離乳食で大根はいつから使える?
クセがなく茹でる、煮るだけでなく生でも食べられる大根。冬に旬を迎え、甘みが増す大根ですが、いつから離乳食に使用できるのかご存じですか?
大根は離乳食初期から使用できます。栄養豊富なだけでなく、消化しやすくアレルギーの心配も少ないので離乳食におすすめの食材です。
しかし、どのように大根をあげればいいのか、また大根の葉や皮は食べさせてもいいのか悩むこともあるでしょう。
今回は、離乳食に大根を使用する際のポイントや離乳食期別のレシピを紹介するので参考にしてくださいね。
離乳食で大根を使用する際のポイント
煮ると柔らかくなるので赤ちゃんでも食べやすい食材です。離乳食初期から使用できますが、大根を使用する際のポイントを見ていきましょう。
【選び方・保存方法】
色が白く触ったときに硬くハリがあり、まっすぐ伸びたみずみずしいものを選びましょう。
また、使い切れない分は調理しやすいようにカット、またはすりおろした大根をフリージングバッグに入れて冷凍保存することができます。使用する際は使いたい分だけ取り出して調理が可能です。
【部位によって甘みが違う】
大根は部位によって甘みや辛味が違います。特徴を知っているとおいしく調理できるので確認しておきましょう。
①上部…葉っぱに近い上部は、シャキッとした食感でみずみずしいのですりおろして食べると甘みを感じます。離乳食で使用する際は、すりおろして加熱して与えるのがおすすめです。
②中間部…甘みと辛味のバランスが良い部分です。中間部をすりつぶして使用したり、柔らかく煮たものを与えましょう。
③下部…大根の辛味が一番強い部分なので、離乳食には使用を避けた方が良いでしょう。
④大根の葉や皮…栄養がたっぷり含まれていますが、辛味や苦みがあるので離乳食には使用しないほうが良いでしょう。
離乳食期別おすすめの大根レシピ
離乳食の時期別におすすめの大根レシピを紹介します。
【離乳食初期:野菜雑炊】
たくさんの野菜がとれる離乳食初期におすすめのレシピです。
1.大根、にんじん、じゃがいもをすりおろす
2.1を混ぜてラップをし、電子レンジで30秒チンする
3.2をおかゆと混ぜ合わせる
すりおろすことが出来る野菜を使用するので簡単に作れます。野菜の種類を変えたり、だしを入れてアレンジもいいですね。
【離乳食初期:大根のだし煮】
大根を甘みのあるさつまいもと合わせると、赤ちゃんも食べやすいですよ。
1.さつまいもの皮を剥いて薄切りにし、水にさらす
2.さつまいもを茹でて、裏ごしをする
3.大根の皮を剥いてすりおろす
4.小鍋に2と3とだし汁を入れて2~3分ほど煮る
さつまいもと大根だけでなく、他の野菜を入れてアレンジやご飯に混ぜて食べるのもおすすめです。
【離乳食中期:鯛と大根の炊き込みご飯】
炊飯器で簡単に作れるレシピです。
1.お米0.5合を洗い、炊飯器の全粥のラインまで水を入れる
2.乾燥ひじきを水で戻して好みの大きさに刻む
3.大根、にんじん、しいたけ、玉ねぎをみじん切りにする
4.2と3、鯛、昆布、醤油小匙1、味噌少々を1に入れる
5..鯛を取り出してほぐしながら骨を取り除く
鯛の切り身を入れるレシピですが、骨の処理が大変な時は鯛の刺身を使用すると手軽に調理できますよ。
【離乳食中期:野菜煮込み】
たくさんの野菜が入っているので栄養豊富なレシピです。
1.大根、人参、白菜、じゃがいもをみじん切りにする
2.鍋にだし汁、1と鶏ひき肉を入れて煮込む
3.混ぜながら鶏ひき肉をパラパラにする
4.沸騰するとアクが浮いてくるのでアクを取る
5.アクが取れたら蓋をして具材が柔らかくなるまで弱火で煮込む
6.とろみを付けたい方は水溶き片栗粉でとろみをつける
このまま食べてもおいしいですが、お粥に混ぜたりスープの具材にしたりと色々な使い方ができます。
【離乳食後期:大根もち】
手づかみ食べにおすすめのレシピです。
1.大根をおろし、にんじん、キャベツをみじん切りにしておく
2.しらすに熱湯をかけ塩抜きして刻んでおく
3.ボウルに1と2、小麦粉と鰹節を入れ手でこねるように混ぜる
4.丸く成形し、フライパンに並べる
5.弱火で両面3分ずつ焼く
焼いた後、冷凍できるので、たくさん作って冷凍保存もおすすめですよ。
【離乳食後期:大根のグラタン】
和風の離乳食が続いたら、洋風のレシピもおすすめです。
1.鍋に大根、玉ねぎ、鰹節を入れて野菜が柔らかくなるまで煮る
2.汁気が無くなったら味噌を入れて混ぜる
3.粉ミルクと薄力粉、水をレンジにかけホワイトソースを作っておく
4.耐熱容器にご飯、3を盛り付けスライスチーズを乗せてトースターで4分焼く
大人と同じものを食べたがる子どもにおすすめですよ。
まとめ
大根は離乳食初期から使用でき、手に入りやすい野菜です。また、冷凍保存にも向いているので生のままや、調理してから冷凍するのもおすすめです。
お腹にも優しく、アレルギーの心配も少ないので、是非赤ちゃんに食べさせてあげてくださいね。