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保育園で食べるおやつってどんなもの?
保育園に入園すると、給食の他におやつの時間があります。
赤ちゃんクラスでも、離乳食が進んできた子から、おやつを食べるようになるでしょう。
おやつを食べると聞くと、赤ちゃんが糖質や塩分、カロリーを摂取しすぎてしまうのではないかと、心配になるママもいるかもしれませんね。
そんな不安を解消するため、赤ちゃんが食べる保育園のおやつについて、詳しく見ていきましょう。
保育園でおやつを提供している理由
保育園でおやつが出るのには、主に以下のような理由があります。
大人と違い、「おやつ」の解釈が異なりますので、正しく理解しましょう。
【理由①必要な栄養やエネルギーを補うため】
体が発達段階の子どもや赤ちゃんは、成長のために多くの栄養を必要とします。
代謝も活発で、遊びを通じた運動量も多いため、エネルギーの消費も激しくなります。
しかし、大人に比べて一度に多くの食事がとれない赤ちゃんや子どもは、1日3食の食事だけでは必要な栄養やエネルギーを摂取しきれないのです。
そのため保育園では、食事と食事の間に「補食」として、おやつの時間を設けています。
【理由②食育の一環として】
おやつには、給食にはないような味、食感、形などを楽しめるものもあります。
おせんべいなど固さのあるおやつ、子どもの興味をそそる形のビスケット、数を数えながら分け合って食べるスナック、旬のフルーツ、特別な日に食べるケーキなど、子どもの食育に繋がる大切な時間としておやつタイムを設けているということもあります。
保育園のおやつを食べる時間
保育園によって多少異なりますが、多くの保育園ではおやつの時間を以下のように設けています。
赤ちゃん~2歳児クラス:9時(登園後)と15時(昼寝後)に
年少~年長クラス:15時(昼寝後)に
小さな子どもの場合、1回に食べられる量が少ないため、給食の時間前にお腹が空かないようにおやつの時間を2回設けている園が多いようです。
一方、もうすぐ学童期に入る子どもの場合は、1度に食べられる量も増え来るため、午後にのみおやつの時間を設けている園もあります。
ただし、これはその園のスケジュールや方針によっても多少異なりますので、気になる場合は、事前に確認しましょう。
保育園で食べるおやつの種類
赤ちゃんのクラスでは、離乳食に慣れてきた生後7ヶ月以降からおやつを食べるようになることが多いようです。
一般的にはバナナなどの果物やヨーグルト、小さめのおにぎりやサンドイッチ、お芋などが出ることが多いでしょう。
また、赤ちゃんせんべいのような市販のおやつを提供している園もあれば、手作りおやつとして蒸しパンやパンケーキなどが出る園もあり、施設によってそれぞれです。
市販のお菓子と聞くと、食べ過ぎが心配になるかもしれませんが、給食と一緒におやつもカロリー計算がされ、1日の量も決まっているため、食べ過ぎの心配はないでしょう。
誕生会は、1人に1個、カットケーキを食べられる園もあったり、行事によっては柏餅やお月見まんじゅうなど、季節を感じられるおやつが出されることもありますよ。
まだケーキが食べられない赤ちゃんには、ゼリーやヨーグルトなど、その時期にも食べられるおやつを出してくれるので安心してくださいね。
保育園のおやつにアレルギーがある場合は?
おやつを提供する際は、必ずアレルギー表示を確認しています。
アレルギーがある場合も、代わりのおやつできちんと対応してくれますので、事前に申請しておくようにしましょう。
特に赤ちゃんの場合は、初めて口にする食材も多いもの。
なるべく自宅で練習し、問題ないかどうか反応を見て先生とよく相談するようにしてくださいね。
保育園のお菓子を食べてくれない時は?
赤ちゃんにも好みがあり、おやつを嫌がって食べないこともあります。
また、園での雰囲気に慣れず食べてくれなかったり、食べ慣れないおやつではないことで嫌がったりするケースも。
ミルクや離乳食でしっかり栄養を摂っていれば、無理におやつを食べる必要はないからので、です。
少し様子を見て、自分から食べられるようになるのを待ってあげるといいかもしれません。
そこは先生とよく相談しながら進めていきましょう。
おやつを食べないからといって無理強いしたり、心配しすぎたりせず、赤ちゃんが楽しく食べられるようになるまで一緒に見守っていく姿勢を持つようにしてくださいね。
まとめ
補食や食育の意味を果たす保育園のおやつ。
時間も量も決められているので、食べ過ぎを心配する必要はありません。
また、赤ちゃんが食べてくれなかったとしても、離乳食やミルクで栄養がしっかり摂れているのであれば問題ないので、おやつは無理強いしなくても大丈夫ですよ。
今回ご紹介した保育園でのおやつタイムについては、あくまで一例です。
その園によっても多少変わりますので、心配なことがあれば早めに先生に相談してくださいね。