赤ちゃんの離乳食後期献立スケジュール
生後5ヶ月から離乳食を始めた赤ちゃんは、この頃になるとすっかり慣れてきているのではないでしょうか。
慣れてくると今度は、遊び食べや食事に集中してくれない、など困ったこともありますよね。
離乳食後期の献立では引き続き手づかみ食べを促して、「自分で食べること」を習慣にしていきましょう。
【赤ちゃんの離乳食後期の進め方】
離乳食後期は生後9~11ヶ月が目安となります。ただし、9ヶ月になったからといって、すぐに後期の離乳食に移るというわけではありません。
今まで丸飲みや口をもぐもぐと動かしていた赤ちゃんが、前歯や歯茎で噛むようになってきたら、離乳食後期に移ってください。
また、順調に離乳食が進んでいる赤ちゃんは、この頃から大人と同じ3回食の献立に進みましょう。
9〜10ヶ月・離乳食後期前半の献立
順調に進んでいる場合は、この時期から3回食の献立を試してみましょう。離乳食後期では、母乳やミルクよりも離乳食から摂る栄養の割合が高くなります。
赤ちゃんによっては、ご飯が足りない!と意思表示することもあるかもしれません。
大人と同じように3回食なので、そのまま同じ食材を使うのもおすすめです。離乳食期はまだ濃い味付けは避けたいので、大人の献立から食材だけを取り分けるイメージで作ってみましょう。
それでは、おすすめの献立とスケジュールを参考にして、毎日の離乳食作りに役立ててみてはいかがでしょうか。
【赤ちゃん9~10ヶ月の献立スケジュール】
3回食の場合は、まずはこのようなスケジュールで試してみましょう。
朝6時・・・母乳かミルク
朝7~8時(大人と同じ時間)・・・離乳食と母乳やミルク
お昼(大人と同じ時間)・・・離乳食と母乳やミルク
夕方から夜(大人と同じ時間)・・・離乳食やミルク
寝る前などの夜・・・母乳やミルク
離乳食の量としては、ご飯は子ども茶碗に軽く1杯程度、果物・野菜30~40g、肉か魚15g、豆腐45g、乳製品80g、卵は全卵半分程度を目安にしましょう。
また、新たに増やした3回目の食事は、1/3の量から始めていきましょう。
<納豆ごはん・大人と同じ食材で>
①ほうれん草とにんじんを茹でて細かく刻む
②好みの納豆としらす、鰹節をまぶす
③食べる直前で混ぜたら完成
<魚のフライ・取り分けOK>
①魚の皮と骨をしっかり取り赤ちゃんが食べやすい大きさに切る
②パン粉をまぶす
③オーブントースターで10分ほど焼いて完成
<茶碗蒸し・大人と同じ食材で>
①卵をよく溶きほぐす
②かぼちゃと小松菜を柔らかく茹でて細かく刻む
③卵と出汁を混ぜて漉す
④耐熱容器に具材と④を入れる
⑤200Wの電子レンジで1分ほど加熱したら完成
10~11ヶ月・離乳食後期後半の献立
離乳食後期の後半にもなると、もうすぐで1歳ですね!生後5ヶ月頃から始めた離乳食も個人差はありますが、食事の内容から赤ちゃんの成長を感じるのではないでしょうか。
そんな離乳食後期の後半では、成長スピードは緩やかになっていきます。そのため、極端に食べる量が増えることはないと言えるでしょう。
1歳で卒乳を考えている方は、離乳食でしっかり食べられるように工夫してあげたいですね。
【赤ちゃん10~11ヶ月の献立スケジュール】
スケジュールとしては離乳食後期の前半から引き続き、大人と同じ時間か、寝かしつけの時間によっては少し早いタイミングで食べさせる方が良い場合もあるでしょう。
しっかりと量を食べてもらうためには、いつもできるだけ決まった時間に食事をして、食前にはお腹を空かせてあげることが重要です。
あまり食べてくれない、と感じた時は外遊びで運動量を増やしたり、おやつを食べさせすぎないようにしましょう。
この時期におすすめの献立をチェックして、飽きさせないような工夫をしていきましょう。
<米粉黒ごまパンケーキ・朝食に>
①バナナ2本をフォークでつぶし、米粉90g・黒ごま少々・ベーキングパウダー4gを入れて混ぜる
②牛乳を大さじ1杯加える
③オリーブオイルをフライパンで熱して両面焼いたら完成
<豆腐とひき肉の煮込みうどん・昼食や夕食に>
①白菜とにんじんをみじん切りにする
②豆腐を1cm程度の角切りにする
③鶏ひき肉をフライパンで炒める
④炊飯器に①~③と出汁大さじ3・水300cc・うどん1玉を入れる
⑤炊飯で炊いたら完成
<野菜とごはんのおやき>
①好みの野菜を全てみじん切りにする
②ボウルに切った野菜と軟飯・卵1/2個・塩少々・醤油少々を入れてよく混ぜる
③フライパンを熱しスプーンでたねをすくって一口大になるように落とす
④両面をよく焼いたら完成
まとめ
離乳食後期までくると、赤ちゃんの成長をよりいっそう感じられるのではないでしょうか。
まだ1人で食べることは難しいため、積極的に手づかみ食べをして自分で食べる力を身につけさせましょう。
いよいよ3回食が始まり、できるだけ決まった時間で大人と一緒に食べるよう心がけましょう。
また、離乳食後期におすすめの献立を参考にして、ぜひ日々の離乳食作りに生かしてみてくださいね。