離乳食ににんじんを使うのはいつから?
にんじんはさまざまな料理に使える野菜ですよね。赤ちゃんの離乳食にも初期から使える便利な食材です。離乳食初期から食べられる野菜の中でも、手軽に手に入りやすい野菜ということもあり、早いうちに取り入れる方も多いようです。
にんじんは緑黄色野菜で、βカロチンがたくさん含まれ、免疫力アップ効果が期待できます。その他、食物繊維も豊富に含まれているので、腸が刺激され、赤ちゃんの腸の調子を整えてくれることも。
今回はそんなにんじんを離乳食に使う際のポイントと、離乳食期別におすすめのレシピをご紹介します。
離乳食ににんじんを使う時のポイント
離乳食でにんじんを使う時には次のポイントに注意して取り入れてみましょう。
【ポイント①赤ちゃんの発達に合った下ごしらえ】
にんじんは硬くて火が通りにくいので、しっかりと茹でて赤ちゃんが食べやすい柔らかさにすることが大切です。
・離乳食初期
柔らかく茹でたものをすりつぶし、だし汁と混ぜてペースト状にしてから食べさせてあげましょう。
・離乳食中期
粗つぶしにしても食べられるようになります。歯茎でつぶせるくらい柔らかくしておきましょう。粗つぶしに慣れてきたら、みじん切りにします。
・離乳食後期、離乳食完了期
1cm角より大きいもの、スティック状でも柔らかければ食べられます。自分でも食べやすいよう、手づかみしやすい形にしてあげるといいでしょう。
【ポイント②さまざまな加熱方法で調理する】
離乳食ではにんじんは茹でる、蒸すの2つの調理方法が一般的です。
・にんじんの茹で方
にんじんをはじめ、根菜類を茹でる時には水から茹でましょう。中までしっかり柔らかく茹でるためです。
・にんじんの蒸し方
にんじんには水溶性のビタミンも多く含まれているので、茹でると水の中に成分が出てしまうことがあります。蒸すとビタミンを閉じ込めたまま調理ができるのでおすすめです。
蒸し器がなくても、電子レンジで蒸すことは可能です。耐熱器に適度な大きさに切ったにんじんを入れて、大さじ1~2程度の水を加えてラップをかけます。にんじんの大きさや量にもよりますが、1本のにんじんを使う時は4分半~5分程度電子レンジで加熱しましょう。
【離乳食期別】にんじんのレシピ
離乳食期別に、おすすめのにんじんレシピをご紹介します。
【離乳食初期のおすすめレシピ:にんじんペースト】
初めてにんじんを食べる時にもおすすめの基本のにんじんペーストレシピをご紹介します。
1.にんじんを柔らかく茹でる、または蒸す
2.つぶしてから、裏ごしする
3.初期から使えるだし汁などを入れ、滑らかなペースト状になったら完成
最初は赤ちゃんスプーン1さじから挑戦してみてください。
【離乳食中期のおすすめレシピ:野菜たっぷり豆乳シチュー】
ペースト状にしなくても食べられるようになったら、他の野菜とにんじんを組み合わせた、野菜たっぷりのシチューがおすすめです。
1.みじん切り、または1cm角くらいににんじんをはじめとした野菜を切る
2.1の野菜を柔らかく茹でる
3.耐熱皿に2の野菜と豆乳、片栗粉を入れ、40秒ほどレンジで加熱する
4.一度レンジから出し、かき混ぜて再度40秒レンジで加熱したら完成
牛乳の代わりに豆乳を使ったレシピです。たんぱく質が豊富なシチューです。にんじん以外におすすめの野菜はじゃがいも、ブロッコリー、など。食べられる野菜を入れてみてくださいね。
【離乳食後期のおすすめレシピ:にんじん入りオムレツ】
卵が食べられるようになったら、オムレツにチャレンジしてみましょう。
1.野菜はみじん切りにしておく
2.フライパンに少量の油を入れ、1の野菜と鶏ひき肉を炒める
3.溶き卵をフライパンに流し、卵に火が通ったら2つにたたんで完成
野菜がしっかりとれるオムレツは、さまざまな野菜を入れて作るのがおすすめです。鶏ひき肉の他にも、しらすや白身魚を入れても、栄養満点のオムレツができますよ。
【離乳食完了期のおすすめレシピ:キャロットケーキ】
にんじんはおやつにするのも最適な食材です。赤ちゃんが好んで食べそうなキャロットケーキのレシピを紹介します。ホットケーキミックスを使い、炊飯器で焼くので、誰でも簡単に作れますよ。
1.にんじんの皮を剥いてすりおろす
2.ボウルにホットケーキミックスと牛乳(ホットケーキミックス:牛乳=2:1)を入れる
3.2のボウルににんじんを入れて混ぜる
4.炊飯器に3を流し入れ、炊飯ボタンを押す
5.焼きあがったら一旦お皿に出し、裏返してもう一度炊飯器に入れて、炊飯ボタンを押す
6.焼きあがったら10分ほどそのまま保温
7.竹串を刺して、焼きあがっているか確認したら完成
卵不使用のレシピなので、卵アレルギーのある赤ちゃんにもおすすめです。
まとめ
にんじんはさまざまなメニューに使える食材です。火が通りにくいので、しっかりめに柔らかく茹でてあげるのがポイント。離乳食期や赤ちゃんのお口の発達、体調に合わせて、さまざまなメニューに挑戦してみてくださいね。