新生児のサーモンパッチは消えるの?

新生児のサーモンパッチは消える?

新生児の約20%ほどに、サーモンパッチと呼ばれる赤いあざが見られます。

出生時から見られることもあれば、生後1〜2週間で出現することもあるそうです。

 

サーモンパッチ、またはサモンパッチと呼ばれる赤いあざについて、初めて聞いたことがある方もいるかもしれません。

そこで今回は、新生児のサーモンパッチについて詳しく解説していきます。

 

新生児のサーモンパッチとは

新生児のサーモンパッチについてご紹介いたします。

 

【サーモンパッチとは】

サーモンパッチは正中部母斑(せいちゅうぶぼはん)とも呼ばれ、おでこの真ん中あたり、上まぶたや唇の上などにできる境界の不明瞭な赤あざの一種です。

特に、泣いた時に血管が拡張子し赤みが出てきます。

生後1〜3年のうちに大体は自然消滅するため、心配しなくても大丈夫です。

「サーモンパッチ」と呼ばれる理由は、赤あざの色がサーモン(鮭の色)に似ていることが由来です。

一方、おでこの真ん中あたりではなくうなじに見られる赤いあざはウンナ母斑と呼ばれ、半数の方は成人の頃まで残ります。

 

【サーモンパッチができる原因】

サーモンパッチができる原因として、皮膚の真皮毛細血管の増加と拡張が考えられます。

拡張した毛細血管が原因なので、サーモンパッチは手で押さえると消えるというのが特徴です。

なぜそのような赤いあざとして症状が見られるのか根本的な原因ははっきりとは分かっていません

 

【サーモンパッチの症状】

症状としては、サーモンパッチの部分を押さえると消えたり、赤ちゃんが泣くと一時的に赤いあざが濃くなったりすることがあります。

表面は凸凹や盛り上がりはなく平坦、正常な皮膚との境界線は不明瞭です。

これらの症状以外に別の症状がある場合は、別の病気が考えられると言えるでしょう。

 

【こんな言い伝えも】

新生児のサーモンパッチには、おでこの真ん中にできる赤いあざという特徴から、このような言い伝えもあります。

・コウノトリのくちばしの跡(ウンナ母斑とも呼び、首の後ろをくわえて運んだ痕と言われています)

・天使のキスマーク

サーモンパッチは日本では「コウノトリのくちばしの跡」、西洋では「天使のキスマーク」とも呼ばれています。

それぞれ、コウノトリが赤ちゃんを落とさないように、大事に運んでくれたくちばしの跡、産まれる前に天使が特に可愛がっていた赤ちゃんにキスマークをつけた、という言い伝えがあるそうです。

赤ちゃんにサーモンパッチがあって、不安を感じていた方も、このような言い伝えを知っておくと少し幸せな気持ちになるかもしれませんね。

 

新生児のサーモンパッチの対処法

サーモンパッチがある場合の対処法についてご紹介いたします。

 

【サーモンパッチは自然消滅がほとんど】

サーモンパッチは乳幼児の1歳から1歳半の間で薄くなっていく場合がほとんどです。

そして、成長に伴い2〜3歳くらいには自然消滅しますので心配する必要はありません。

 

【サーモンパッチが消えない場合】

ほとんどの人は2歳くらいまでには消滅しますが、稀に大人になっても残る方がいます。

そのような場合には治療を検討することもあります。

また、新生児の頃から濃く範囲が広い場合にも早期治療を検討する方が良い場合もあります。

他にも、サーモンパッチが消えない場合、別の病気にかかっている可能性もあります。とる

もし成長してもなかなか消滅しない場合には、一度皮膚科か形成外科を受診してみても良いでしょう。

 

【一時的にカバーマークを使う方法も】

カバーマークとはあざを隠すための特殊はファンデーションです。

治療するまでに、経過をみる段階で気になる場合にサーモンパッチの部位にカバーマークを使用する場合もあります。

 

新生児のサーモンパッチの治療法

サーモンパッチの治療として、1歳から1歳半の間に薄くなっていく場合がほとんどなので、乳幼児の場合は経過を見ます。

外用剤や内服薬のような薬で効果を得ることはできません。

2歳以上になり、なかなか薄くならない場合には色素レーザー治療を行います。

 

【色素レーザー治療とは】

色素レーザー治療とは、専用の機器を使ってレーザーを照射するという方法です。

一度に行うのではなく、数ヶ月ほど間隔を空けながら数回にわたって行います。

 

【色素レーザー治療の注意点】

色素レーザー治療の注意点として、レーザーを照射した際に稀にパチパチという痛みを感じる方もいるようです。

色が濃く範囲が広い場合には複数回レーザーを当てる必要があるため、何度も通院するという手間もかかります。

また、レーザー治療後に部位を紫外線にさらすとシミになりやすいため、紫外線対策も必要です。

詳しくは皮膚科や形成外科の先生に聞いてみましょう。

 

【成長してから気になる場合】

もし乳幼児期に治療する機会がなく成長してからまだ残っている場合も、色素レーザー治療をすることができます。

乳幼児期を過ぎてもし残っている場合も、同様に皮膚科か形成外科を受診すると良いでしょう。

 

まとめ

新生児の赤ちゃんは皮膚が薄く、少しの傷やあざなどでも気になりますよね。

今回はサーモンパッチという赤いあざについてご紹介いたしました。

自然消滅するものなのでほとんどの場合は心配する必要はありませんが、判断が難しい場合は乳幼児検診の際などに医師に相談すると安心でしょう。

この記事を書いたライター

おがわ みなみ
おがわ みなみ

関西在住で一児の母です。 子育てをしながら仕事も両立したいと思い、在宅ライターを始めました。 日々、子供と楽しく暮らせるよう工夫することが大好きです。 新米ママやプレママさんのお役に立てるような記事をお届けします。よろしくお願いします。

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