離乳食のなすはいつから食べられる?
和洋中のどれにでも合わせやすいなすは、献立でも登場する機会が多いのではないでしょうか。
赤ちゃんにもぜひ食べてもらいたいですよね。
なすにはしっかりとした皮がついているため、まずは皮を除いてからスタートさせるのがポイント。
きちんと下ごしらえをすれば、離乳食初期から使える食材です。
今回はなすで離乳食を作る時のポイントや、離乳食期別のレシピをご紹介いたします。
なすで離乳食を作る時のポイント
【ポイント#1.変色に注意】
なすは切ってから時間が経つと黒く変色してしまいます。
変色したなすで離乳食を作ると、少し苦味を感じてしまうことも。
切ったらすぐにあく抜きをして下ごしらえをしておきましょう。
【ポイント#2.下ごしらえ】
なすは下ごしらえがポイント。
下ごしらえの方法は、
①ヘタを切り落とす
②適当な大きさに切る
③5〜10分程度水につける
このような手順で行います。
【ポイント#3.保存方法】
なすは冷蔵保存よりも、加熱後に冷凍保存するのがおすすめです。
離乳食初期はペースト状にして使うため、加熱後に裏ごしをしてペーストした状態で冷凍保存すると便利です。
【ポイント#4.なすの選び方】
なすは加熱すると柔らかくなるので、どんな種類のなすでも大丈夫です。
特に8月以降に収穫されるものは実が引き締まっていて種が少ないので、離乳食にもおすすめです。
また、ヘタの部分がトゲトゲしているくらい尖っているものや、実が詰まってずっしり重たいなすの方が新鮮です。
【ポイント#5.食べさせる量】
他の食材と同様に、まずは一口から始めましょう。
離乳食初期では野菜や果物は10〜15gくらい食べさせることができます。
他の食材と組み合わせる場合は、量を調整して食べさせましょう。
【離乳食期別】なすを使ったレシピ
【離乳食初期】
離乳食初期から食べられるなす。
まずはペーストから始めましょう。
#1:なすのペースト
材料:なす 半分(保存用に多め)、お湯 適量
<作り方>
①なすの皮をむき薄い輪切りにする
②あく抜きをしてザルにあげ水気を切る
③細かく切ってすりつぶしお湯と合わせてペーストにする
#2:なすとトマト煮
材料:なす 1/3本、プチトマト 5〜6個(初期にトマトを潰して食べるのであれば普通のトマトの方が潰しやすいかもしれません。)、
水 適量
<作り方>
①なすはヘタを取り5mm角に切りあく抜きをする
②プチトマトのヘタと種の部分を取る
③なすとトマトが柔らかくなるまで煮る
④なすとトマトを裏ごしする
⑤さらに鍋に入れて煮詰まったら完成
【離乳食中期】
中期に入ったら、ペーストよりも少し粗い状態で食べるのも良いでしょう。
#1:なすの煮浸し
材料:なす 1cmほどの輪切り1つ、だし 適量、水溶き片栗粉
<作り方>
①水にさらしたなすをだしで柔らかくなるまで煮る
②煮たなすを細かく刻みだしで再加熱する
③片栗粉でとろみをつける
#2:ミルクそうめん
材料:なす 1/4本、無塩そうめん 1/5束、粉ミルク ミルクさじ半分、お湯 小さじ1
<作り方>
①そうめんを袋に入れて砕く
②そうめんとなすを柔らかくなるまで茹でる
③そうめんとなすを水で洗う
④なすをすりつぶす
⑤お湯と粉ミルクを混ぜ全て合わせたら完成
【離乳食後期】
他の食材と合わせて、大人のメニューと取り分けしてみるのもおすすめです。
#1:麻婆なす
材料:豚ひき肉 15g、豆腐 25g、なす 大さじ1、水 50cc、鶏ガラスープの素 少々、味噌 少々、砂糖 少々、片栗粉 小さじ2、水 小さじ1
<作り方>
①なすと豆腐を食べやすい大きさに切る
②鶏ガラスープの素、水、豚ひき肉を合わせて加熱する
③豆腐となすを入れ味噌と砂糖で味付けする
④水溶き片栗粉を入れて混ぜ合わせたら完成
#2:なすとトマトのラタテュイユ
材料:皮をむいたなす 1cmの輪切り1つ、トマト 1/8個、玉ねぎ 1/8個、パルメザンチーズ 小さじ1、オリーブオイル 小さじ1、だし汁 適量
<作り方>
①材料を1cm角に切りオリーブオイルで炒める
②だし汁を入れ煮込む
③食材が柔らかくなったらパルメザンチーズをかける
【離乳食完了期】
なすは夏野菜の代表です。
暑い日だからこそ、なすを取り入れて旬の味を一緒に楽しみましょう。
#1: なすとトマトの味噌リゾット
材料:なす 1/4本、にんじん 1/4本、トマト 1/8個、玉ねぎ 1/8個、ごはん 1人分、味噌 少々、牛乳 100cc、鳥ひき肉 ひとつまみ
<作り方>
①材料を全て鍋に入れて煮込む
②水分がなくなるまで煮る
③にんじんが柔らかくなったら完成
#2: 豚肉と夏野菜の蒸し物
材料:豚肉 15g、なす・かぼちゃ・ズッキーニ 合わせて30g
<作り方>
①豚肉の脂身を取り除く
②かぼちゃの皮・種・ワタを取る
③なすとズッキーニの皮を取る
④1cm角の食べやすい大きさに全て切る
⑤蒸し器で材料に火が通るまで蒸す
まとめ
しっかり下ごしらえをすれば離乳食初期から食べられるなす。
なすは夏野菜の代表なので、夏の暑い日こそおすすめです。
また、煮ると味のクセがなくなるので、他の食材とも合わせやすいという特徴も。
離乳食後期以降は大人のメニューから取り分けても良いですね。
和洋中どれにも合うなすでぜひ、離乳食のレパートリーを増やしてみてはいかがでしょうか。