身長・体重
産まれたばかりの赤ちゃんは、パパやママの想像以上に、身長・体重の個人差があります。こちらに平均的な身長と体重を記載していますが、比べて小さいことを気にする必要はありません。 これからおっぱいやミルク、愛情をたくさんもらって、大きく育っていくのです。
家族みんなで、焦らず温かく赤ちゃんを見守ってあげましょう。
【体重】
新生児の平均体重は、2.95kgほどになります。男女別に見ると、男の子が2.98㎏、女の子が2.91㎏になり、男の子の方が少し大きめです。(※1)
生まれたばかりの赤ちゃんの体重は、生後4~5日経つと体の中に溜まっているうんちやおしっこが排出されるため、5~10%くらい減少します。これは、「生理的減少」と言われる自然な現象で、2週間ほどで元に戻りますので、与える母乳の量や赤ちゃんの成長具合を心配することはありません。
満1ヶ月を迎える頃には出生時より1㎏ぐらい重たくなっているでしょう。
【身長】
産まれたばかりの赤ちゃんの平均身長は、48.5cmです。男女別では、男の子が48.7cm、女の子が48.3cmで、体重と同じように男の子の方が少し大きめになります。(*1)満1ヶ月になる頃には、3~5cmくらい伸びているでしょう。
※1 出典:厚生労働省 平成22年乳幼児身体発育調査(結果の概要)
視覚・触覚・聴覚
新生児期の赤ちゃんは、あまりよく見えていませんが、触覚・聴覚は発達しています。
【視覚】
産まれたばかりの赤ちゃんの視力は、0.01~0.02ほどしかなく、視界はぼんやりとしています。新生児の視覚は、明るいか、暗いかという区別と、白・黒・グレーの色が識別できるくらいしかありません。
新生児期は、色のコントラストのはっきりしたおもちゃや、絵本を与えてみましょう。脳や体、視力の発達に良い刺激になります。
【触覚】
ママがやさしくなでたり、抱っこしたりすると、赤ちゃんはご機嫌になります。これは、敏感なお肌の触覚がやさしく刺激され、赤ちゃんを心地よくするからです。たくさん抱っこして、スキンシップをしてあげましょう。
【聴覚】
新生児は耳がよく聞こえますので、少し高めのやわらかいトーンで話しかけてください。赤ちゃんは、お腹の中にいた頃から聞いているママの声を覚えています。言葉はまだ理解できませんが、少しずつママの声に反応するようになるでしょう。
ママが赤ちゃんにやさしく触れたり語りかけたりすることで、親子の信頼が生まれ、絆がさらに深まります。触角や聴覚を大いに刺激し、たくさんスキンシップやコミュニケーションをとるように心がけましょう。