https://www.babys-care.net/life/

離乳食に里芋を使う時のポイント

里芋を離乳食で使えるのはいつから?

粘りがあっておいしい里芋。

食物繊維やミネラルが豊富で、整腸作用が期待できる食べ物です。

低アレルギーで一年中手に入りやすい食材ですので、離乳食にも取り入れてあげたいですね。

 

里芋のとろみは、赤ちゃんにとっては食べにくいと感じることがあるため、離乳食で食べられるようになるのは中期(生後7~8ヶ月)ころからとなります。

しかし、そのとろみは工夫次第で赤ちゃんが食べやすい離乳食へと活用することもできます。

離乳食作りのポイントや、里芋を使ったレシピも紹介しますので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

 

離乳食に里芋を使う時のポイント

離乳食に里芋を使う時には、気を付けたいポイントがいくつかあるので、押さえておきましょう。

 

【調理方法を押さえておこう】

里芋は調理をする時、独特の”ぬめり”によってママの手が痒くなってしまうこともありますよね。

里芋は皮が付いた状態でよく洗い、そのまま茹でるか電子レンジで熱を加えてから皮を剥くことで、痒くなるのをある程度防ぐことができますよ。

 

痒みがどうしても苦手なママは、水煮や冷凍の状態で売っている商品もあります。

調理の時短にもなりますし、ある程度は日持ちもするので、大変便利です。

赤ちゃんも食べられるものなので、離乳食に活用していきましょう。

 

また、里芋は固いので、赤ちゃんに与える時は、柔らかくなるまで十分に火を通してから与えてください。

竹串を指してみて、スウっと通る位が目安です。

 

 

【食べやすく調理しよう】

里芋は最初は食べやすいよう、すりつぶしてから与えるのがいいでしょう。

すりつぶすとねっとりとした食感になるので、赤ちゃんも食べやすくなるかと思います。

離乳食後期になったら、食べやすい大きさに切ってあげて、歯茎でつぶしながら食べる練習をしていきましょう。

 

ちなみに、里芋のぬめりは離乳食のとろみにもなります。

汁物にしてあげると食べやすくなるので、工夫して与えてあげましょう。

 

 

【痒みに気を付けよう】

里芋は調理済みでも、赤ちゃんの肌につくと痒みを伴ってしまうことがあります。

里芋が口の周りにつくことで、赤くなってしまうようでしたら注意が必要です。

赤ちゃんの口や手につかないよう、少量ずつ食べさせましょう。

 

味が苦手で口から出してしまうようでしたら、無理に食べ進めないようにしてください。

また、体調が優れない時は痒みがでやすくなるため、注意しましょう。

初めて食べる時は体調も見ながら食べさせてあげてください。

 

もし、食べる時に痒みが心配でしたら、口周りにベビーワセリンを塗って保護してあげると、多少防ぐことができます。

 

離乳食中期におすすめ:里芋のマッシュ

里芋をマッシュ状にしておくことで、様々なアレンジができます。

多めに作って、冷凍保存しておきましょう。

 

【材料】

里芋(適量)

 

【作り方】

1.里芋は竹串がスウっと通るまで火を通します。

2.マッシャーやフォークを使い、ポテトサラダを作るように潰します。

3.食べる分だけ取り分け、残りは小分けにして冷凍保存しておきます。

 

【アレンジレシピ】

①和風スープ…ねっとりしすぎが気になる時に、マッシュ状の里芋を出汁で溶いて食べやすくしましょう。

②納豆和え…しっかり味が付いている納豆とマッシュ里芋を和えてあげると、食べやすくなります。

③グラタン風アレンジ…ホワイトスープでマッシュ里芋を溶いて、青のりを散らしてあげましょう。

➃バナナミックス…触感が似ているバナナとマッシュ里芋を組み合わせ、甘めの味付けに。

⑤里芋煮…細かく刻んだ野菜と一緒にだし汁で煮込みます。里芋のとろみが出て食べやすいレシピです。

⑥里芋うどん…⑤の里芋煮のだし汁を多めにすると、うどんのつゆとしても使えます。

 

離乳食後期におすすめ:里芋のそぼろ煮

和風でひき肉との相性が良い、おいしいレシピです。

 

【材料】

里芋(1個)、鶏のひき肉(大さじ1)、だし汁(適量/小鍋で具材を煮れる程度)、ほうれん草や小松菜など緑の野菜(大さじ1)

 

【作り方】

1.里芋、ひき肉は別々に火を通し、柔らかくしておきます。

2.里芋は皮を剥き、赤ちゃんが食べやすいよう3mm角に切ります。

3.里芋、ひき肉、だし汁、野菜を小鍋に入れ、だし汁で煮込みましょう。

4.里芋からとろみが出てきたら完成。味を見て、お醤油を少し足してもいいでしょう。

 

離乳食後期におすすめ:里芋のおやき

手づかみ食べが始まったら作ってあげたいレシピです。

 

【材料】

里芋(200g)、ツナ缶(1缶)、片栗粉(小さじ1)、青のり(適量)

 

【作り方】

1.里芋は柔らかくなるまで火を通し、皮を剥いてマッシャーやフォークを使ってつぶします。

2.汁気を切ったツナ缶と青のりを1に混ぜます。

3.片栗粉を混ぜ、赤ちゃんが掴みやすい大きさに分けて形を整えます。

4.油を引いたフライパンを熱し、焼きましょう。

 

まとめ

痒くなることが気になる里芋ですが、食べさせる量や与え方を工夫することで、離乳食期でもおいしく食べることができる食材です。

自宅で皮を剥いて調理してあげてもおいしいですが、水煮や冷凍の状態で売っているものを活用すれば、離乳食にも手軽に取り入れやすくなります。

工夫しながら、里芋を離乳食に使ってみてくださいね。

この記事を書いたライター

斉藤亜依
斉藤亜依

4歳と2歳のやんちゃ娘を育児中の元保育士。現在は旦那の自営業を支えながらも、保育や子育ての経験を活かせる仕事がしたい!と強く思い、上の子の出産を期にライターの仕事をしています。 ワ―ママ×ワンオペ育児でキツイと感じることもありますが、同じように仕事や育児に奮闘するママに寄り添えるような記事をお届けしたいと思っています。

赤ちゃん成長ナビとは?

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビでは、生後まもなくから1歳になるまでの赤ちゃんの月齢別成長度合いや育児のポイントについて紹介しています。
生まれたばかりの赤ちゃんがいる新米ママはもちろん、もうすぐで赤ちゃんが生まれてくるプレママや将来的に赤ちゃんが欲しいと考えている方に、妊娠・出産・子育てに関する情報をお届けすることで、安心して赤ちゃんと向き合えるお手伝いをしたいと考えています。

[適用テンプレートファイル名]single.php