コップの練習を上手にするには?
赤ちゃんがコップで飲み物を飲めるようになると、水分補給も楽になりますよね。しかし、コップで飲めるようになるには練習が必要です。
思ったよりも時間と労力がかかることも多いため、見守っているママやパパ、赤ちゃん本人もストレスを感じてしまうことが多いです。
・うまく飲めずにこぼしてしまう
・コップを振って飲み物が飛び散る
・練習の度に周辺の掃除が大変
・服が濡れて全部着替えさせることになった
などの悩みは多いもの。
初めは上手にできなくて当たり前なのですが、練習をする時のポイントを知っておけば、上達もスムーズになりますよ。
今回は、赤ちゃんがコップ練習をするときにどのように進めればよいのか、ポイントを4つご紹介します。
ポイント①コップに入れるのは一口分
コップの練習でよくあるパターンが、飲む練習に入る前にコップの中の飲み物が全部なくなってしまうパターンです。
赤ちゃんはコップという存在自体に興味津々で、振ってみたり投げてみたり、さまざまな反応を見せます。
コップの種類にもよりますが、ストローマグのようなふたが付いているものではなく、一般的なコップの場合は飲む前にこぼれてしまっても仕方がないと思っておきましょう。
中身をたくさん入れているほど、赤ちゃんがコップを振った際に飛び散る範囲が大きくなります。
そうなることも視野に入れた上で、コップにいれるのは一口分にしておきましょう。
少しだけなら多少振っても、赤ちゃんの力ならそこまで飛び散りません。
中身が少ししかないと理解すると、赤ちゃんはまた別の反応を見せてくるはずです。
そうして少しずつ、コップに入っているものは飲んで良いのだと理解させていくのです。
ポイント②濡れても良い環境で練習する
コップの練習をする時には、9割ほど服も周りもびしょ濡れにしてしまいます。
口まで上手に運べても、傾き加減が分からずに飲みながらこぼしてしまうこともありますね。
色んなシーンを想定した上で、次のような濡れても良い環境を作ってあげましょう。
・お風呂場でコップの練習をさせる
・防水シートを敷いて練習させる
・浜辺など水場で練習させる
お風呂や浜辺は、裸であったり水着でいても違和感がなく、かつ濡れても良い環境が整っています。
ママもストレスフリーで、思い切り練習させてあげることができますね。
ただ、衛生的な面で、お風呂場で飲ませることに抵抗がある場合には、防水シートを敷いてこぼしても良い体勢を整えてあげましょう。
服が濡れてしまっては風邪を引く可能性もあるので、できるだけ薄着にしたり、ヘアカットをする時のカバーを身体に巻いてあげるのも方法の1つです。
ポイント③むしろ失敗を経験させる
こぼしたり、うまく飲めなかったり、コップで飲むということに慣れないうちは失敗して当たり前です。
できないからといって途中で止めさせたり、ママやパパが手を添えて手伝ったりするのは、逆に上達を遅くさせてしまうことに繋がります。
赤ちゃんは失敗していく中で飲み方を学んでいくことも多いからです。
コップを振ると中の飲み物がなくなってしまう、この角度だとこぼれてしまうというように色んなパターンを体験させてあげましょう。
いたずらに飲み物をまき散らしているわけではないことを理解してあげ、できるだけ長い目で見守ってあげましょう。
あえて失敗を経験させることで、コップから自分のタイミングで飲み物を飲むという動作を身体に覚えさせるのです。
そのためにも、失敗してもママやパパがストレスの溜まらない、良い環境を作ってあげることが大切です。
ポイント④赤ちゃんを褒めてあげる
赤ちゃん自身もコップに入っている飲み物を上手く飲めずにストレスが溜まってしまうので、少しでもできたら必ず褒めるようにしましょう。
うまくできなかったことについてリアクションするのではなく、できたことに大きなリアクションをして「できる」という感覚や喜びを味あわせてあげるのです。
昨日と同じことが次の日もできたら、大いに喜んであげましょう。それが上達への近道にもなりますよ。
赤ちゃんは自信がつくと「もう少しやってみよう」と意欲が湧きます。赤ちゃんほど純粋なので、褒めると純粋に喜んで伸びてくれます。
その特性を上手に活用して、コップ練習の上達をサポートして下さい。
まとめ
赤ちゃんがコップで飲み物を飲めるようになるまでは、何度も練習が必要です。
最初から完璧にできる子なんていません。
失敗をして経験をすることで少しずつ理解してできるようになっていくのです。
その練習をあたたかく見守れるように、できたら純粋に褒めてあげられるように、練習しやすい環境を作るのもママとパパの仕事です。
季節によっては、部屋の中の温度を適度にして裸になって練習させるのも良いですね。
毎度、床や家具を濡らされてしまうと、ママやパパにストレスが溜まって純粋に上達を喜んであげられなくなります。
ちょっとした工夫がお互いのストレスフリーに繋がるので「そんなことで?」と思ってもぜひ実践してみて下さいね。
今回の4つのポイントをコップ練習に役立てて、赤ちゃんのステップアップを応援してあげましょう。