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赤ちゃんの断乳に適した時期とやり方

赤ちゃんの断乳に適した時期とやり方

赤ちゃんの断乳とは?

母乳育児を頑張ってきたけれど、そろそろおっぱいもお終いかな?
と思った時、赤ちゃんがおっぱいを辞める方法を考えるかと思いますが、「卒乳」と「断乳」という方法があるのはご存知ですか。

 

「卒乳」は、赤ちゃんのペースでおっぱいが必要なくなり、自然に母乳育児を終了すること
一方で「断乳」は、ママや赤ちゃんの何らかの事情により母乳育児を終了させることを言います。

 

断乳が必要になるケースとしては
ママの病気によって投薬や入院が必要になり、母乳育児が困難になった
ママの仕事復帰により、日中の母乳育児ができなくなるため(ただし、保育園入園後も夜間の授乳は続けることもできます)
夜間授乳でママが寝不足
虫歯の原因になった
ママの体力が低下し、授乳が辛くなった

 

など様々。
赤ちゃんがおっぱいを欲しがっているのに辞めてしまうのは…と罪悪感を持つママもいるようですが、仕方がない理由も多いので、割り切って断乳を決行しましょう

赤ちゃんの断乳時期はいつ?

断乳が必要と感じるケースは様々ですが、以下の時期を参考にいつから始めるか考えてみましょう。

 

【6ヶ月以降】
離乳食が始まる6ヶ月以降ですが、この時期はまだ食事だけでは必要な栄養が補えないので、母乳が必要な時期です。
もし何らかの理由で断乳が必要になったら、ミルクに切り替える必要があります

 

【離乳食をしっかり食べる1歳前後】
離乳食から幼児食へ移行する1歳前後は、食事から必要な栄養を摂取できるようになり、母乳は無くても大丈夫になる時期です。
また、ママの育児休暇が明ける時期でもあるため、早めに母乳育児を終了したいと考えていたら、1歳ごろをめどに断乳を進めてみてもいいでしょう

 

【3歳~4歳ころ】
赤ちゃんが欲しがるうちは与えてもいいと言われる母乳ですが、ある程度成長してきたら断乳は視野に入れたいですね。

 

夜間授乳は虫歯の原因になるので、断乳を考える方もいることでしょう。
お子さんが幼稚園や保育園への入園が決まった時も、日中は授乳ができなくなるため、断乳を考えるタイミングになるかと思います。

赤ちゃんの断乳の方法

断乳は強い意志で「きっぱりやめること」が大切
初めのうちは赤ちゃんも悲しくて泣くかもしれませんが、親子で頑張って乗り切りましょう。

 

断乳のための効果的な方法を紹介します。

 

【日にちを決める】
断乳を決めたら、この日に決行するという日にちを決めましょう。
カレンダーなどに分かりやすく記載し、赤ちゃんにも「おっぱいはこの日までだよ」とお話します。
言葉が分からない赤ちゃんでも、なんとなく「おっぱいバイバイ」を感じ取る子もいます。

 

日にちを決めることで、ママも断乳の決心が鈍らなくなるでしょう。

 

【授乳回数を減らしていく】
日にちを決めたら、授乳の回数を減らしていきましょう。
いきなり断乳すると赤ちゃんも混乱しますし、ママの体もついていけず、乳腺炎などのトラブルを招く原因になります。
赤ちゃんが欲しがったら、別の遊びで気を引いたり、代わりに水分補給をして過ごしましょう

 

【眠くなるような工夫を】
添い乳をしている赤ちゃんは、おっぱい以外での寝かしつけ方に慣れておきましょう
日中たくさん遊ばせて眠りやすくするのも1つの方法です。

 

【周囲の大人の協力も】
おっぱいから気をそらすためにも、できるだけママ以外の人とのコミュニケーションをとるようにしましょう。
特に断乳決行日は、パパやおじいちゃんおばあちゃんの協力が必要です。

 

【断乳決行日は絶対に授乳をしない】
この日からおっぱいを辞めると決めたら、その日はどんなに赤ちゃんが泣いても絶対に授乳はしないようにしましょう。
抱っこやおんぶで対応したり、おっぱいの代わりに水やお茶で水分補給をするなどしてあげてください

赤ちゃんの断乳で気を付けたいこと

断乳をする際は、以下の点に気を付けて行いましょう。

 

【①赤ちゃんの心のケアをしっかりする】
おっぱいを飲んで幸せいっぱいだった赤ちゃんが、突然おっぱいが飲めなくなる。
赤ちゃんの気持ちを考えると、悲しくなってしまいますね。

 

授乳の代わりに、これまで以上のスキンシップを心がけて、赤ちゃんの心のケアをしてあげましょう
断乳するとママも寂しい気持ちになるでしょうから、ママにとってもスキンシップは心の安定剤になります。

 

【②おっぱいのケアをしっかりする】
赤ちゃんが吸わなくなればママの母乳も作られなくなってきます。
断乳直後は乳腺炎になりやすいため、定期的に搾乳するなどしてしこりなどが残っていないか気をつけましょう

 

【③断乳する日は絶対に授乳はしない】
赤ちゃんが泣いてかわいそうだからと授乳をしてしまうと、「泣けばおっぱいがもらえる」と思われ、次の断乳がもっとハードルの高いものとなってしまいます。
ママもパパもそれなりの覚悟で臨みましょう。

断乳時期を見極めて進めよう

母乳育児にはメリットも多いため、特に理由がなければ無理に辞める必要はありません。
しかし、様々な理由から断乳が必要になった場合は、最後まで強い意志で行うようにしましょう。

 

ママの決意が揺らぐと、断乳は失敗しやすいと言われています
スムーズに断乳が進めていけるよう、パパとも事前に打ち合わせておくといいかもしれませんね。

この記事を書いたライター

斉藤亜依
斉藤亜依

4歳と2歳のやんちゃ娘を育児中の元保育士。現在は旦那の自営業を支えながらも、保育や子育ての経験を活かせる仕事がしたい!と強く思い、上の子の出産を期にライターの仕事をしています。 ワ―ママ×ワンオペ育児でキツイと感じることもありますが、同じように仕事や育児に奮闘するママに寄り添えるような記事をお届けしたいと思っています。

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