子育て家庭の家計の悩みとは?
子どもがいなかった頃はできていた夫婦の貯蓄。 子どもが生まれてからは何かとお金がかかるし、夫婦の働き方が変わってくるケースもあり、貯蓄が難しくなったという家庭も多いことでしょう。
そんな子育て家庭の家計の悩みについて調査してみました。「わが家も同じ!」思わず共感してしまうことがこの中にもあるかもしれません。
【貯蓄ができず将来が不安】
子どもが生まれて貯蓄ができなくなると生活に不安を感じ始めます。 子どもが大きくなるほど出費が増え、家族がいつ病気になるかもわからない、夫婦の老後の蓄えだって必要です。 家計を見直し貯蓄を始めたいと思っても、収入が増えない事には厳しいと感じる方もいるようです。
【教育費がかかる】
幼稚園~大学まですべて公立で進学したとして、トータルの教育費は1人あたり約1,000万円、私立だと約2,500万円かかると言われています。 これだけの金額を家計から貯めていくのはなかなか大変ですよね。 さらに塾や習い事などを始めるとそちらの費用も発生します。子どもの教育費の確保は、家計の大きな悩みとも言えるでしょう。
【生活費がどんどんかかるように】
子どもの成長に伴い、1ヶ月に必要な食費や光熱費、通信費などがどんどんかかるようになっていきます。 他にも学校に必要なもの、洋服、お菓子、おもちゃ、ゲームなんかも購入したり…小さな出費が積み重なり、目に見えにくい部分でも家計の支出は増えていきます。
子育て家庭の家計管理のポイント
子育て家庭が無駄を押さえて家計を管理するには、どんなことに気を付けたらいいのでしょうか?ポイントをしっかり押さえましょう。
【家計簿をつける】
無駄な出費が見えやすくなる家計簿は家計管理の基本。まずは1ヶ月だけでもチャレンジしてみましょう。 家庭簿というと事細かに記していくイメージですね。 もちろんしっかり書いた方が無駄が見つけやすいですが、面倒になって続かなくなっては意味がありません。
大まかな買い物を記していくだけでもいいし、面倒ならレシートを張り付けるだけの家計簿もあります。 スマートフォンのアプリを使えばレシートを写真撮影するだけで家計簿に反映させてくれるサービスも。自分に合った方法で無理なく家計簿を付けてください。
【予算を決める】
毎月の収入から生活費の予算を決めて袋分けしておくことで、使える残金が分かりやすく自ずと節約意識が芽生えますよ。 家計簿に記入したり使った金額を計算する必要がないので、家計簿が苦手な方も管理がしやすい方法です。
【毎月の支出を把握する】
毎月のお給料を使い切ってしまうという家庭によくありがちなのは、どこにどれだけお金がかかっているのか把握できていないということ。 アバウトな支払いをしているので、気が付いたらお金を使い切っている…もしくは赤字になってしまうなんてことも。
【予備費を設ける】
これらの方法で家計管理の方針が見えてきたら、1万円ほどの予備費も設けておくのがおすすめ。 家計はガチガチに管理しすぎるとストレスになり、続けられなくなる可能性があるためです。 毎月の支払いが足りないようなら予備費から補充することで、余裕をもった家計管理ができるようになります。
家計管理しながら貯蓄する方法
家計の管理と同時に始めていきたいのが貯蓄。これまで貯蓄に回す余裕がなかった子育て家庭が貯蓄をしていく方法を検討していきます。
【家計から余ったお金は貯蓄】
家計管理が上手くいくようになってきたら、残ったお金は少額でもコツコツ貯蓄していきましょう。 貯蓄の通帳は給料が振り込まれるものとは別のものを用意することで、いくら溜まっているのか把握しやすくなります。 最初は少しの金額でも、通帳の数字が増えていくとだんだん楽しくなってくるかも。
【児童手当を貯蓄】
定期的に振り込まれる児童手当は収入の当てにせずそのまま貯蓄に回すことで、進学などまとまったお金が必要になった時に大いに助けになります。
【積立定期貯金を利用】
家計管理で金額に余裕が見えてきたら、毎月少しずつでも構わないので積立定期貯金をしていきましょう。 通帳から自動的に金額が積み立てられていくので、毎月の支払いが増えた感覚で貯蓄ができます。 普通預金と違ってATMで気軽に引き落としができず、確実に溜まっていく方法です。
【学資保険を利用】
子どもの学費を貯蓄するには、学資保険を利用するのがおすすめ。 積立貯金と仕組みは似ていますが、必要な時期にまとまったお金が下りてくることや、自分の収入や子育てプランに合わせて相談しながら計画的にお金を積み立てることができます。
子育て家庭の家計管理を見直そう
これまで貯蓄できなかった家庭でも家計管理を見直せば、貯蓄を始めることができます。 しかし、お金の管理は意外と難しく、最初から意気込んで頑張ってしまうと続かなくなってしまうことも。
まずは自分でできそうなことを見つけてみましょう。家計が引き締まってくると節約も楽しくなっています。焦らずコツコツ始めてみてくださいね。