いつから離乳食にキャベツを使える?
一年を通して手に入りやすいキャベツは、普段の料理にも取り入れやすい食材ですよね。
キャベツには春キャベツと冬キャベツがあり、葉が柔らかく甘みがあるのが春キャベツ、肉厚がしっかりしている葉は冬キャベツというようにそれぞれ特徴があります。
そんなキャベツですが、あくが少ないので葉物の中では離乳食の中でも特に使いやすい食材です。
春キャベツと冬キャベツどちらも煮ると甘みが増すので、離乳食にはぴったり。
使うときのポイントに注意すれば、離乳食初期から食べ始めても大丈夫です。
また、キャベツにはビタミンCやビタミンU、カリウム、食物繊維も豊富で栄養価も高いので、積極的に使いたいですね。
離乳食にキャベツを使うときのポイント
まず、離乳食にキャベツを使うときの調理のポイントについてみていきましょう。
【ポイント①まずは葉先の部分から】
キャベツの葉は部位によって硬さが異なります。
もっとも柔らかい葉先から、まずは加熱して使うようにしましょう。
外側の葉や芯の部分は硬くて離乳食には向かないので、離乳食期の頃は無理に食べさせなくても良いでしょう。
また、繊維のある白い筋の部分は、断ち切るようにカットすると食べやすくなります。
【ポイント②アレルギーに注意】
キャベツはアレルギーが出にくい食材ではありますが、初めて食べさせるときは午前中、病院の開いている時間の方が良いでしょう。
他の食材と同様にまずは小さじ1杯から始めて、徐々に量を増やしていきましょう。
【ポイント③キャベツの葉をしっかり洗う】
キャベツの葉には虫が付いていることもあります。
一枚ずつ葉の表裏をしっかり洗ってから、調理に使うようにしましょう。
【ポイント④保存方法】
離乳食の場合は少量しか使わないため、茹でてペースト状にしたものを冷凍保存しておくと便利です。
【離乳食期別】キャベツのレシピ
離乳食期別に、キャベツのおすすめレシピを紹介します。
【離乳食初期のおすすめレシピ:キャベツペースト】
離乳食初期にはキャベツをペースト状にして食べさせるようにしましょう。
他の食材と同様に、まずは小さじ1杯からスタートしましょう。
<キャベツペーストの作り方>
1.キャベツの葉先を5cm角にカットする
2.鍋で柔らかく茹でる
3.鍋から取り出しすり鉢ですり下ろすかブレンダーで細かくする
4.湯小さじ1〜大さじ1でなめらかにのばす
キャベツは繊維があるので、離乳食初期は特によくすり下ろして食べやすくしましょう。
【離乳食中期のおすすめレシピ:キャベツのトロトロがゆ】
キャベツに慣れてきたら他の食材と組み合わせても良いでしょう。
まずはおかゆと合わせると、お米とキャベツの甘さで食べやすいですよ。
<キャベツのトロトロがゆの作り方>
1.硬い部位以外の葉を柔らかく茹でる
2.キャベツを裏ごししてだし汁を加えてのばす
3.10倍がゆを作る
4.10倍がゆの上にキャベツを乗せたら完成
おかゆに混ぜるだけの簡単レシピですが、メニューも広がるのでおすすめですよ。
【離乳食後期のおすすめレシピ:キャベツのパン粥】
離乳食後期になると3回食に進む赤ちゃんも多いのではないでしょうか。
3回分作るとなると今までより負担が増えるので、ちょっと大変ですよね。
そこで、朝食に簡単に作れるおすすめレシピをご紹介します。
<キャベツのパン粥の作り方>
1.キャベツの葉を5分ほど茹でる
2.キャベツを取り出しみじん切りにする
3.食パンを小さくちぎって鍋に入れる
4.牛乳とキャベツを食パンと同じ鍋に入れて煮込む
5.食材が柔らかくなったら完成
キャベツの他に、にんじんやほうれん草などの野菜を一緒に入れると彩りがよくなるので、ぜひ試してみてください。
【離乳食完了期のおすすめレシピ:ロールキャベツ】
キャベツ料理の代表とも言えるロールキャベツ。
離乳食としてもおすすめですよ。
味付けする前に赤ちゃんの分だけを別にして、取り分けメニューとして活用するのも良いですね。
<ロールキャベツの作り方>
1.キャベツの葉を柔らかくなるまで茹でて冷ます
2.玉ねぎをみじん切りにする
3.ボウルに牛豚ひき肉を入れて塩を少々加えて練る
4.3に卵、パン粉、玉ねぎを加えて混ぜ4等分にする
5.1のキャベツの水気を取り3をのせて包む
6.巻き終わりを下にして鍋に入れる
7.水と離乳食用のコンソメ少々で味付けして煮込んだら完成
牛豚ひき肉は完了期からが推奨ですが、豚ひき肉にまだ慣れていない場合は、まずは豚ひき肉だけを使った料理に挑戦してから、ロールキャベツに挑戦してみましょう。
ロールキャベツのスープにはコンソメが一般的ですが、慣れてきたらクリーム煮やトマト煮もおいしいのでぜひ試してみてはいかがでしょう。
まとめ
キャベツは栄養価が高いので、赤ちゃんにはぜひ食べてもらいたい食材です。
あくや癖が少ないので味付けとしては比較的食べやすい食材かもしれません。
ただ、白い繊維の部位や芯の部分は硬いため、離乳食期には無理に使わない方が良いでしょう。
ご紹介したレシピはどれもアレンジしやすいメニューばかり。
ぜひ他の食材とも組み合わせて、メニューの幅を広げてみてはいかがでしょうか。