なぜ赤ちゃんのへその緒を保管するの?
へその緒はママのお腹の中で、赤ちゃんに血液を送るための大切な役割を担っています。
赤ちゃんが誕生するとその役目は終わります。
しばらくは赤ちゃんのおへそにカットされたへその緒がついたままになりますが、しばらくするとポロっと取れます。
外れた後のへその緒は箱に入れて保管する、というのが一般的ではないでしょうか。
保管しておく理由としては、誕生の記念、ママと赤ちゃんがつながっていた証、そして神秘的な「お守り」としてなど、様々です。
赤ちゃんがお腹の中にいた頃の大切な思い出として、ぜひ保管しておきましょう。
へその緒ケースの種類
へその緒ケースは産院からもらう場合も多いかもしれません。
産院からもらったケースをそのまま使うのも良いですが、他にも色々な種類がありますよ。
【スタンダードな長方形のへその緒ケース】
もっとも多いへその緒ケースは長方形のもので、産院からもらうのは赤ちゃんのイラスト入りや「Hello baby!」などの文字が書かれているものが多いようです。
市販のへその緒ケースでは、例えばこのような種類もあります。
・生年月日と名入り
赤ちゃんの生まれた日と名入りにすると、さらに特別なものとなりますね。
今後、下の子を考えているのであれば、間違えないように箱に名入りを選んだ方が良いかもしれません。
・干支のイラスト入り
かわいい干支のイラスト入りのへその緒ケースも人気があります。
イラストのみだけではなく、生年月日と名入りができる種類もあります。
【形にこだわったへその緒ケース】
スタンダードの長方形タイプも良いですが、かわいさや形にこだわりたい方もいるのではないでしょうか。
長方形以外にも、コロンと丸くてかわいいたまご型、ちょっとおしゃれな雫型、かわいい豆の形、こけし、マトリョーシカなどたくさんの形の種類があります。
【メモリアルボックス】
へその緒ケースとしてだけではなく、他の思い出と一緒に保管する方法も人気があります。
・文庫のような形
文庫のようなサイズと見た目で、本棚に収納したくなるケースもあります。
へその緒以外に、手形足型、初めて描いた絵、抜けた乳歯などを入れる専用ケースが別売りであり、一つ一つを時系列に並べて本棚に並べて保管するというものです。
・母子手帳や日記も入る大きめのボックス
妊娠中につけていた日記や思い出の記録を一緒に保管しておけるサイズのケースもあります。
へその緒と一緒に大切に保管しておけば、保管も楽ではないでしょうか。
へその緒の保管方法
へその緒ケースを選んだら、今度はどのように中に保管するのかみていきましょう。
出産時にへその緒はカットされ、血液が通っていたので血がにじんでいてじゅくじゅくしています。
個人差がありますが、2週間から1ヶ月が経つと勝手にポロっと取れることがほとんどです。
それまでは無理に引っ張って取ったりせず、菌が繁殖してしまわないように毎日の消毒を欠かさないようにしましょう。
へその緒が自然に取れても、そのままケースに入れるのは控えましょう。
まだ湿っている場合もあるので、ガーゼなどの上においてしっかり乾燥させることが重要です。
乾燥させた後にケースに入れますが、そのまま直接ケースに入れると、硬くなったへその緒がケースの中で転がって破損してしまうこともあるかもしれません。
専用ケース購入時に、乾燥剤や綿も一緒に入っている場合が多いですが、念のため確認をしておきましょう。
乾燥剤を一番下に入れて綿をまんべんなく敷き、その上にそっとへその緒を入れて保管します。
そして、意外と困るのが保管場所ではないでしょうか。
へその緒ケース自体はそこまで大きくないことと、そんなに何度も開けるものではないので、ついどこに保管したか忘れてしまうかもしれません。
妊娠中や出産時に使用した大事なものなどと一緒に、できるだけ分かりやすい場所に保管しましょう。
保管方法の注意点
へその緒を保管する際に注意したいことについてご紹介いたします。
【へその緒をしっかり乾燥させる】
赤ちゃんのおへそからポロっと取れた後でも、まだ湿ったような状態なので、水分がなくなるまでしっかりと乾燥させましょう。
乾燥がしっかりできていない場合、へその緒にカビが生えたりすることもあるので注意しましょう。
【桐製のケースが安心】
残ったへその緒は小さいので、どんなケースに入れて保管しても大丈夫なのでは?と思う方もいるかもしれません。
ですが、できれば桐製のケースを選ぶのがおすすめです。
桐製のケースにはたくさんのメリットがあります。
・機密性が高い
・防虫
・適切な湿度を保ってくれる
・軽い
このように長期保存するのに特に適しています。
まとめ
ママと赤ちゃんをつないでいたへその緒は大事に保管しておきたいですよね。
子どもが大きくなった時や何気なく思い出を振り返りたい時など、ケースを久々に開けると懐かしくて感動することもあるかもしれません。
長期的に保管するために、専用のケースは欠かせないでしょう。
保管方法にも注意して、大切な思い出をいつまでも大切にしましょう。