赤ちゃんの離乳食中期献立スケジュール
離乳食を始めて2ヶ月が経ち、順調に進んでいる赤ちゃんもいればそうではない場合もあり、個人差が出てくる時期ではないでしょうか。
赤ちゃんの生後7ヶ月と8ヶ月は離乳食中期にあたり、モグモグ期とも言われています。
離乳食初期では食べるというよりも、ペースト状の物を飲み込む状態でしたが、この時期からは柔らかい物を少し噛むようなイメージで献立スケジュールを進めていきましょう。
いきなりペースト状から固めにすると赤ちゃんは受け付けてくれないので、焦らずゆっくりと進めましょう。
【離乳食中期の進め方】
離乳食を生後6ヶ月から始めた赤ちゃんは、順調な様子であれば2回食へと進みましょう。1回目の食事では全量を食べさせて、2回目は1回目の1/3くらいの量を目安にスタートし、徐々に増やしていきます。
また、新しい食材を食べる場合は1回目の食事にして、2回目は食べ慣れた食材を使いましょう。生後5ヶ月から離乳食を始めている場合は、2回目の食事の量をさらに少しずつ増やしていきましょう。
赤ちゃん7ヶ月・離乳食中期の献立
生後5ヶ月から離乳食を始めていると、ペースト状のものに慣れてきているのではないでしょうか。
その場合は、ペーストや細かいみじん切りから、少し大きさや固さのある食事へと進みます。
【赤ちゃん7ヶ月の献立スケジュール】
・離乳食開始3ヶ月目：おかゆは5〜7倍がゆでお茶碗に半分程度・野菜や果物は20~30g・肉魚類は10~15g・豆腐は30~40g・卵黄25gを目安としましょう。また、2回目の食事はこれの1/3~1/2を目安にして増やしながら進めていきましょう。
この時期になると食べムラが出てくる赤ちゃんもいます。2回目の食事は1回目と違う献立にするなど、工夫が必要かもしれませんが、同じ食材を使っても良いですよ。
7ヶ月の頃に食べさせやすいおすすめの献立例を挙げていきます。
＜にんじんと青のりしらすがゆ＞
①ご飯30gと水1.5カップに刻んだにんじんを入れて煮る
②水が半分くらいになったらしらすを加える
③柔らかくなったら火をとめて青のりをふる
＜ヨーグルトポテトサラダ＞
①小さく角切りしたじゃがいものアクを取りレンジで加熱する
②玉ねぎも同様に加熱する
③耐熱容器に野菜とその上にヨーグルトをのせさらにレンジで加熱する
④取り出してよく冷ましたら完成
＜豆乳スープ＞
①なすの皮とへたを取りレンジで加熱する
②パプリカと玉ねぎをざく切りにして同様に加熱する
③だし汁を沸騰させたら豆乳を入れる
④ある程度煮詰まったら完成
食べられる食材が増えますが、まだ一度の食事の量としては少なく感じるでしょう。一度に多めに作って冷凍保存しておくと、少量しか食べない2回食に便利です。
赤ちゃん8ヶ月・離乳食中期の献立
続いて、離乳食中期後半の8ヶ月にうつりましょう。個人差はありますが、この頃になると下の歯が2本生えるため、柔らかすぎず舌で潰せる程度の固さにして噛めるようにしましょう。
順調な赤ちゃんはこの時期から手づかみ食べを始めていきます。食事全てを手づかみ用に作るのは大変なので、どれか一品だけ手づかみ用にして、他は今まで通り大人が食べさせても良いでしょう。
歯が生えている赤ちゃんは、歯に食べかすが残らないようにガーゼなどで拭き取り、虫歯予防にも気をつけていきましょう。
【赤ちゃん8ヶ月の献立スケジュール】
・離乳食開始4ヶ月目：5倍がゆをお茶碗半分程度・野菜や果物は20~30g・肉魚類は15g・全卵30g・豆腐40gを目安としましょう。量としては7ヶ月の頃とあまり変えず、あくまで赤ちゃんの食べる様子に合わせて急に増やしたりしないようにしましょう。食べられる食材も増えているので、「主菜＋副菜＋デザート」や「主菜＋副菜2品」など、合計で3皿になるように献立を考えていきましょう。
＜ひじきのおかゆ＞
①お米1/2カップと水500mlを鍋に入れて30分以上浸す
②ひじきはみじん切りにして鍋に入れる
③30分~40分くらい弱火で煮てさらに30分蒸らして完成
＜豆腐ハンバーグ＞
①にんじんと玉ねぎをレンジで加熱してからみじん切りする
②野菜にひき肉と豆腐を合わせよくこねる
③食べやすい大きさにして両面じっくり焼く
＜トマトとりんごのゼリー＞
①冷凍したトマト1個の皮と種などの中身を取り除く
②りんご１個を全てすりおろす
③計量カップに入れて水を足し450ccになるようにする
④小鍋に入れ加熱し粉寒天を振り入れ混ぜて溶かす
⑤容器に移し替え粗熱をとり冷蔵庫で冷やし固める
そのままの食材の味も良いですが、色々と混ぜ合わせたりしてもいいですね。
まとめ
いよいよ離乳食中期に入り、ますます食に興味が出てくる赤ちゃんもいるかもしれません。
しかし、色々なことに興味が出てくる時期なので、なかなか食べてくれない場合もあるでしょう。
味付けにまだ差を出すことが難しい時期なので、献立の組み合わせを変えるなど工夫していきましょう。
