赤ちゃんの離乳食レトルトのみで楽に!
赤ちゃんの生後5〜6ヶ月から始まる離乳食。
大人と同じ献立というわけにはいかないので、食べる量は少しだけなのに、食材をすりつぶしたりと作る工程も多いですよね。
働いているママは特に、お世話をしながら作るのは大変!と感じる方が多いようです。
そこで便利なのが市販のレトルトの離乳食です。
中にはレトルトの離乳食に少し抵抗を感じているママも。
ですが、「作らなくていい」「何を作るか考えなくていい」という点はとても大きなメリットですよね。
そんな市販のレトルト離乳食。赤ちゃんへの栄養や発達面に影響はないのでしょうか。
今回は、レトルトのみで離乳食を進めていく方法についてもご紹介いたします。
レトルト離乳食の栄養や発達面は?
レトルトの離乳食ばかりだと、赤ちゃんの栄養や発達面で影響はないのか気になる方も多いのではないでしょうか。
【栄養・発達面のポイント】
離乳食はレトルト、手作りに関わらずこのようなポイントが重要です。
・栄養バランスを考えた食事になっているか
・月齢に合った離乳食かどうか
離乳食期は食べられる食材が少ないため、栄養バランスといっても少し難しいですよね。
一回の献立につき、ごはんやパンなどの「穀物」、「野菜や果物」、「魚・肉・卵・豆腐・乳製品」の3つの食品群に分けて、バランスと量を考えるようにしましょう。
レトルトの場合だと、袋にちゃんと出来合いの量で表記があるので分かりやすいと言えるでしょう。
レトルトの離乳食でも、バランスと量を意識して献立を考えれば手作りの場合と比べても赤ちゃんの栄養や発達面には影響がない場合がほとんどです。
もし赤ちゃんがちゃんと成長できているかを知りたい際は、母子手帳などに記載の成長曲線の表から、カーブに沿っているかどうかを参考にしてみましょう。
また、歯の発達面を考えると、いつまでも柔らかいものばかり食べていると、「噛む」ことの成長スピードが遅くなってしまうことも。
量だけではなく固さも踏まえて、月齢に合ったレトルトの離乳食を選びましょう。
レトルト離乳食のみの進め方と注意点
手作りの離乳食の場合、月齢に応じて食材の大きさや固さを自分で調整する必要があります。
その都度、赤ちゃんの成長に合わせたものを把握し作るという点がレトルトの場合と大きく違います。
レトルトの離乳食の場合、どのように進めていけばいいのか月齢別に、注意点も合わせてご紹介いたします。
【生後5〜6ヶ月頃(離乳食初期)】
離乳食初期はゴックン期ともいわれ、まずはすりつぶしたものを飲み込む練習から始めます。
少量しか食べないので、レトルトの場合は小分けになったものがおすすめです。一度開封したからといって、多めにあげることはしないように気をつけましょう。
【生後7〜8ヶ月(離乳食中期)】
離乳食中期はモグモグ期ともいわれ、初期よりも固い食材でも、舌を前後と上下に動かしてつぶして食べるようになります。
初期に食べていたレトルトの離乳食に慣れたら、対象月齢を参考にしながら少しずつ進めていきましょう。
【生後9〜11ヶ月(離乳食後期)】
離乳食後期はカミカミ期ともいわれ、舌をさらに動かし歯茎で噛むようにして食べるようになります。
中期よりもさらに食材が広がり、レトルトの離乳食の種類も増えていきます。
おでかけする機会も増えてくる時期なので、スプーン付きや携帯に便利なものを選ぶと良いでしょう。
【生後12ヶ月〜(離乳食完了期)】
離乳食完了期はパクパク期ともいわれ、舌を自由に動かして歯茎でも上手に噛めるようになっています。
レトルトの離乳食の幅はさらに広がり、量も増えてくるでしょう。そのため、レトルトの離乳食だけだと物足りなく感じることも。
いきなり止めることに抵抗がある場合は、献立の中の1種類だけレトルトにするなど、少しずつ手作りの離乳食を取り入れていきましょう。
レトルト離乳食の選び方
レトルトの離乳食を選ぶ際に基準となるのはやはり、目安の月齢ですが、それ以外にもこのような点に気をつけて選びましょう。
【まとめ買いは避ける】
赤ちゃんの好みや食べやすい形状かどうか、一つずつ試しながら進めていくのが理想です。
そのため、レトルト離乳食は便利だからといって、まとめ買いをするのは控えた方が良いでしょう。
【アレルギー症状】
初めての食材を食べるときに注意したいのがアレルギー症状ですよね。
レトルトの離乳食の場合も、初めての食材の場合は午前中に試して、おでかけ先で食べるのは避けた方が良いでしょう。
【容器】
レトルトの離乳食には色々な容器が使われています。
家で食べる場合には気にしなくても大丈夫ですが、おでかけ先や車など乗り物の中など、どの状況で食べることが多いのかも意識して選ぶと使いやすいですよ。
まとめ
便利で簡単なレトルト離乳食は忙しいママの味方ですよね。
進め方や注意点をおさえて、赤ちゃんの成長に合わせて選んでいきましょう。
また、1歳近くなるとレトルトの離乳食を止めるタイミングも考えておきたいですね。
色々な種類や味付けがあるレトルト離乳食で、赤ちゃんの食の幅を広げるなど上手に活用しましょう。