ベビーマッサージオイルの選び方
ベビーマッサージの際は、摩擦で肌トラブルが起こらないよう、手の滑りを良くするためにマッサージオイルを使います。デリケートな赤ちゃんに使用するものなので、安全性の高いオイルを選ぶことが大切です。
できるだけ添加物や薬品を含まないオイルを選ぶようにしましょう。主に、天然植物由来成分のものを選ぶママが多いようです。 植物性オイルは、ビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれており、肌への浸透が良いのが特徴です。
代表的なものとしては、下記のオイルがあります。
「ホホバオイル」
「アーモンドオイル」
「グレープシードオイル」
「マカデミアナッツオイル」
特に各国のオーガニック認証機関による厳しい基準をクリアしたベビー用オイルには、認証マークが付けられていますので、これらを選ぶと安心して使うことができるでしょう。
ただし、これらの添加物が含まれていないベビー用オイルは、開封後、酸化が進んでいき、品質が落ちてしまいますので、なるべく2~3ヶ月以内に使い切るようにすることが大切です。
また、オイルの香りや色についても注意が必要です。 無色透明・無香料のものが良いとされていますが、ラベンダーやカモミールなどリラックス効果を高める香りもあるため、商品によってはほんの少しの精油を加えたベビー用オイルも販売されています。
ただし、あまり強い香りは赤ちゃんを刺激してしまうので注意して選びましょう。
おすすめのベビーマッサージオイル
デリケートな赤ちゃんのお肌を守るために、マッサージオイルの成分にもこだわって選びましょう。オイルによっては、植物そのものの色がついたものがあります。マッサージの際に、肌着やタオルにオイルが染みついてしまうのが気になる場合は、無色透明のオイルを選ぶと安心です。
以下が、よく使われているベビー用マッサージオイルです。
【ホホバオイル】
ホホバオイルは、ホホバの実から採取されるオイルで、浸透性があり、保湿効果に優れ、さらっとよく伸び広がり、べたつきがないのが特徴です。無臭で、すべての肌質に合うオイルなので、ベビーマッサージに良く用いられます。
370℃以上の高温で4日間熱し続けても、品質変化がなかったという実験結果があるほど、安定しており、酸化しにくい性質があります。
低温になると固形化しますが、温めると液体に戻り、品質を損なう心配もありません。 ホホバオイルそのものは、金色をしているため「ゴールデンホホバオイル」と呼ばれていますが、精製済みの無色透明のものもあります。
ホホバオイルは殺菌力や保湿力も強いので、マッサージ用だけではなく、肌荒れやオムツかぶれなどにも使用できます。
【グレープシードオイル】
グレープシードオイルは、ブドウの種子から抽出されるオイルです。ほぼ無臭で、軽くさっぱりとした質感が特徴のオイルです。 さわやかな肌触りで、よく広がるため、ベビーマッサージに向いています。
酸化しやすいリノール酸が主成分ですが、ビタミンEを豊富に含んでいるため、防腐剤が含まれていなくても酸化しにくくなっています。
刺激も少なくさらっとしていているので、敏感肌や脂性肌に適しています。
使用前に必ずパッチテスト
どんなに安全なオイルでも、すべての赤ちゃんに合うとは限りません。赤ちゃんの体質や体調によっては、アレルギーなどの反応が出ることもあります。
マッサージを始める前に、毎回アレルギーのパッチテストをし、赤くならないか湿疹ができないか確認するようにしましょう。
【パッチテストの方法】
1. 赤ちゃんの上腕の内側または太腿の内側に、ごく少量のオイルを、直径2cmの大きさの円状に塗ります。
2. 15~20分待ちます。
3. 赤くならないか、湿疹がでないか確認します。