離乳食でチーズはいつから使える?
種類も多くカルシウムやたんぱく質が豊富なチーズ。
栄養価も高く、1年中購入できるチーズですが、いつから離乳食として使用できるのかご存じですか?
チーズを離乳食として使用できる時期は、離乳食中期からです。
しかし、アレルギーなども心配ですし、離乳食にどう取り入れるのか悩むこともあるでしょう。
今回は離乳食にチーズを使用する際の注意点や、おすすめのチーズレシピなどを紹介します。
離乳食でチーズを使用する際の注意点
離乳食中期から離乳食にチーズを使用できますが、初めてあげる際は、次のような注意しなければならないポイントがあります。
【注意点①少量から与える】
チーズは牛乳を原料としていますが、卵に次いで赤ちゃんに多いアレルゲン食品です。
チーズを初めて与える際は、小児科の開いている午前中に少量を与えて様子を見ましょう。
数時間経ってからアレルギー症状が出ることもあるので午前中に与えるようにしましょう。
(ただし、もともとミルク育児の赤ちゃんはアレルギーが出ることはほとんどありません。)
【注意点②脂肪分・塩分に気をつける】
チーズは、体を作るのに必要な栄養が豊富ですが脂肪分や塩分が高いので赤ちゃんのお腹に負担が掛かってしまいます。
離乳食で使用する際は、塩分量などを把握して、塩分量が高ければ少量にするなど量を調整して与えるのがいいでしょう。
離乳食におすすめのチーズ
チーズには、たくさんの種類がありますよね。
どのような種類のチーズが離乳食に適しているのでしょうか。
離乳食にも使用できるチーズを時期別に紹介するので、参考にしてみてください。
【離乳食中期:カッテージチーズ】
カッテージチーズは、生乳から脂肪分を取り除き脱脂乳からで作られたチーズです。
他のチーズと比べると塩分・脂肪分が少なく、赤ちゃんの未発達の胃腸にも優しいので、初めて与えるチーズにおすすめです。
【離乳食後期:プロセスチーズ】
プロセスチーズは、乳を固めて発酵熟成されたナチュラルチーズを成型したチーズです。
ベビーチーズやスライスチーズなどのことを指します。
そのままでも食べられるので手軽ですが、塩分や脂肪量が高めなので与える量には注意が必要です。
【離乳食完了期:クリームチーズ】
クリームチーズは、生乳と生クリームから作られたチーズです。
脂質が非常に高いので、使用量には注意が必要です。
離乳食3回食の内の1回、小さじ1程度の量までにしましょう。
この他、チーズには粉チーズがありますね。
振りかけるだけで使えるので便利ではありますが、粉チーズは塩分量が高いので、離乳食には不向きです。
離乳食期別のおすすめチーズレシピ
離乳食期別に、チーズを使った、おすすめの離乳食レシピをご紹介します。
【離乳食中期:野菜とツナのチーズリゾット】
チーズを加えるだけで、洋風の離乳食メニュー、リゾットに大変身。手軽にチーズを使えておすすめです。
1.ピーマン、人参をみじん切りにする
2.小鍋におかゆ、野菜、ツナを入れて弱火にかける
3.ひと煮立ちしたらカッテージチーズを入れ、だまになっていれば潰す
4.程よく水分が飛んだら盛り付ける
野菜の種類や、ツナを白身魚やささみなどにも変更し、様々なアレンジもできますよ。
【離乳食後期:手づかみチーズおやき】
手づかみ食べの練習もできる、離乳食後期のチーズレシピです。
1.じゃこ、ほうれん草をみじん切り、人参はすりおろしておく
2.じゃがいもの皮を剥き、レンジでチンする
3.じゃがいもが熱いうちにスライスチーズをちぎって入れ、塩少々入れ混ぜる
4.1を入れ、練りながら混ぜ合わせる
5.食べやすい大きさに丸めて、平たくしてフライパンで焼く
6.冷ましてから盛り付ける
野菜の種類を変えたり、じゃがいもをかぼちゃに変えたりなどアレンジしてみてくださいね。
【離乳食完了期:クリームチーズのサンドイッチ】
クリームチーズは、柔らかいので赤ちゃんも食べやすいでしょう。
ただし、口の中に引っ付きやすいので、常温に戻してペーストにして使用するようにしましょう。
1.クリームチーズを冷蔵庫から出しておく
2.胡瓜はスライサーなどで薄切りにし、食べやすい大きさに切る
3.パン1枚にクリームチーズを塗り、キュウリを乗せてパンで挟む
4.耳つきのパンは耳を切り、食べやすい大きさに切る
野菜の他にも果物を挟むなど、いろいろな食材でアレンジ可能なので、子どもが好きな食材で作ってみてくださいね。
まとめ
チーズにはアレルギーの心配もあるので、初めて与える際には注意が必要です。
しかし、チーズにはさまざまな栄養が含まれています。少量でも香りづけなど様々な使い方ができるので、選び方や注意点を参考に離乳食にチーズを取り入れてみてくださいね。