子育てママがパートで働くには
子育て中には何かとお金がかかるもの。赤ちゃんのときのおむつ代から将来の学費まで、かかるお金を計算するとキリがないですよね。そのため、少しの時間だけでも働きたいと、パートタイマーとしての就業を考えているママも少なくありません。
また、気分転換にパートに出たい、今後のキャリアのことを考えてまずはパートで社会復帰をしたいなどというママもいるでしょう。子育て中のママが働くにはどのような点に気を付けてパートを探せばいいでしょうか。また、子育てとパートを上手に両立させるコツとは?気になるあれこれをまとめてみました。
子育てママのパート先の選び方
子育て中のママがパートをするにあたって、どのような点に配慮してパート先を選べばいいでしょうか。もちろん、やりたい仕事であるかも重要なポイントですが、それ以外にママだからこそ考えておきたい点を4つご紹介します。
【1.希望の時間に働けるかどうか】
まず、希望の時間に働けるパート先を探しましょう。子どもが1人で留守番ができる年齢になるまでは、パート中の子どもの預け先について考慮しなければいけません。託児付きの職場、子連れ出勤可の職場以外は「子どもを預けられる時間=希望の仕事時間」となるのではないでしょうか。
預け先として真っ先に思いつくのは保育園や託児所などの保育施設ですよね。しかし近年、保育園の入園を希望しても定員数の問題から入園できないという待機児童問題が深刻化しています。特にパートタイムで働くママは、フルタイム勤務のママよりも入園のハードルが高いという地域もあります。
また、預けられる時間が決められていたり、土日などは保育を受け入れていなかったりなど保育園によってさまざま。それに合わせ、「平日の日中だけ働きたい」、「残業はできない」など希望を受け入れてくれ、無理なく働けるパート先が理想です。その他、家族、親せきに子どもを預けて働くという選択をする方もいますよね。家族の都合などにも配慮し、相談しながらパート先を探しましょう。
【2.子どもを預けやすく、迎えに行きやすい場所であるか】
パートへ行く前に子どもを預けたり、終わって子どもを迎えに行ったりすることを考えると、職場は預け先から、または家から近い場所が便利です。子どもの急な体調不良やケガなどで園から電話がかかってくることはよくあること。近ければ対応もしやすいので、職場の位置は重要です。
【3.シフトに融通が利くか】
用事があるときにお休みを取りやすいかも重要なポイント。子どもが小さいと、健診や園の行事などの他、体調不良で休むことも多くなりがちです。そんな時にシフトに融通をつけてもらえやすいかどうかもチェックしましょう。子育て世代のママが多く働いている職場であれば、融通が利くことが比較的多いです。
【4.保育料とのバランスは適切かどうか】
「パート代を生活費の足しにしたい!」 など、パートを収入源として考えている場合は月の収入と保育料のバランスを見ましょう。収入のほとんどが保育料に消えてしまっては働く目的を果たせなくなります。保育料とのバランスを考え、収入面も考慮しましょう。
子育てとパートの両立のコツとは?
子育てとパートを両立するのは時間や体力だけでなく、時には精神的にも大変な場合もあります。上手に両立させるには、次のようなコツをつかみましょう。
【1.生活リズムを整える】
まずはママ自身も子ども自身も生活リズムを整えましょう。夜はしっかりと早く寝て、朝は早く起き、毎日規則正しく過ごすことを目標にしましょう。規則的な生活は心身ともに健康の元です。1日のスケジュールを組みやすくなります。
ママも子どももおうちではしっかりと休み、また次の日の活力にするというサイクルを作りましょう。
【2.メリハリをつける】
パート先では仕事、家庭では育児に家事、とメリハリをつけましょう。職場に家庭の悩みを引きずったまま行ったり、職場での悩みを家庭に持ち込んだり。そんな時は気分がふさぎがちになったり、失敗も多くなったりしがちです。メリハリをつけ、目の前のやるべきことに集中してみましょう。
【3.パパや家族に協力をお願いする】
ママ1人でパート、育児、家事を全てこなすのは難しいです。パパや家族など、周りに協力をお願いしましょう。何かあれば頼みやすい関係をパートを始める前から築いておけると理想的です。
【4.頑張りすぎないで割り切る】
全て完璧にこなそうと頑張りすぎるのもよくありません。パートの日は簡単な時短料理で乗り切る、できなかった家事は週末にまとめてするなど、ある程度割り切ると子育てとパートの両立がしやすくなります。
まとめ
子育て中のママがパートを始めるには、事前のパート先選びがとても重要です。また、両立するためにはコツが必要で、パパや家族の協力は欠かせません。決してママだけが頑張りすぎず、家族みんなが楽しく暮らすことを目標にできるといいですね。