働くママは子どもへの影響がある?
子育てと仕事を両立させている働くママ。
そんなママが子どもに与える影響というものはどのようなものか考えたことはありますか?
子どもへの影響と聞くと、子どもに寂しい思いをさせてしまうなどの、良くないと思われる影響を思い浮かべる人もいるかもしれません。
しかし、それだけでなく、家庭とは違った環境での成長ができるなど、子どもにとって良い影響、つまりプラスの影響もありますね。
今回はそのような働くママが子どもに与える影響について考えていきます。
働くママの子どもに与える良い影響
働くママが子どもに与える影響にはどのようなものがあるでしょうか。
まずは、子どもにとってのプラスの影響はどのようなところか考えていきましょう。
【世帯収入が上がる】
まず、ママが働くと、それだけ世帯収入が増えます。
子どもを育てるにはお金はどうしても必要ですが、パパだけで働いているときよりも、少し余裕を持った生活ができる場合も。
子どもが望む習い事をさせる、年に何回か家族旅行に行くなど、理想の子育てや家族での過ごし方などを叶えられる可能性がアップすることもあるでしょう。
【家庭とは違う環境での成長が期待できる】
ママが働く場合、子どもを保育園などに預けて働くことが多いでしょう。
家庭とは違った環境も経験することで、違う刺激が子どもに加わり、心身ともに成長できることもあります。
【働く女性の姿を見せられる】
日本でも女性の社会進出はどんどん進んでいます。
これからの社会を支える子どもたちに、ママを通して働く女性の姿を見せることは、プラスの影響であることは間違いありません。
特に子どもが女の子の場合、小さい頃から就業していた家庭で育った子の方が、そうでない家庭で育った子よりも、フルタイムの仕事への就業率が高かったり、高いキャリアと報酬を得る可能性が高いと言われています。
男の子の場合はあまり変わりはありませんが、今後働く女性が増えた社会で仕事をすることにおいて、働く女性への理解も高まることでしょう。
また、出産や育児、家事などを夫婦で取り組んできた家庭で育った子は、将来家庭を持った時に、性別関係なく積極的に家事や育児に取り組む傾向も高いと言われています。
【ママのいきいきした姿が見せられる】
どのようなことでも、一生懸命になり、いきいきと過ごしている人はとても素敵ですよね。
仕事に対しても情熱を持って働いているママの姿を子どもに見せられたら、良い影響になるでしょう。
また、キャリアアップなど成功する姿、そのために努力している姿を見せることも、子どもにとって大きなプラスになるはずです。
働くママの子どもに与える良くない影響
反対にママが働くことでマイナスだと考えられる点はどのようなところでしょうか。
【ママの時間的余裕がない】
働いていて時間的余裕があまりない場合、家庭においても忙しなく動いているママの姿が子どもに残るかもしれません。
その姿を見ていた子どもが、「一緒に過ごす時間が短くて寂しい」と感じると、良くない影響になることも。
【ママに精神的余裕がない】
時間に余裕がないと、精神的な余裕もなくなる場合も多くあります。
ストレスを発散せず、ため込んでしまうのは当然ママにとってよくありません。
しかし、そのストレスの発散のさせ方次第では子どもに良くない影響を与えてしまうことがあります。
良くない影響を与えるストレス発散のさせ方は、子どもの前でパパなど他の人に当たる、また子ども自身に当たるなどした場合です。
人に辛い思いをさせて、自分の気持ちが楽にする方法を、子どもが良いことと思ってしまう可能性があります。
将来、子どもにストレスが溜まった時、第三者に当たるのが当然の発散方法だと思ってしまうことも。
仕事のストレスは趣味など他のことに没頭したり、思いっきり休むことで発散するなど、良いストレス発散方法を見せれば、それは子どもにも良い影響となるでしょう。
【保育料と給料であまり収入として期待できない】
世帯収入を増やすために働いたものの、保育料と給料があまり変わらず、プラスとしての収入が期待できないという場合もあるかもしれません。
キャリアを途切れさせないために働いている人もいるかもしれませんが、収入としては±0、むしろマイナスという時が続くと、働くことが精神的に辛くなることもあるでしょう。
長期的にその状態が続く場合は、転職、もしくは家庭で育児もしながらリモートワークするなど、働き方も再度見直してみるのもいいかもしれません。
まとめ
ママが働くことは子どもには少なからず何かしら影響はあるもの。
しかし、それは悪いことばかりではなく、子どもにとってもママにとってもプラスとなる影響もあります。
プラス面のメリットが大きいのか、マイナス面が大きいか、家庭やママパパの考え方によっても異なるでしょう。
子育てはいつかは終わります。
その時にどのような姿の女性でありたいか、今だけを見るのではなく、長い目で将来のことも見ながら、家族にとってのプラスの影響を増やせる働き方を見直してみるのもいいですね。