ベビーマッサージをするタイミング
たくさんの効果が期待できるベビーマッサージですが、やり方がよく分からないというママも多いでしょう。
まずはベビーマッサージをするタイミングですが、特に「いつしなければいけない」という決まりはありません。お風呂上りや赤ちゃんが機嫌の良い日中に行うママが多いようです。
他には、着替えやおむつ交換の際に行うこともあります。1日のうちのいつ頃するかタイミングを決めて、毎日同じ時間帯にすると、継続しやすく、赤ちゃんの体調の変化も感じとりやすくなるでしょう。
時間帯よりも大事なことは、ママも赤ちゃんも、心が穏やかで落ち着いている状態の時を選ぶことです。スキンシップを通してお互いの気持ちが伝わってしまいます。赤ちゃんをリラックスさせるためには、ママの心も穏やかな時に行うと良いでしょう。
ベビーマッサージの方法
ベビーマッサージをする際は、テレビや携帯の電源をオフにし、静かなお部屋で行います。赤ちゃんは耳が良いので、気が散らないようにするためです。
また、赤ちゃんが裸になっても寒くないように、室温は25℃くらいに保ちます。 マッサージの際は、肌の摩擦が軽減でき、保湿効果もあるマッサージオイル(ホホバオイル・グレープシードオイルなど)を使用すると良いでしょう。
ベビーマッサージは、どこの部位から始めなければならないという決まりはないので、赤ちゃんが喜ぶところから慣らしていくようにします。始めるときなどに軽く声かけをしてあげると良いでしょう。
【ベビーマッサージの手順】
①バスタオルを敷いたら、その上に赤ちゃんを寝かせます。
②ママの手を清潔にし、その手にオイルをたっぷりとります。滑りをよくするために、マッサージの途中もどんどん付け足していきます。
③「マッサージ始めるよ」と声をかけてから始めます。
④赤ちゃんの右足を両手でつかむようにして、左手、右手の順に太ももから足先に向かってなでおろします。これを2~3回繰り返し、左足も同様に行います。
⑤足の側面を両手で挟み、左右に2~3回振って足首をほぐします。もう片方の足も同様にします。
⑥下から片方のおしりを軽く持ち上げます。内側から外側に向かって円を描くように2~3回マッサージし、もう片方も同様にします。
⑦太ももを持ち、手を太ももの裏に返したあと足首までゆっくり滑らせます。
⑧足首を持って両足を持ち上げたあと、ゆっくり下ろします。首がすわっていたら、足を軽くゆすっても良いでしょう。
⑨手のひらをおなかの上に置き2~3回大きくゆっくりと、時計回りに円を描きます。
⑩手首を持って両手を伸ばしたり曲げたり、リズム付けて2~3回行います。
⑪首の下から肩まで2~3回ほどさすり、首のつまりを和らげてあげます。
⑫肩から手の先までをひとつの流れでやさしくなで下ろします。
⑬赤ちゃんをうつぶせにし、首の付け根からおしりに向かって、両手のひらで背中全体を2~3回さすります。
⑭腰から背中、そして手先までをさすり、リンパの流れをよくします。
⑮手首から肩、おしり、足首へと長いワンストロークで体全体をなで下ろします。
⑯最後に「終わったよ、気持ちよかったね」などと、声をかけます。
ベビーマッサージの注意点
ベビーマッサージをしてはいけない、するのを控えた方が良いときは以下のとおりです。体調がすぐれないときは無理せずにお休みをするようにしましょう。
・空腹や満腹の時(授乳後は2~3時間あける)
・予防接種を受けた直後
・37.5℃以上熱があるとき
・水痘、麻疹、風疹などの感染症にかかっているとき
・発疹ができたり湿疹が化膿しているとき
・機嫌が悪い、体調が悪いとき
また、ベビーマッサージ後は、新陳代謝が上がり、汗をかく場合もありますので、おっぱいやミルク、白湯などの水分補給が必要です。