働くママが抱く”罪悪感”
働くママの多くは、育児中に仕事をしていることに何らかの罪悪感を抱いているケースが多いですよね。
その内容は様々ですが、全てにおいて言えるのは、その罪悪感に、ママは常に苦しめられているということ。
具体的にどんな罪悪感を働くママは抱いているのか?
そして、どうしたら、それらを解消することができるのか?
今回は、働くママが抱く罪悪感についてまとめてみました。
家庭における働くママの罪悪感
働くママが、家族や家庭に向けて抱く罪悪感は、主に以下のようなものが挙げられます。
・子どもを保育園などに預けなければならない
・ママの帰りが仕事で遅くなってしまう
・休日出勤などで家族の予定が変更になる
・時間的に忙しいので家事がおろそかになりがち
・疲れからイライラしてしまう
など。
特に保育園に子どもを預ける際に、毎朝泣くわが子を引き離して仕事に行かなければならないのは、働くママにとって苦しい瞬間でしょう。
「私が働いていなければ、もっと一緒にいられるのに」と罪悪感を抱いてしまうことが多いようですね。
職場における働くママの罪悪感
職場に対して働くママが抱く罪悪感とは、主に以下のようなことが考えられます。
・子どもの体調不良で急に欠勤や早退があり、仕事が中途半端になってしまう
・そもそも時短勤務で迷惑をかけている
・子どもの行事で休むこともあり、大事な仕事を任せてもらえない
など。
やはり子どもが小さいうちは、急に子どもが熱を出したから…などで、休んだり早退したりすることも多く、仕事に穴をあけてしまうこともありますよね。
以前のようにバリバリ働きたいと思っていても、子どものことが最優先ですから、思うように働けず、「働きたいのに働けない」というジレンマに悩まされるママは多いでしょう。
加えて、周りの人に迷惑をかけて申し訳ないなど、仕事の貢献度が低いことに罪悪感を抱くママもいます。
働くママの罪悪感を解消するには?
多くのママが抱いている、仕事をすることへの「罪悪感」。
しかし、周りのことばかり考えて、ママの心が疲弊してしまっては勿体ないですよね。
子どもや家族、職場の同僚や上司に対する様々な罪悪感と、どう向き合ったら良いのでしょうか。
【同じ働くママと共有する】
働くママが、仕事をすることへの罪悪感を抱いたときは、同じような境遇に悩んでいる働くママと、つらい気持ちを共有し合いましょう。
愚痴や悩みを打ち明けることで、「自分だけじゃないんだな」と心強く感じるでしょう。
パパには理解し難いような、ママが抱く罪悪感も、同じ働くママ同士、理解し合えるかもしれません。
ただし、気持ちを打ち明ける相手は、ママ自身が信頼し、「この人ならわかってくれる」という人にするようにしましょう。
安易にSNSなどで悩みを相談すると、心無いコメントに、さらに傷ついてしまうこともあります。
【働くことに胸を張る】
出産前に比べて、今はまだ仕事を思うように進めることができないかもしれませんし、働くことで子どもに寂しい思いをさせてしまっているかもしれません。
しかし、働いていることに胸を張りましょう。
子どもが成長すれば、働くママを「カッコイイ」と尊敬し、応援してくれるようになります。
そして、職場や家族など周囲の人も、必ず頑張って働くママを理解してくれるようになります。
ママがいつまでも後ろめたさや罪悪感を抱えたままでいるのではなく、胸を張り、頑張っている自分に自信を持つといいですね。
【できないことは周りに頼る】
働くママは、時短ワークだったり、急に休んだりすることもあるので、任された仕事をスムーズに進めることができないかもしれませんね。
そんなときは、無理に頑張ろうとせず、できないことは周りに頼りましょう。
それは、職場であっても家庭であっても同じです。
全て完璧にこなせる人はいませんから、完璧さを求めるのではなく、今自分ができることを、最大限に頑張るだけで良いのです。
周りに頼ることは決して悪いことではありません。
ただし、何かを依頼するときは、必ず感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
そうすれば、周りも快く受け入れてくれますよ。
【今は仕方ないと割り切る】
子どもが小学校に入り、ママの手からどんどん離れていけば、必ずまた、しっかりと働ける日がやってきます。
今はまだ仕方ないことであると割り切ることも重要です。
子どもを保育園に預けることで、子どもとの時間が減ってしまっても、それは決して悪いことばかりではありません。子どもの自立心が芽生えたり、子どもの世界が広がったりとメリットもたくさんあります。
時間の経過とともに改善されていく環境もあるので、現状を受け止め、割り切って働くことで、少しはママの罪悪感が軽減されるかもしれませんよ。
まとめ
働くことへの罪悪感から、仕事を諦めてしまうママも決して少なくありません。
しかし、周りのことばかり考えて、自分のやりたいことを諦めてしまっては勿体ないですよね。
働ける環境がそこにあるのであれば、それは決して悪いことではありません。
働くママだからこそ、子どもにしてあげられることもたくさんあります。
働くことを負い目に感じず、いつも胸を張りましょう。
そんなママは、きっと子どもから見てもキラキラ輝いているはずですよ。