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授乳中にイライラする原因と対処法

授乳中のイライラ

我が子の授乳中にイライラしてしまった経験はありませんか?
本来幸せな時間のはずですが、授乳中にイライラしたり、なんとなく違和感を感じるママは多いようです。
なかには自分のことをダメな母親だと思い込んで悩んでしまったり、授乳が苦痛になったりしてしまうことも。

 

実は授乳中のイライラにはきちんとした原因があり、多くのママが経験する普通のことなのです。
とはいえ、昼夜問わず1日に何回もする授乳が苦痛になってしまうと辛いですよね。
今回は授乳中のイライラの原因や、対処法についてご紹介します。

 

なぜ授乳中にイライラするの?

授乳中にイライラしてしまう原因は1つではなく、さまざまな要因があります。

 

【①不快性射乳反射(D-MER)】
母乳を飲ませようとしたときにイライラだけでなく不安を感じたり、気分の落ち込みや心がザワザワ・ゾクゾクする不快な症状が現れるのが不快性射乳反射です。

 

授乳をすると、赤ちゃんが乳首を吸う刺激が脳に伝わってホルモンが分泌されます。
このホルモンは、心地よいといったプラスの感情に関係する脳内伝達物質のドーパミンの分泌量を低下させる作用があります。
そのため赤ちゃんの授乳を不快に感じてしまうのです。

ホルモンの反射的な反応で起こる生理現象ですが、悲しくなって涙が出たりすると心配になってしまいますね。

 

【②おっぱいトラブル】
母乳育児をしているとおっぱいのトラブルはつきものです。
乳腺炎になったり乳首が切れてしまったりといった、痛みや苦痛を伴うものが多いためストレスや不安を感じてイライラしてしまう原因になります。

乳腺炎は繰り返すこともあり、日頃から気を付けてケアをするのも大切です。

 

【③母乳育児ストレス】
母乳は足りてる?抱き方はあってる?体重は増えた?
母乳育児をしているママはストレスを感じやすい状態です。

 

食生活に気を使い、授乳に合わせたタイムスケジュールや寝不足なども加わって、疲れも溜まりがちになります。
さらに低月齢のうちは授乳に取られる時間も多く、なかなか自分の時間も取れないストレスもありイライラしやすくなります。

 

授乳中のイライラの対処法

産後はホルモンバランスの崩れや、育児のストレスや不安からイライラして当然の時期です。
うまくイライラと付き合い、少しでもリラックスして過ごすことがママにも赤ちゃんにとっても大切ですね。
授乳中にイライラする際の対処法について見てみましょう。

 

【対処法①ホルモンのせいだと理解する】
不快性射乳反射は決して異常なことではありません。
母親失格なのでは?と思うかもしれませんが、まずは生理現象であることを理解しましょう。
自分のせいではないと分かると少しは気が楽になるかもしれません。

 

【対処法②リフレッシュする】
赤ちゃんが産まれたばかりだと授乳で1日が終わることもあります。
慣れない育児と寝不足で常に気を張った状態が続くと疲れてしまいますね。

 

ちょっとパパやおばあちゃん、地域の一時預かりサービスやベビーシッターさんにお願いして気分転換をしてみましょう。
1~2時間でも思いっきり寝たり、1人でお出かけしてみたりするのもリフレッシュできます。
ゆったりと自分の時間を過ごすことで、気持ちに余裕ができますよ。

 

【対処法③誰かに相談する】
1人で悩まず誰かに相談するのもおすすめです。
聞いてもらうだけで気持ちが落ち着くこともあります。

 

母乳外来や母乳相談室を利用してみるのも良いでしょう。
助産師さんに相談したら解決策が見つかるかもしれません。

 

【対処法④授乳を休む・やめる】
授乳をお休みしたり、やめてしまうのも1つの方法です。
ママが辛いなら、母乳育児にこだわらずミルクに変えてみてもいいかもしれません。

 

ミルクならパパやおばあちゃんも授乳に参加でき、ママも休憩できます。

母乳育児を頑張ってきたママは抵抗を感じるかもしれませんが、ママと赤ちゃんが笑顔で心地よく過ごせるのが1番です。

 

授乳中のイライラはいつまで続く?

授乳中の不快なイライラはいつまで続くのでしょうか。

不快性射乳反射に関しては授乳中のみに不快な症状が起き、授乳が終わると消えてしまいます。
多くは生後3ヶ月頃には治まると言われていますが、授乳中はずっと症状が続いていたママもいて個人差があるようです。

 

我慢しながら授乳を続ける人もいますが、症状が続いて辛い場合は断乳することで解決することもあります。
無理せずに助産師さんなどに相談しましょう。

 

おっぱいトラブルやストレスに関しても、いつまで続くかは個人差が大きいようです。
母乳育児に慣れたり、授乳間隔が空いたりすることで楽になることもありますが、断乳するまで続く場合も。
ママの負担にならないように、息抜きをしながら続けられたら良いですね。

 

まとめ

授乳時のイライラはホルモンの影響や、ママの精神的・肉体的疲労が原因で起こります。
ずっと続くことではないとはいえ、授乳のたびにイライラした気持ちになるのはつらいですよね。

1人で抱え込まず周りに相談したり助けてもらったりしながら、この時期を過ごしていきましょう。

この記事を書いたライター

中岡ゆり
中岡ゆり

5歳と2歳の男の子を育児中のママライター。ワンオペの毎日は大変ですが、バタバタと賑やかに過ごしています。 現在はパートをしながら、在宅ライターとしても活動中。ちょっとしたことで不安になり、心配していた0歳児育児。 同じように悩むママたちが、今しかない赤ちゃんとの貴重な時間を安心して楽しめるきっかけになるような記事をお届けしたいと思います。

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