ベビーマッサージとは
ベビーマッサージは、ママと赤ちゃんが見つめ合い、赤ちゃんに話しかけながらゆったりと行うマッサージです。
赤ちゃんの肌に優しく触れ、撫でたりさすったりスキンシップすることで、赤ちゃんやママに良い効果があるとされています。
その良い効果とは、
・赤ちゃんがリラックスして表情が豊かになる
・免疫力が高まる
・便通がよくなる
・ママと親子の絆が深まる
・愛情が増して母性が育つ
・育児に対する不安が軽減する
など といったものです。
ベビーマッサージは、親にとっても赤ちゃんにとっても、心の安定やリラックスをもたらします。
1日1回10分~15分程度行うだけで、いろいろな効果が期待できるベビーマッサージを、上手に育児に取り入れてみましょう。
ベビーマッサージが生まれたきっかけ
1970年代、フランスの精神科医で産科医のルボワイエ博士が、インドの出産方法や育児法を調査して、インドのベビーマッサージを欧米に伝えました。
その後、子どもを健やかに育てる鍵として、欧米の学者によって盛んに研究され、さまざまな形でメソッド化され広まっていきました。
【ベビーマッサージを世界に普及させた人】
メソッド化したうちの1人が、ベビーマッサージの生みの親として名高いイギリスの理学療法士ピーター・ウォーカーです。
ピーター・ウォーカーは40年以上にわたりベビーマッサージの研究開発を手がけ、「発達を促すプログラム」は世界20カ国以上で紹介されました。
約1万人以上の直接指導を受けたピーター・ウォーカー公認講師がベビーマッサージの普及に貢献しています。
日本でも「ベビーマッサージ協会」が設立され、協会では1200人以上の公認講師が育成され、講座や講演などが開催されています。
【発達を促すプログラム】
ベビーマッサージの基本的な効果として、親子の絆が深まる、赤ちゃんの体調の変化に気づきやすくなる、赤ちゃんとママが精神的に安定するという効果がありますが、加えてピーター・ウォーカーの「発達を促すプログラム」では、深い呼吸と柔軟な関節、強い筋肉の3大要素を持つことを目的としています。
この3つを持つことで集中力が増し、知育教育や運動能力をより効果的に身につけられる体になると提唱しています。
ベビーマッサージ教室
最近ではベビーマッサージの知名度も上がり、ベビーマッサージの教室も増えていて、育児に取りいれる人も多くなっています。
ママやパパと赤ちゃんのスキンシップを取るのに、有効な方法として注目度も人気度も高いようです。
ベビーマッサージの講師に国家資格はありませんが、NPO(特定非営利活動法人)や社団法人が発行する民間資格を取得できますから、資格を持ったインストラクターが開催している教室を選ぶ方が、より安心です。
ベビーマッサージは資格を持っていなくても教室を開催して教えることができるので、ママやパパは気をつけて教室選ぶようにしましょう。
公的施設などで開かれるベビーマッサージ教室は、資格を持ったインストラクターが教えていることが多いので、心配なママやパパは、公的施設の教室に参加するとよいでしょう。