離乳食作りに便利なすり鉢
離乳食をなるべく手軽に簡単に作りたい!というママは、離乳食用の道具をしっかり揃えるのがおすすめです。人力では難しいことでも、道具を使えば力も時間も使わずにサクッとできますよね。
そこであると便利なのが「すり鉢」です。
すり鉢があると、離乳食作りがスムーズになりますよ。
今回は、すり鉢が離乳食に便利な理由と選び方についてご紹介します。
離乳食にすり鉢が便利な理由
離乳食にすり鉢を使う場面はたくさんあります。簡単に赤ちゃん一人分の離乳食が用意できるので重宝アイテムなのです。離乳食初期からフル稼働してくれます。
【主食を潰すのに便利】
まずすり鉢は、主食であるご飯を潰すのに役立ちます。
三分粥、五分粥の初期でも、なるべく柔らかく喉に突っかからない形状にしてあげるために、よく潰し、中期からは形あるご飯粒を食べやすくするために潰してあげましょう。
他にもすり鉢は中期や後期、幼児期でも麺類やパン系にも使えます。
麺の場合はカッターもありますが、すり鉢で潰しても同じように食べやすくしてあげられます。パンもちぎればポソポソして食べにくいですが、潰して小さくするのだとより食べやすく細かくなってくれますよ。
【すり鉢だと野菜の繊維まで潰しやすい】
離乳食初期は、お野菜を潰して与えますよね。
すり鉢を使えば繊維が残りやすいほうれん草でもしっかり潰せます。
初期から中期はお野菜のいろんな味を教えたいですが、繊維の多い野菜は食べさせにくいもの。
ちゃんと赤ちゃんが消化できるような形状にしてあげなければいけません。
初期から中期は特にすり鉢が大活躍する時期ですね。
【食卓の上で完結できる】
コンパクトなすり鉢であれば、食卓の上で赤ちゃんの要求に沿う量をちょっとずつ潰してあげられます。
赤ちゃんが欲しいものに合わせていちいちブレンダーを用意するのは面倒ですが、すり鉢なら食卓に用意しておけるので、席を立たずとも、少量の野菜を潰して与えることができるでしょう。
ブレンダーでたくさん潰して用意したのに食べなかった…なんていうフードロスも防げますよ。
離乳食に使うすり鉢の選び方
離乳食にぴったりな、すり鉢の選び方をご紹介します。
【コンパクトなサイズのすり鉢を選ぶ】
離乳食は基本的に赤ちゃんだけに使うので小さいすり鉢で良いでしょう。
赤ちゃん一人分の調理用ということもありますし、潰した後そのままお茶碗として使うのもアリ。
洗い物も減って一石二鳥ですよ。
小さいすり鉢を選ぶと持ち運びも簡単なので、外食の時にも使えます。予期しない外食は、赤ちゃんが食べれるものを選ぶのも大変ですよね。
なんとか大人の食事から小分けにできるものがあったとしても、食べられる形状にするのは一苦労…。
そんな時にすり鉢を持ち歩いていれば、簡単に離乳食作りをすることができます。
ですから、ママバックに気兼ねなく忍ばせておけるサイズのすり鉢を選ぶのがおすすめです。
100円ショップなどでもコンパクトで使いやすいすり鉢があるのでぜひ探してみてください。
【裏ごしセットがあるものを選ぶ】
すり鉢以外にも離乳食便利グッズはたくさんありますが、すり鉢とよくセットで売っている「裏ごし網」も離乳食にとても便利です。
すり鉢で潰したあとさらに裏ごしできるので、初期の赤ちゃんに、より食べやすく離乳食を作ることができます。
セットになると、すり鉢、裏ごし網、おろし器、果汁絞り、すりこぎなどがスタッキングできるものが多いですが、どれも離乳食作りに活用できるので、せっかくならセットになっているタイプを選ぶといいでしょう。
セットでついていてもコンパクトなものが多いので、持ち運びもOK。
外食や実家へ帰省する際などに持って行くと安心です。
【電子レンジや食洗機OKなものを選ぶ】
すり鉢を選ぶときにサイズ感と同じくらい大切なのが電子レンジと食洗機で使えるか否か。
電子レンジがOKなら調理の幅が広がりますし、食洗機がOKであれば洗い物も楽になりますよね。お家に食洗機があるママはぜひ、この目線も忘れずにチェックしてくださいね。
【シンプルなデザインを選ぶ】
離乳食用の調理器具は、キャラクターであったり可愛い絵柄のものが多いです。キャラクターを楽しむのもいいですが、子どもたちが大きくなってからは少し使いづらくなってしまうことも。
離乳食が終わっても、ごまや薬味を潰すのに使えるので、長く大事に使いたいママには、木のものやシンプルなデザインのものを選ぶのがおすすめです。
まとめ
離乳食作りにブレンダーがあればOKでは?と思うママもいるかもしれません。確かにブレンダーも離乳食にとても便利なアイテムですね。
しかし、コンパクトで持ち運べるところがすり鉢の良いところ。
すり鉢は外食でも使いやすいですし、何よりママが離乳食を作る工程を赤ちゃんが間近で見られます。ママが手をかけて用意してくれているのを見るのも「食育」ですよね。
それぞれのアイテムに良いところがありますから、場面ごとで使い分けて上手に便利グッズを活用しながら、大変な離乳食期を乗り切っていきましょう。