離乳食完了期に便利な市販の離乳食
個人差がありますが、1歳〜1歳6ヶ月くらいの時期を「離乳食完了期」と呼びます。
エネルギーや栄養のほとんどを食材からとれるようになり、個人差は大きいものの、中には卒乳を迎える赤ちゃんもいます。
・バナナくらいの硬さのものを噛んで飲み込むことができる
・手づかみで食べることができる
・1日の食事のうち、ミルクや母乳の割合が20%以下
このような様子が見られれば、離乳食完了期スタートです。
この頃の赤ちゃんは、昼間と夜の区別がつくようになり生活のリズムが整ってきます。
1日3回食になりますが、さらに食欲があるようであれば午前と午後に間食をあげましょう。
牛乳かフォローアップミルクをコップで与えるのも良いでしょう。
【完了期におすすめの市販離乳食】
離乳食完了期は「ぱくぱく期」とも呼ばれますが、まだ奥歯が生えそろっていませんから、硬い肉などは噛み切ることができません。
大人の食事から取り分けもできるようになりますが、味付けはやはり薄めが基本です。
また、食べられる食材が増えてくることによって、改めて気を付けたいのが食物アレルギーです。
そんな時、おすすめなのが市販離乳食です。
赤ちゃん用の味付けになっているだけでなく、特定原材料(アレルゲン)使用情報が記載されています。もちろん、アレルゲン除去の市販離乳食もありますよ。
完了期にはこんな市販離乳食が便利です。
〈スープ、だし〉
大人用メニューの味付け前に取り分けて、市販離乳食のスープやだしを使えば味付けに迷ったり調整する手間がありません。
〈ホットケーキミックス、マフィンミックス〉
一般的なホットケーキミックスには、砂糖、ブドウ糖、食塩、ベーキングパウダー、香料などが含まれていることが多いようです。
市販離乳食のホットケーキミックスなら、麦芽糖で甘みを付けたもの、添加物が入っていないもの、卵を加えず使えるものなどがあります。
〈粉ミルク〉
ミルクの量がだんだん減ってくると、粉ミルクの在庫量が気になりだしますね。
余って捨ててしまうのはもったいない!ということで、粉ミルクも離乳食メニューに取り入れてみましょう。
市販の離乳食アレンジレシピ【主食】
完了期になると、手づかみで食べられるものを持たせてあげましょう。
分量はメーカーや製品によって異なりますので適宜調整してください。
【お好み焼き】
〈材料〉
キャベツ
コーン(市販離乳食)
溶けるチーズ
小麦粉
卵
和風だし(市販離乳食)
〈作り方〉
1. キャベツは千切りからさらに細かく切る
2. 小麦粉に卵、キャベツ、コーン、チーズを混ぜ、和風だしで適度な濃度まで伸ばす
3. フライパンで2を両面焼く
ポイント:両面に焼き目が付いたら、ふたをして蒸し焼きにすると早く出来上がります
【コーンピザ】
〈材料〉
食パン 1/2枚(8枚切)
クリームコーン(市販離乳食)
トマト
〈作り方〉
1.トマトは湯むきして小さく切る
2.食パンにクリームコーンを塗り、トマトを乗せる
3.トースターで2分焼く
ポイント:チーズの塩分が気になる場合はクリームコーン+トマトの塩味を利用しましょう。
【ちらしずし】
〈材料〉
酢飯(果汁を混ぜたもの)
和風だし(市販離乳食)
にんじん、しいたけ、高野豆腐 適量
しらす 適量
すりごま 少量
〈作り方〉
1. にんじん、しいたけはみじん切り
2. 高野豆腐は水で戻し、みじん切り
3. 1,2を鍋に入れ、和風だしで柔らかく煮る
4.しらすはお湯をかけ、塩分を落とす
5.ご飯に市販離乳食の果汁を少量混ぜ、酢飯を作る
6.酢飯にすりごまと3,4を混ぜる
ポイント:赤ちゃん用の酢飯には酢の代わりに果汁を使うと食べやすいです。
市販の離乳食アレンジレシピ【おやつ】
【フレンチトースト】
〈材料〉
食パン1枚(8枚切、耳は取る)
メープルシロップ
溶き卵
バター
粉ミルク
〈作り方〉
1.お湯で溶いた粉ミルクにメープルシロップ、溶き卵を合わせてよく混ぜる
2.食パンを持ちやすい形に切り、2に浸す
3.フライパンでバターを溶かし、弱火で3を両面焼く
ポイント:メープルシロップは離乳食完了期から与えてOK。ただし、初めはほんの少量からにします。
【バナナとほうれんそうのホットケーキ】
〈材料〉
ホットケーキミックス(市販離乳食)
バナナ
ほうれんそうペースト(市販離乳食)
〈作り方〉
1. バナナは荒くつぶす
2. ホットケーキミックスを粉ミルクで溶き、バナナとほうれんそうペーストを混ぜ合わせる
3. フライパンで両面焼く
ポイント:赤ちゃん用ホットケーキミックスは甘さ控えめなので、朝食にもぴったりです。
まとめ
離乳食完了期は、ちょうど自己主張が強くなる時期と重なります。
さらに、手づかみ食べで今まで以上に洋服やテーブルが汚れることがあると、ママも疲れてしまいますよね。
遊び食べや好き嫌いで食事が進まないこともあるかもしれません。
食事の時はテレビを消す、サイズの合ったイスとテーブルを使う、など、食事の環境から整えていきましょう。
お利口に食べられたらどんどん褒めてあげると、赤ちゃんも食べることが楽しくなるのでおすすめです。