離乳食でうどんはいつから食べられる?
うどんは手軽で食べやすく、子どもにも大人にも人気のメニューですよね。離乳食期の赤ちゃんは、いつからうどんを食べられるのかご存じでしょうか?
うどんの原料である小麦は、アレルギー表示義務7品目に含まれるため、食物アレルギーを心配される方も多いですが、離乳食初期の後半あたりから少しずつ食べさせることができます。めん類の中でも食べやすく、調理もしやすい食材ですよ。
そんなうどんを離乳食で使う場合、どのくらいの量をどんなメニューで食べさせるといいでしょうか。今回は離乳食の時期別に、推奨される量とおすすめのうどんレシピをご紹介します。
離乳食初期のうどんレシピ
離乳食初期のスタートメニューはおかゆですよね。その他野菜や白身魚なども少しずつ取り入れ、食べることに慣れてきたら、主食をうどんに替えてみましょう。おかゆと同じく炭水化物なので、赤ちゃんの活動エネルギーの元になりますよ。
【離乳食初期のうどんの量】
最初は1さじからあげますが、アレルギー等の反応もなく、食べるのに慣れてきたら1食5g〜20gを目安にします。
【うどんの調理で気を付けること】
うどんは小麦の他、塩分が多く含まれています。赤ちゃんにとっては塩分が多すぎるので、多くの水でくたくたになるまで茹で、塩分を抜きましょう。10〜15分くらい茹でるのがおすすめです。
それでも心配な方は、塩分不使用の赤ちゃん用のうどんも販売されています。短くカットもされているので便利ですよ。
【離乳食初期のうどんレシピ】
離乳食初期はまだそのままのうどんは食べられないので、茹でたうどんをすり鉢、ブレンダーなどで細かくすりつぶします。湯冷ましなどでトロトロするまで伸ばしたら完成です。
離乳食中期のうどんレシピ
離乳食中期になると、他の食材と合わせて、うどんを食べさせてみましょう。
【離乳食中期のうどんの量】
1回あたり25g~55gが目安の量です。赤ちゃんによって食べられる量は違いますので、様子を見ながらあげてみましょう。舌でつぶせる固さまで茹でてあげます。
【離乳食中期のうどんレシピ】
さっぱりとヘルシーなたんぱく質である鶏肉のささみと、甘くて赤ちゃんが好む味のかぼちゃと一緒に調理してみましょう。だしを使わなくても、しっかり素材の味を楽しめるレシピですよ。山梨県の郷土料理ほうとうにも似たメニューです。
1.うどんを茹で、細かく刻む
2.鶏ささみも茹で、すり鉢等ですりつぶす
3.小鍋でかぼちゃも柔らかく茹で、茹で汁とともにつぶして、とろとろのスープ状にする
4.3にうどんを入れ、軽く煮立たせる
5.お椀に4を盛り付け、ささみを乗せたら完成
離乳食後期のうどんレシピ
離乳食後期からは少しずつ、だしを使ったレシピに挑戦してみましょう。味付けはまだうす味が基本ですが、3食美味しく食べられるよう、味のバリエーションを増やしてあげたいですよね。
【離乳食後期のうどんの量】
1食につき60g~80gの量が目安です。カミカミができるようになるので、細かく切ってしまわず、1~2cmくらいのサイズに切ってあげるといいでしょう。
【離乳食後期のうどんレシピ】
さまざまな野菜と混ぜて、栄養たっぷりの野菜と卵のとろとろあんかけうどんレシピをご紹介します。苦手な野菜も、とろみをつけてあげると食べやすくなり、ごっくんしてくれるかもしれませんよ。このあんかけはうどんだけでなく、ご飯にかけてもおいしいので、アレンジしてみてください。
1.にんじん、玉ねぎ、ブロッコリーをみじん切りにする
2.離乳食用のだしを小鍋に入れ、1の野菜と鶏ひき肉と一緒に煮込む
3.うどんを茹で、1~2cmほどに切る(ヌードルカッターがあると便利)
4.2の野菜が柔らかくなったら、豆腐や卵を入れてひと煮立ちさせる
5.水溶き片栗粉でとろみをつけたら、3のうどんにかけて完成
離乳食完了期のうどんレシピ
完了期には手づかみメニューがおすすめです。楽しく食べられるように、工夫したメニューを作ってあげましょう。
【離乳食完了期のうどんの量】
1回に付き、90g~100gくらいが目安です。長さは5cm程度にカットしてあげると食べやすいでしょう。
【離乳初期完了期のうどんレシピ】
手づかみできるメニューとして、うどんを使ったおやきのレシピをご紹介します。手軽に食べられますし、お出かけの際にお弁当に入れてあげるのもおすすめです。
1.にんじんや玉ねぎなどの野菜をみじん切りにする(野菜は何でもOK)
2.うどんを茹で、小さめにカットする
3.鮭などの魚を茹で、身をほぐしておく
4.1~3までの全ての材料をボウルに入れ、片栗粉を入れてよく混ぜ合わせる
5.フライパンにクッキングシートを敷き、4を薄く伸ばして焼く
6.片面に焼き目が付いたらひっくり返し、もう片面も焼く
7.手づかみしやすい大きさにカットしたら完成
まとめ
離乳食の時期別にうどんのレシピをご紹介しましたが、気になるレシピはありましたか?離乳食初期の後半という、比較的早い時期から食べられるうどん。おかゆやご飯が基本の主食ではありますが、徐々にいろんなものを食べられるよう、うどんにも挑戦させてみましょう。