「子どもがいるから・・・」という理由だけで、自分自身を過小評価して少ない賃金で妥協するママもいるかもしれませんね。
しかし、今までの自分のキャリアなどを客観的に考え、自分の納得のいく報酬で働くということも大切です。
就活のポイント②できないことは伝える
働くママになるべく就活をしていても、条件が合わなかったり、採用につながらなかったりすることも珍しくありません。
ママとしては、就職先がなかなか決まらないと焦りを感じてきてしまいますよね。
しかし、どれだけ焦っていたとしても、できないことはしっかりと「できない」と伝えるのが重要です。
たとえば、
・「残業はできますか?」
・「土日は出勤できますか?」
・「子どもの体調不良時に預かってくれる人はいますか?」
このような質問は、面接時には高確率で聞かれる質問です。
そんな時、就活がうまくいっていないと、たとえ難しそうだとしても焦りから「大丈夫です」と言ってしまうママもいるかもしれません。
しかし、そのような回答をしてしまうと、いざ就職したときに苦労するのはママ自身。
難しいことは難しいと事前にしっかりと伝たうえで、それを理解してくれる会社と巡り合えると良いですよね。
もちろん、すべて「できません」では、苦い顔をされてしまうこともあります。
「残業は難しいけれど、月に1度は土曜出勤が可能です」など、ママのできる範囲で頑張れることも、加えて伝えられると良いでしょう。
就活のポイント③家族との連携を密に
就活するにあたって、パパをはじめとした家族との連携を密にとるようにしましょう。
先述した、働くママになるにあたっての「譲れない条件」も、ママ一人ではなくパパと話し合って決めることが大切です。
働くママになったとしても、子育てや家事は行わなければなりません。
そのため、今後の生活を家族でしっかりとイメージしておくようにしましょう。
具体的には、
・子どもの体調不良の時はどのように対応するのか
・家事の分担はどうするか
・保育園の送迎の対応
などから話し合いましょう。
話し合ったうえで就活をスタートさせるとさせないとでは、夫婦ともに「こんなはずではなかった」と思うことが減りますよ。
パパの仕事が有休をとりやすいのか、在宅勤務が可能なのか、フレックスタイムを活用できるのかなども、ママの就活スタート前に今一度確認しておくと良いでしょう。
まとめ
ママが働くことによって、収入が増えたり、ママ自身のリフレッシュや生きがいになったりと様々なメリットがあります。
しかしその一方で、家事や育児の両立に苦戦し、疲れ切ってしまうママがいるのも現実です。
そして残念ながら、働くママはまだまだ肩身の狭い思いをすることもたくさんあります。
なるべくそのようなことにならないためにも、就活の段階で就職後の生活をしっかりとイメージしておけると良いですね。