ベビーサイン教室に通える時期は?
まだ言葉を介してお話ができなくても、赤ちゃんと簡単な手話やジェスチャーでやりとりするベビーサイン。
そのベビーサインを親子で学ぶために、教室へ通いたいと考えている人もいるでしょう。
教室で学ぶと、先生から直接赤ちゃんとの様子も見てもらいながら、丁寧に教えてもらうことができます。
また、同じくらいの月齢の赤ちゃんとそのママやパパが教室に集まるので、育児の情報交換ができることも。
そんなベビーサイン教室に通うのは、どのくらいの時期からが良いのでしょうか。
今回は教室の対象月齢を見ながら、ベビーサインを始める最適な時期などをまとめました。
ベビーサイン教室に通う時期の目安
一般的にベビーサインは1人でおすわりができるようになり始める、生後6ヶ月頃からを対象にしていることが多いです。
サインは手を使うため、手を動かしやすいようおすわりができるというのが目安になります。
またサインをするための手の筋肉の発達、サインを行動や大人の言葉と結ぶつける理解力などが伴い始めるのが、生後6ヶ月頃以降でもあります。
そのため、あまり早すぎると、ベビーサインを習っても使えるようになるまでに時間がかかることもあることから、ベビーサインの教室の対象月齢は生後6ヶ月頃からとしているところが多いようです。
しかし、中にはそれより早いプレベビーサイン教室、妊娠中から通える教室もあるようですよ。
教室へ通う時期別ベビーサインメリット
ベビーサイン教室の対象月齢は、教室によって様々です。
しかし、全ての月齢において、赤ちゃんのベビーサインの習得を目指しているわけではないようです。
それぞれの時期別にベビーサイン教室へ通うメリットを見てみましょう。
【妊娠中】
妊娠中からベビーサイン教室に通う場合、当たり前ですが、通うのはママやパパの保護者です。
「マタニティベビーサイン」と呼ばれ、お腹の赤ちゃんとのコミュニケーションを目的とする教室が多いです。
そのため、実際に赤ちゃんが産まれてから、赤ちゃんとの意思疎通のために使用するベビーサインとは異なります。
お腹の赤ちゃんに意識を向ける時間が作れたり、妊娠中の情報交換やママ友づくりの場になったりといったメリットがあります。
【生後すぐ~生後6ヶ月未満】
生後すぐから生後6ヶ月未満の赤ちゃんと通う教室は、先述したように「プレベビーサイン教室」と呼ばれることがあります。
この時期の教室ではすぐにサインを教えるというよりは、赤ちゃんとの触れ合いを楽しみながら、ベビーサインでコミュニケーションをとるための土台作りをするための教室という位置づけが大きいようです。
もう少し成長し、ベビーサインのサイン自体を覚えても、
「どういう場面でそれを使うのか」
「どういう気持ちの時に使えばいいのか」
などとサインを結びつけるには、この時期からの親子のコミュニケーションがとても大切だからです。
将来的にベビーサインでコミュニケーションをとってみたいと考えているママやパパの他、赤ちゃんとどのようにコミュニケーションをとるといいのか悩んでいる方には、この時期から通ってみるのもいいかもしれません。
ママ友づくりや育児の情報交換の場にもなりやすいです。
【生後6ヶ月~生後8ヶ月頃】
ベビーサインを教え始める目安となる生後6ヶ月からは、多くのベビーサイン教室で対象月齢となっているかもしれません。
生後8ヶ月頃までには一人でおすわりができるようになる子も多いので、ママがサインを見せ、赤ちゃんはそれを真似るといった、遊び感覚でベビーサインを楽しめる時期です。
まだこの時期には、すぐにサインを覚えて、使えるようになるわけではありません。
しかし、教室に通いながらベビーサインを習っていると、日頃からベビーサインを意識することは多くなるでしょう。
サインを通して親子のコミュニケーションの時間が自然に増えるかもしれませんね。
【生後8ヶ月以降】
生後8ヶ月以降になると、もちろん個人差は大きいですが、少しずつ記憶力の発達により、サインを覚える子も出始めます。
徐々にベビーサインを通して意思疎通が図れるようになる親子もいるでしょう。
教室では同じくらいの月齢のお友達と触れ合う機会が作れるかもしれませんね。
また、同時に言葉も発達してくる頃です。
言葉が出たらベビーサインは終わりというわけではありません。
まだ言葉では言えないことも、ベビーサインを併用すると、赤ちゃんの気持ちがより分かり、コミュニケーションがより楽しくなるというメリットが期待できますよ。
まとめ
ベビーサイン教室によって、対象月齢は様々です。
教室も最近ではオンライン教室も増えているので、低月齢でお出かけが心配な場合も、お家で学ぶこともできます。
一度気になる教室に問い合わせ、どのくらいの月齢を対象としているのか、その月齢から通うメリットなどを問い合わせてみましょう。
もちろん、ベビーサインの習得には赤ちゃんの発達の個人差、興味の差が大きいものなので、教室の対象月齢であればベビーサインがすぐに使えるようになるというわけでもありません。
日々の育児への楽しいエッセンスとして、ベビーサインを楽しんでみてください。