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赤ちゃんの髪の毛で作る「胎毛筆」
生まれてから一度も切っていない赤ちゃんの髪の毛は、細くてとても柔らかいもの。
そんな”もう二度と”生えない赤ちゃんの髪の毛で作るのが「胎毛筆」です。
胎毛筆は、赤ちゃんの健やかな成長と頭脳明晰を願って作られる記念の品。
大事に保管しておいて、大きくなったわが子へプレゼントするママやパパもいるかもしれませんね。
そこで今回は、赤ちゃんの胎毛筆の作り方についてまとめました。
メモリアルグッズをご検討の方は、ぜひ参考にしてください。
赤ちゃんの髪の毛で筆を作るのはいつ?
赤ちゃんの髪の毛で胎毛筆を作るには、ある程度の長さと量が必要です。
一般的には1歳~2歳半頃まで髪の毛を伸ばして、胎毛筆を作る方が多いようですが、そうはいっても赤ちゃんの髪の毛の成長には個人差がありますよね。
生まれつきフサフサな子もいれば、1歳になってもなかなか生えてこない子もいるでしょう。
「いつまでに作らなければならない」という決まりはありませんから、焦らずに、筆が作れる長さまで生えそろってからオーダーするようにしましょう。
赤ちゃんの胎毛筆に必要な毛の長さは?
胎毛筆に必要な長さは、およそ5~7㎝ほど。
毛先が長い方が見栄えがするので、最低でも5㎝以上あった方が良いそうです。
また、胎毛筆を作るのに必要な髪の毛の量は、太さ0.7~1㎝程度と言われています。
ただし、胎毛筆を受注するお店によっても必要な長さや量は異なるため、「ここでオーダーする!」と予め決めておいてから、目安通りの髪の長さ・量になるまで伸ばしていくといいでしょう。
赤ちゃんの髪の毛で胎毛筆を作る方法
胎毛筆のオーダーを受けてくれるお店は様々です。
オンラインショップもあるので、自宅近くになければ利用してみましょう。
以下に、一般的な胎毛筆を作る流れについてご紹介します。
【①赤ちゃんの髪の毛をカットする】
依頼するお店によりますが、必要な長さ・量になったら赤ちゃんの髪の毛をカットしましょう。
自宅でママやパパがカットしてあげても問題ありませんが、筆を作る材料となると「失敗したらどうしよう…」と不安になってしまいますよね。
そんなときは、もちろん美容室にてカットをお願いしても大丈夫です。
ただし、お願いする美容室に、事前に「胎毛筆」で使用する旨を伝えておきましょう。
また、美容室によっては、赤ちゃんのヘアカットを受けてくれないところもあるので気をつけてくださいね。
もし自宅近くに胎毛筆を作るお店がある場合は、カット~申し込みまですべて受け付けてくれるのかも確認しておくと安心です。
【②筆の種類を決める】
胎毛筆に使用される「軸」によって様々な商品があるため、予算やデザインから好きなものを選びましょう。
【③髪の毛をお店に送る】
カットした赤ちゃんの髪の毛を、封筒に入れたり紙に包んだりして、依頼するお店に送りましょう。
あとは出来上がりを待つだけ。
お店にもよりますが、注文から2~3ヶ月程度で完成します。お部屋に飾ったり、おじいちゃんおばあちゃんにお披露目したりして、赤ちゃんの成長を喜びましょう。
赤ちゃんの胎毛筆の費用は?
お店やその商品にもよりますが、一般的な相場は12.000~20.000円程度。
使用する筆軸の種類などによって、金額が異なります。
赤ちゃんの胎毛筆「こんな時どうする?」
赤ちゃんの髪の毛で胎毛筆を作りたいと思っていても、思うように髪の毛が生えてこなかったり、髪の毛が足りなかったりしてママやパパを悩ませてしまうことも。
そんな時はどうしたらいいでしょうか?
【①髪の毛が足りなかった!】
胎毛筆を作る際に、目安通りの髪の長さ・量を用意したつもりでも、実際にお店の人から「これではちょっと作れない」と言われてしまった…ということもありますよね。
お店によっても異なりますが、そんな時は内側の芯部分に、再度伸ばした赤ちゃんの髪の毛を入れたり、ママやパパの髪の毛を少量入れたりして胎毛筆を作ることも可能だそうです。
万が一髪の毛が足りないときに、どんな対応をしてくれるのか、事前に確認しておくといいかもしれません。
【②くせ毛でも作れるの?】
赤ちゃんのなかには、生まれつきクルンクルンの髪の毛の子もいますよね。
くせ毛でも胎毛筆を作ってくれるかどうかは、お店によって異なります。
赤ちゃんのくせ毛を生かした筆を作ってくれるところもあれば、カールした部分を直毛にして作ってくれるところもあるようです。
今しか見られないクルンとしたくせ毛も、その子らしさが表れているので、素敵な思い出の1つです。
くせ毛を残すか、直毛にするかは、ママやパパの考え次第なので、よく考えて依頼するお店を探してみましょう。
まとめ
赤ちゃんの髪の毛で作る「胎毛筆」は、一生に一度しか作れない貴重な品物。
見るたびに愛らしかった赤ちゃんの頃を思い出すことができ、ママやパパにとって宝物になることでしょう。
赤ちゃんの時期は、あっという間です。
子育てをしていると、毎日が慌ただしく過ぎ去っていくため、赤ちゃんのお世話だけで精一杯かもしれませんが、カワイイ仕草や表情というのは今しか見られないものです。
1つ1つ思い出を嚙み締めながら、大切にして過ごしていきましょう。