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赤ちゃんと初めての七夕の過ごし方は
子どもと初めて過ごす行事にはお祝い事やプレゼントを伴うものが多いですが、七夕はそういった話は聞きませんよね。
確かに、赤ちゃんの正式なお節句やお祝い事には含まれないものの、赤ちゃんと過ごす初めてのイベントはどれも貴重ですね。
七夕はもともと中国から伝わったお話で、神様の着物を織るのが仕事だった織姫が、牛飼いであった彦星と恋に落ち、仕事をしなくなってしまったことに腹を立てた織姫の父・天帝が、2人を天の川の対岸に引き離してしまうお話です。
しかし、あまりに不憫に思ったため、年に1回、7月7日だけはカササギに乗って2人は出会うことができることになったのです。
これが、七夕の由来と言われています。
せっかくの初めての七夕なら、赤ちゃんとママが思い出に残るように楽しく過ごしたいですね。
赤ちゃんとの七夕の過ごし方のポイントについて見ていきましょう。
七夕の笹の葉や飾りを用意しよう
七夕といえばやはり笹の葉に七夕飾りをして、短冊に願い事を書くことが定番です。
しかし、笹の葉は用意するのが大変ですし、飾りも難しそうですよね。
100円ショップやベビー・キッズアイテムを扱っているお店に行けば、プラスチック製でお部屋に飾るのにも丁度いい大きさの笹や飾りのセットが売っています。
もう少し大きいものを用意したいのであれば、インターネットで探してみるのも方法です。
飾りは既製品を使ってもいいですし、折り紙を使った簡単な切り紙飾りの作り方なども、さまざまなものがインターネットで公開されているので、参考にして自分で作ってみてもいいですね。
笹や飾りは簡単に入手できるので、探してみましょう。
それらを飾ったら、赤ちゃんの成長や夢などを短冊に書いて、一緒に飾ってあげてくださいね。
もちろん、ママや家族の願い事も短冊に書いておきましょう。
七夕に赤ちゃんと食べたい離乳食メニュー
笹飾りが出来たら、次は七夕のメニューにこだわってみましょう。
七夕にはそうめんを食べるという風習があります。
由来には諸説ありますが、中国では7月7日に「索餅」という小麦料理を食べることで無病息災を願う伝説があり、それが日本に伝わって時間をかけてそうめんに変わったという説があります。
また、そうめんを天の川に見立てたり、七夕が機織りに関するお祭りであることから、機織りの糸にそうめんを見立てたという説などもあります。
そうめんは、離乳食中期である生後7~8ヶ月頃から食べることができ、のど越しが良く、暑くなりがちな七夕の時期にも最適な食べ物です。
離乳食が進んでいる赤ちゃんは、ぜひ大人と一緒に七夕そうめんを食べてみてくださいね。
七夕に楽しみたい赤ちゃんとの遊び
七夕が楽しい思い出になるような、赤ちゃんとの遊びを紹介します。
【制作にチャレンジ】
七夕の笹飾りやお部屋の装飾など、赤ちゃんと一緒に楽しんでみましょう。
《手形を使ったお星さまづくり》
制作といっても、赤ちゃんのうちはできることが限られていますが、赤ちゃんの手形は小さくお星さまのようにも見えるので、それを活用して笹飾りを作ってみましょう。
手形を取る時は、皮膚刺激がなく安全で、服についても落ちやすいフィンガーペイント用の絵具を使うのがおすすめ。
絵具を赤ちゃんの手に塗ったら、手を紙につけるのではなく、バインダーなど安定しているものに紙を挟み、赤ちゃんの手に近づけるように手形を取るときれいに取れますよ。
七夕の思い出と一緒に、赤ちゃんの成長の記録も残すことができます。
《指スタンプ》
フィンガーペイント用の絵具を指につけ、画用紙などにスタンプ。
きれいな模様に仕上がるので、切り絵にして七夕飾りにアレンジしたり、織姫と彦星の着物に見立てて作ってあげてもかわいらしいですね。
指スタンプの紙を、そのまま願い事を書く短冊にしてもいいでしょう。
【お昼寝アートにチャレンジ】
赤ちゃんを織姫や彦星に見立てたお昼寝アートは、七夕の時期になるとSNSで見かけることも。
お昼寝アートは赤ちゃんがやると、とってもかわいらしいので、ぜひチャレンジしてみてください。
七夕にちなんだ星や天の川、笹などをモチーフに飾ってみてください。
赤ちゃんと一緒に七夕に天の川は見える?
七夕には天の川が見られると聞きますが、夜でも街灯が多い現代では、きれいな星を見るのも難しいですよね。
天の川を見られる環境も限られているし、夜間に赤ちゃんとで歩くというのは、あまり現実的ではありません。
赤ちゃんのうちはお家で見える範囲のお星さまを見てみたり、お星さまのモチーフなどを見ながら雰囲気を楽しむのが良いかもしれませんね。
赤ちゃんと七夕の思い出作りを…
赤ちゃんと初めての七夕の過ごし方をご紹介しました。
お祝いをしたりプレゼントがともなう日ではありませんが、赤ちゃんの健やかな成長や夢などを願う日です。
赤ちゃんのうちはまだお願い事も分からないと思うので、七夕の雰囲気を楽しみながら、ママが赤ちゃんの願いを込めて短冊を書いてあげられるといいでしょう。
料理や写真撮影なども楽しみながら、七夕の思い出作りをしてみてくださいね。