https://www.babys-care.net/life/

離乳食の食べ過ぎの目安と対処法

離乳食を食べ過ぎても大丈夫?

赤ちゃんがパクパクと離乳食を食べてくれると、ママとしてはとても嬉しくて作り甲斐もありますよね。
しかし、あまりにもたくさん食べているため、食べ過ぎなのでは?と心配になるママもいるのではないでしょうか。

 

結論から言うと、離乳食を食べ過ぎても、過度に心配する必要はありません。
赤ちゃんも大人と同様、少食の子もいればよく食べる子もいます。

 

とはいえ、体重や赤ちゃんの体調などを気にしながら様子を見てあげることも必要です。

そこで今回は、離乳食の量の目安と、食べ過ぎのサイン、そして食べ過ぎが心配なときの対処法などについてご紹介します。

 

離乳食の食べ過ぎのサインは?

【食べた後に吐いてしまう】
食べた後に赤ちゃんが離乳食を吐き戻してしまう場合、食べ過ぎであることも考えられます。
しかし、赤ちゃんが嘔吐する離乳は食べすぎ以外にも、アレルギーや体調不良の可能性もあるので一概に食べ過ぎているとは言い切れません。

 

何度も続くようならば、1度かかりつけの小児科へ相談しましょう。

 

 

【体重の増加量が著しい】
赤ちゃんの体重の増加量が著しい場合は、食べ過ぎである場合も考えられます。
しかし、赤ちゃんの時期は過度でない限り、体重が重いことはあまり気にしなくても大丈夫です。

 

成長曲線から大幅に出ていたり、突然一気に体重が増えて心配な場合は、かかりつけ医に相談してみましょう。

 

離乳食を食べ過ぎる赤ちゃんへの対処法

【ビタミン・ミネラル類を増やす】
離乳食をたくさん欲しがる赤ちゃんの場合、野菜などのミネラル類の量を増やしてあげましょう。
炭水化物はカロリーが高く、タンパク質は与えすぎると消化器官に負担がかかることもあります。

 

赤ちゃんが食に意欲的なのはとても良いことなので、量を減らすのではなく、量を食べても支障のないものを食べさせてあげるようにしましょうね。

 

 

【授乳回数を減らしてみる】
離乳食後期や完了期など、赤ちゃんがある程度しっかりと量を食べられるようになってきたら、授乳回数を減らしてみても良いでしょう。

 

しかし、初期や中期などでは、まだまだ母乳やミルクからの栄養が必要です。
自己判断で授乳回数を減らしたり、なくすのではなく、赤ちゃんの様子を見ながら調整をしていきましょう。

 

もちろん、離乳食が進んでも、赤ちゃんが欲しがるようならば母乳や規定量のミルクを与えても問題はありません。

 

離乳食作りにミキサーを使ってみたい!

 

離乳食の目安量はどれくらい?

離乳食は、どれくらいの量を食べさせるのが適切なのかは、離乳食の段階によって異なります。

あまり神経質になる必要はありませんが、離乳食初期のうちはしっかりと適量を守りましょう。
また、初めて食べるものは必ず1さじからスタートし、一気にたくさんの量を食べさせないようにしましょう。

 

【離乳食初期の目安量】

~炭水化物(この中から1品)~

・おかゆ(10倍かゆ) 30~40g
・ゆでうどん 5~30g
・食パン 5~10g
・いも類 15~20g

 

 

~ミネラル/ビタミン~

・野菜/果物 15~20g
(複数を組み合わせてもOK)

 

 

~たんぱく質~

・豆腐 25g
・魚 5~10g
・卵 耳かき1杯~卵黄1個
(複数を組み合わせてもOK。その場合は量を調節して食べ過ぎないようにしましょう)

 

【離乳食中期の目安量】

~炭水化物(この中から1品)~

・おかゆ(全がゆ) 50~80g
・ゆでうどん 30~55g
・食パン 15~20g
・いも類 20~30g

 

 

~ミネラル/ビタミン~

・野菜/果物 20~30g
(複数を組み合わせてもOK)

 

 

~たんぱく質~

・豆腐 30~40g
・魚/魚 10~15g
・卵 卵黄1個~全卵1/3個
・乳製品 50~70g
(複数を組み合わせても。その場合は量を調節して食べ過ぎないようにしましょう)

 

【離乳食後期の目安量】

~炭水化物(この中から1品)~

・おかゆ(5倍かゆ) 90g
・軟飯 80g
・ゆでうどん 60~80g
・食パン 20~30g
・いも類 30~40g

 

~ミネラル/ビタミン~

・野菜/果物 30~40g
(複数を組み合わせてもOK)

 

~たんぱく質~

・豆腐 45g
・魚/肉 15g
・卵 全卵1/2個
・乳製品 80g
(複数を組み合わせても。その場合は量を調節して食べ過ぎないようにしましょう)

 

【離乳食完了期の目安量】

~炭水化物(この中から1品)~

・軟飯もしくは普通飯 80-90g
・ゆでうどん 90~120g
・食パン 40~50g
・いも類 40~50g

 

~ミネラル/ビタミン~

・野菜/果物 40~50g
(複数を組み合わせてもOK)

 

~たんぱく質~

・豆腐 50~55g
・魚/肉 15~20g
・卵 全卵1/2~2/3個
・乳製品 100g
(複数を組み合わせても。その場合は量を調節して食べ過ぎないようにしましょう)

 

まとめ

赤ちゃんが離乳食をたくさん食べると、「将来の肥満につながるのでは?」などと不安に感じるママもいるかもしれません。
しかし、逆に離乳食をほとんど食べてくれなくて悩んでいるママもいます。

 

このように、離乳食の悩みは本当に人それぞれです。

食に関する悩みは形は変わってもついて回るものでもあります。

 

隣の芝生は青く見えるかもしれませんが、他人と比べ過ぎず、赤ちゃんのペースで食事を楽しんでもらえるようにしましょう。

 
 

 

 

この記事を書いたライター

小橋 まな
小橋 まな

2歳の娘を育児中のママライター。出産前は子供がとても苦手だったのに、今では娘を溺愛しすぎてたまに我に返ることもあるほどです。育児休暇後職場復帰の予定が、実父の体調不良をきっかけに退職し在宅ライターの道へ。心配性で神経質になってしまった0歳児育児の過去の自分を振り返り、ママたちが安心して育児ができるような記事をお届けしたいと思います。

赤ちゃん成長ナビとは?

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビでは、生後まもなくから1歳になるまでの赤ちゃんの月齢別成長度合いや育児のポイントについて紹介しています。
生まれたばかりの赤ちゃんがいる新米ママはもちろん、もうすぐで赤ちゃんが生まれてくるプレママや将来的に赤ちゃんが欲しいと考えている方に、妊娠・出産・子育てに関する情報をお届けすることで、安心して赤ちゃんと向き合えるお手伝いをしたいと考えています。

[適用テンプレートファイル名]single.php