初節句の離乳食の献立は何にする?
赤ちゃんの初めての初節句には、飾り付けはもちろん、何か思い出に残るようなことをしてあげたいですよね。
女の子の節句は3月3日の桃の節句で、雛人形を飾ったり、菱餅を食べる風習があります。
そして、飾り付けの他にはお祝い膳を当日に用意しますが、赤ちゃんの場合は離乳食期なので難しいですよね。
そこで、女の子の初節句におすすめの離乳食を初期・中期・後期~完了期に分けてご紹介していきます。
せっかくの初節句に何か作ってあげたい、という方はぜひ参考にしてみてくださいね。
【初期】初節句の離乳食の献立
それではまず、初節句におすすめの離乳食初期の献立をご紹介いたします。
【簡単にできる菱餅風の野菜ペースト】
離乳食初期はまだ食べられるものが多くないですよね。
いつも食べている食材を基本にして、ちょっと工夫して盛り付けてみましょう。
<材料>
・ほうれん草ペースト
・にんじんペースト
・じゃがいもペースト
・牛乳パック
<作り方>
①野菜のペーストをそれぞれ用意する
②牛乳パックで菱形の型を作る
③ほうれん草ペースト・じゃがいもペースト・にんじんペーストの順に牛乳パックの中に形を整えながら入れていく
④牛乳パックをひっくり返しゆっくりと上げて中身をお皿の上に出したら完成
<ポイント>
桃の節句の伝統料理、菱餅はピンク・白・緑色で彩りが綺麗ですよね。
ピンク色が女の子らしく、また、春を感じさせる色でもあります。
赤ちゃんにはまだ、本物の菱餅を食べさせることはできないので、このように野菜ペーストで作ってみるのはいかがでしょうか。
菱形を作るのは難しいので、今回は牛乳パックを少し潰して四角形から菱形に変形させることで型をまず作ってみましょう。
ペーストは柔らかくて混ざりやすいので、野菜ペーストを順に入れていくときは、ゆっくり整えながら入れることを意識しましょう。
【中期】初節句の離乳食の献立
続いて、初節句におすすめの離乳食中期の献立をご紹介いたします。
【ちらし寿司風にアレンジ】
ひな祭りなどお祝いで食べることの多いちらし寿司ですが、酢飯はまだ赤ちゃんには早いですよね。
そこで、ちらし風に離乳食をアレンジして作ってみてはいかがでしょうか。
<材料>
・おかゆ(軟飯)
・ひじき
・卵黄
・鮭
・ほうれん草や枝豆をすりつぶしたもの
・飾り用のにんじん
・出汁
<作り方>
①ひじきを水やお湯で戻し出汁と一緒に加熱して味付けをする
②ひじきを細かく刻みおかゆに混ぜる
③薄焼き卵を作って細く切ったり飾り付け用に好きな形に型抜きする
④飾り用のにんじんも型抜きする
⑤ひじきを混ぜたおかゆの上に卵・にんじん・野菜をすりつぶしたもの・茹でた鮭を飾り付けて完成
<ポイント>
ちらし寿司は酢飯の上に、海鮮や錦糸卵にきゅうりなど色とりどりの具材がたくさん乗っていますよね。
離乳食中期でもまだ食べられるものは限られますので、大人と同じちらし寿司で使うような具材の他に、普段から食べている彩りの良い野菜を加えて盛り付けてみましょう。
また、おかゆはいつものお皿に入れるのではなく、大きめのプレートに円柱の形になるように盛り付けるとさらに本物のちらし寿司のような豪華さが出ますよ。
【後期や完了期】初節句の離乳食の献立
離乳食後期から完了期になると、食べられる食材がかなり増えていることでしょう。
初節句にはどのような献立が合うのでしょうか?
桃の節句にふさわしい、華やかな出来上がりをイメージして食材を選んで、ぜひ参考にして作ってみましょう。
【赤ちゃん用の手まり寿司】
お祝いで食べるお寿司といえば、ちらし寿司の他にも、見た目の可愛い手まり寿司も人気ですよね。
後期以降になるとつかみ食べをするようになるので、一人でも食べやすいように工夫をしてあげましょう。
<材料>
・軟飯
・ほうれん草
・にんじん
・白いりごま
・きゅうり
・卵
・豆苗
<作り方>
①ほうれん草を茹でてにんじんは飾り用の小さな花型になるようカットする
②きゅうりを半月に切り茹でる
③豆苗は葉っぱだけ切って茹でる
④薄焼き卵を作る
⑤ほうれん草とにんじん・きゅうりと白いりごま・薄焼き卵と豆苗、という組み合わせでラップに具材を置き軟飯と一緒に手まりのように小さく握ったら完成
<ポイント>
手まり寿司はコロンとした丸い形が可愛いだけではなく、つかみ食べ中の赤ちゃんにはぴったりです。
お寿司といっても、酢飯や生魚はまだ控えたいので、本物の手まり寿司のような色味を意識して食材を選びましょう。
大人には酢飯を使って、同じように作ってみても良いですね。
まとめ
赤ちゃんの初節句はママやパパも気合が入るのではないでしょうか。
初節句は一生に一度なので、写真にもしっかり残しておきたいですよね。
桃の節句では雛人形などの飾り付けはもちろん、お祝いなので美味しそうな食事は欠かせません。
離乳食期だとまだ食べられる食材は少ないですが、彩りや盛り付けを工夫すれば大丈夫です。
離乳食期別のおすすめの献立を参考にして、赤ちゃんの初節句をお祝いしてあげましょう!