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ミルク育児の基本情報

ミルク育児とは

粉ミルクとは、何らかの事情で母乳育児ができない場合に赤ちゃんに与えるもので、母乳が足りない赤ちゃんが補助的に栄養を摂取するために飲むこともあります。

 

母乳だけを飲ませて育てることを「完全母乳育児」と言い、ミルクと母乳を併用することを「混合育児」、ミルクだけを飲ませて育てることを「完全ミルク育児」などと言うことがあります。

 

母乳を与えることを推奨している傾向がありますが、粉ミルクを与えたからと言って赤ちゃんの健康や成長に問題があるわけではありません。
ママの体の状態や赤ちゃんの成長の様子、ライフスタイルに合わせて粉ミルクを取り入れても良いでしょう。

 

粉ミルクの種類

赤ちゃんの粉ミルクには、いくつか種類があります。

 

【育児用粉ミルク】
母乳の代替食品として与えるミルクで、一般的に粉ミルクというと育児用粉ミルクを表します。
育児用粉ミルクは、さらに以下の種類に分けられます。

 

 

《缶タイプ》

大容量なので、ミルク育児をメインに行っていきたい人向き。

 

スティックタイプ

定量のミルクが個装になっているもの。外出時や、母乳の補助としてミルクを少量作りたいという人向き。

 

《キューブタイプ》

定量のミルクがキューブになっているもの。スプーンでの計量が不要で調乳しやすい。

 

 

【フォローアップミルク】
離乳食後期になると、ミルクからではなく離乳食から主に栄養を摂取するようになりますが、それだけでは栄養が足りなくなる場合に、補助的に飲むのがフォローアップミルクです。
離乳食を3回食べる用になる生後9ヶ月ごろから使用可能になるものが多いです。使用については医師や保健師、栄養士と相談しましょう。

 

【アレルギー対応ミルク】
乳製品にアレルギーがある場合、通常の育児用ミルクが飲めないため、医師と相談しながら活用していく粉ミルクです。

 

ミルク育児のメリット

育児に粉ミルクを取り入れた時のメリットは以下の通りです。

 

【飲んだ量が分かる】
赤ちゃんが飲んだ分が一目で分かるので、ミルクの調整がしやすいというメリットがあります。
また、飲んだ量によって赤ちゃんの体調の変化にも気が付きやすいです。

 

 

【ママ以外の大人が授乳できる】
ミルクはパパや祖父母、保育士などママ以外の大人も授乳できるので、預かってもらったり、夜間の授乳も交代してもらえ、ママの負担をかなり減らすことができます。

 

 

【寝つきが良くなる】
粉ミルクは母乳に比べるとお腹の持ちが良いので、夜間の授乳の回数が減る傾向があり、ママの負担が減ります。
そのため、普段は母乳を与え、夜に眠る前だけミルクに切り替えているというママもいます。

 

 

【授乳場所を選ばない】
外出先で授乳室がない場合でも、調乳セットを持ち歩けばどこでも授乳ができます。

 

 

【ママの体に影響されない】
母乳育児はママが薬やお酒が飲めない、乳腺炎になる可能性があるなど、ママの体調管理がとても重要になります。
粉ミルクだとママの体調に影響されることはなく、安定して授乳を続けられます。

 

 

【卒乳しやすい】
母乳育児は卒乳する時にママにも赤ちゃんにも負担がかかることがありますが、粉ミルク育児は離乳食の進みと共に卒乳しやすいというメリットがあります。

 

 

ミルク育児のデメリット

多くのメリットがある一方で、気になるデメリットもあります。

 

 

【コストがかかる】
粉ミルクは決して安いものではなく、毎日飲み続けるものです。
結構なコストがかかり、家計の負担となります。

 

 

【手間がかかる】
分量を正確に測り、赤ちゃんが飲みやすい温度にしなければならないため、調乳が面倒で、赤ちゃんがお腹が空いたときにすぐに授乳できません。
使用した哺乳瓶は毎回消毒も必要なので、ママの手間になります。

 

 

【荷物が多くなる】
お出かけの時には調乳セットを持ち歩かなけらばならず、荷物がかさばり重たくなります。

 

 

【混同育児で困ることも】
母乳とミルクを併用していく場合、赤ちゃんがより飲みやすい哺乳瓶を好んでしまうことがあり、母乳を嫌がってしまうこともあります。

 

 

【量と時間の管理】
粉ミルクは、次の授乳までに一定の時間を空けなければなりません。
1回の授乳量が少なく、赤ちゃんのお腹が空いて泣いてしまった場合など、量と時間の管理が難しくなることもあります。

この記事を書いたライター

赤ちゃん成長ナビ
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