ベビーサインを始める時期
ベビーサインは赤ちゃんとコミュニケーションが取れるため、早くから始めたいと考えるママが多いのですが、あまり早いうちから教えても、赤ちゃんがサインを返してくれるまでに時間がかかってしまいます。
赤ちゃんの成長にはそれぞれ個人差がありますので、一概に「この時期から始めましょう」という指針はありませんが、一般的に生後6ヶ月ころからであれば、手先も器用になるため、ベビーサインを始める時期として適していると言われています。
「バイバイ」と言って手を振る動作も、一種のベビーサインです。これなら比較的早い時期から覚えてくれるでしょう。また、片手でほっぺを2~3回トントンと叩く「おいしい」というサインも、簡単なので離乳食がスタートする時期から始めても良いでしょう。
ベビーサイン導入の発達目安
一般的に生後6ヶ月ころからが、ベビーサインの始め時と言われていますが、発達には個人差がありますので、以下のような点を目安に考えると良いでしょう。
1.おすわりが上手になったら
2.周りに興味を持ち始めたら
3.指差しが上手になったら
はいはい期やあんよ期など、生後6ヶ月以降から始めたとしても、遅すぎることはありません。ベビーサインは、1歳を過ぎて歩き始めるようになると、爆発的にサインが増えていく傾向にあります。 効率的にベビーサインを教えたいという場合は、生後6ヶ月以降から取り入れても良いでしょう。
ベビーサインから言葉に変わる時期
ベビーサインは、生後6ヶ月ころから始め、1歳半くらいまでに次から次へとサインを覚えてくれます。 そして、舌や口の筋肉が発達し、おしゃべりをしだす2歳前後からは、ベビーサインを併用しながら言葉を発していくようになります。
言葉とベビーサインがリンクするので、はっきりと正しい発音が出なくても、ママやパパは赤ちゃんの言葉を理解することができます。
2歳前後は、赤ちゃんが上手く自分の気持ちを伝えられないことから、イライラして不機嫌になることが多い時期ですが、このようにベビーサインと併用することで、ママやパパとの意思疎通がスムーズになるでしょう。
2歳半から3歳ころになると、おしゃべりが上手になってきますので、ベビーサインから言葉にどんどん移行していきます。このようにしてベビーサインが消えていき、いつの間にか言葉の方を多く発するようになります。
実際にベビーサインを活用して育児をする期間というのは、非常に短いので、ベビーサインを通したコミュニケーションの時間を大切にするようにしましょう。