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赤ちゃんのお宮参りはしないといけない?

お宮参りはしないといけないの?

お宮参りとは、赤ちゃんが生まれて生後1ヶ月を目途に行うイベント。

赤ちゃんの健やかな成長を祈って神社などにお参りをし、「神様に守ってもらう」という祈りを込めておこなわれる行事です。

また、無事に誕生したことへの感謝の意を込めて、氏神様へご挨拶するという意味も含まれます。

 

そんなお宮参りですが、近年は様々な理由から「お宮参りをしない」という選択をする家庭も増えているようです。

何がなんでもお宮参りをしないと罰があたる…などということは決してありませんので、様々な考え方やライフスタイルから自由にお宮参りを「する・しない」の選択をしても良いでしょう。

 

お宮参りをしない主な理由とは?

お宮参りをしないと選択した家庭には、どのような理由があるのでしょうか?

 

【タイミングを逃してしまったから】

お宮参りをしようと思っていたが、タイミングを逃してしまった…という方も意外と多くいます。

・赤ちゃんの誕生が暑い夏で、産後1ヶ月だと大変そうだから

・お宮参りを予定していたが、急な体調不良で行けなくなったから

・家庭の事情で忙しく、お宮参りの機会を失ってしまったから

 

など。

後日ちゃんとお宮参りをしようと思いながらも、忙しい毎日で逃してしまった…なんてこともあるかもしれませんね。

 

【宗教的な理由から】

信仰している宗教によっては、お宮参りのようなイベントごとを禁止していたり、神社(神様)への参拝を禁止しているものもあるようです。

 

お宮参りそのものは、宗教的な意味合いが強くあるわけではなく、どちらかというと日本の伝統文化というイメージですが、宗教によって色々な考え方があることは事実です。

結婚式やお葬式などのやり方が、信仰している宗教や各家庭で異なるのと同じように、お宮参りをしないという選択をする家庭もあるようです。

 

【母子の健康状態が悪いから】

産後1ヶ月をめどに行うお宮参り。

人によっては、ママの体調が万全でなかったり、赤ちゃんの健康状態が不安定だったりすることもありますよね。

このような健康上の理由から、無理にお宮参りをしないという選択をする家庭もあります。

 

【費用がかかるから】

お宮参りをきちんとしようとすると、赤ちゃんに着させるベビードレスや掛け着などセレモニー用の服装が必要になりますよね。

もちろん、一緒に参列するママやパパも正装が望ましいですから、準備しなければならない人もいるでしょう。

 

他にも、ご祈祷代や両親や親せきを招待しての会食代、写真撮影代など様々な費用がかかります。

子育てには、これからもっとお金が必要になるので、節約の意味でお宮参りをしないという選択をする家庭も増えているようです。

 

お宮参りはしないが記念に残したい場合

きちんとお宮参りをすると、費用もかかるし準備が大変…という場合は、簡易的に行うのも1つの方法です。

お宮参りをしないでも、赤ちゃんの健康と誕生のお祝いはできますよ。

お宮参りという行事にこだわらないのであれば、以下のような方法で記念に残してみてください。

 

【写真撮影だけする】

お宮参りのかしこまった雰囲気が苦手…という場合は、簡易的に写真だけ撮影し、ご祈祷や参拝を省略するというのもアリです。

写真スタジオに依頼するなどして、産後1ヶ月の赤ちゃんとの家族写真を残しておきましょう。

 

【食事でお祝いをする】

お宮参りは、参拝をしないで、自宅やレストランなどで食事会のみ行うというご家庭もあります。

親せきを招く場合は、赤ちゃんのお披露目会も兼ねることができるので喜ばれることでしょう。

 

ただし、大勢の家族や親せきが集まる会食だと、費用もかかり、準備も大変です。

産後1ヶ月のママは、慣れない赤ちゃんのお世話に不眠不休で疲れていますから、こじんまりと近しい家族のみでお祝いをするだけでも構いません。

無理のない範囲で行うようにしましょう。

 

【他のイベントと一緒にする】

赤ちゃんが生まれた季節によっては、暑すぎたり寒すぎたりしてお宮参りができない場合もありますよね。

また、先述したように母子の健康状態があまり良くないということもあるでしょう。

 

そんな時は、お食い初めや初節句・1歳の誕生日などその他のイベントと一緒に行ってしまうのもおすすめです。

お宮参りは、絶対に産後1ヶ月に行わなければならない行事ではありませんから、わざと時期をずらして、他のイベントとまとめて行っても構いません。

 

ママと赤ちゃんにとって、負担のない時期に行うのが一番ですよ。

 

お宮参りをする・しないは自由

今は昔と違って、医療も発達しているため、赤ちゃんの死亡率はグッと減ってきています。

そのため、産後1ヶ月に必ずお宮参りをしなければならないわけでもなく、お宮参りをしないと赤ちゃんに何か悪いことが起きる…というわけでもありません。

 

お宮参りをする・しないは、その家庭の考え次第ですから、周りに左右されず正しい判断をするようにしたいですね。

 

まとめ

お宮参りは絶対にしないといけないものではありません。

しかし、この時期の赤ちゃんというのは、もう2度と訪れないもの。

お宮参りをしないという選択には、様々な理由があるとは思いますが、参拝をしに行かなくても記念の写真撮影などはしておいた方が、家族の良い思い出となるかもしれませんね。

この記事を書いたライター

たけだ あおい
たけだ あおい

東京都出身、埼玉県在住。 現在、パートにて事務職の仕事をしながら、在宅ライター、幼稚園児の娘の母と3つの顔を持っています。 毎日ちょっぴり反抗期の娘の子育てに奮闘中!! 働くママという目線から、同じように子育てに悩み、楽しんでいるママたちのためになる情報をお届けしたいと思っています。

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