新生児の哺乳瓶は必要?
赤ちゃんは生まれてすぐ授乳が必要です。
最初から完全母乳と決めている方もいるかもしれません。
その場合でも哺乳瓶は必要?と、疑問に思う方もいるかもしれません。
生まれてすぐに母乳がちゃんと出る場合もあれば、なかなか出ない可能性も考えられます。
また、ママの体調や乳首トラブルなども考えられるので、新生児から哺乳瓶を用意しておくと安心です。
そんな哺乳瓶ですが種類やサイズがたくさんあり、選ぶのが難しいですよね。
今回は新生児の哺乳瓶の選び方についてご紹介いたします。
新生児の哺乳瓶の選び方
新生児にはどのような哺乳瓶が適しているのでしょうか。
哺乳瓶の種類やサイズ、素材の違いについてみていきましょう。
【サイズ】
まず、哺乳瓶にはどのようなサイズがあるのでしょうか。
ボトルの容量としては80〜240mlが一般的で、新生児は一回の哺乳量が80〜120mlなので小さめのサイズでも十分です。
メーカーによってボトルの容量のサイズ展開は異なりますが、どのメーカーも2サイズくらい展開しています。
新生児用の小さめサイズだと、使える期間は短いかもしれません。
ですが、少量を頻繁に授乳するのでミルクの量の調整がしやすく、哺乳瓶が軽いので毎回の授乳で重さが負担になることはないでしょう。
また、どれくらいの量を飲むのか、完全ミルクか混合で授乳するのか初めから決めるのはなかなか難しいかもしれません。
ひとまず新生児用の小さめサイズの哺乳瓶を選んでおき、生後2〜3ヶ月後に容量をアップさせて様子を見るのが良いでしょう。
【ニプル(乳首)のサイズと形状】
ニプルとは赤ちゃんの吸い口になる部分なので、選び方には注意が必要です。
最初から大きめサイズの哺乳瓶を買った場合、新生児には適していないニプルのサイズが付属されている可能性があります。
どのメーカーも一般的に、ニプルにはSSサイズ・Sサイズ・Mサイズ・Lサイズがあります。
それぞれ、SSサイズは新生児、Sサイズは生後1ヶ月頃、Mサイズは生後3ヶ月、Lサイズは6ヶ月以降が目安です。
新生児の場合は、「SSサイズ」や「新生児用」と表記されているものを選びましょう。
サイズの他にはニプルの穴の形に特徴があり、「丸穴」「スリーカット(Y形の穴)」「クロスカット(X形の穴)」に分かれています。
新生児は吸う力が弱いため、自然とミルクが出てくる丸穴が適しています。生後1ヶ月以降は赤ちゃんの飲むペースや量に応じて、サイズアップし形状を選んでいきます。
【素材】
哺乳瓶の素材はガラス・ポリプロピレン・トライタン・シリコンなどがあります。
それぞれの特徴をご紹介いたします。
・ガラス
重さはありますが、劣化しにくく熱が逃げやすいため冷ますのが楽です。
・ポリプロピレン
軽くて割れにくいですが、劣化しやすいというデメリットも。
・トライタン
樹脂素材でできていて非常に軽く衝撃に強いですが、電子レンジ消毒ができません。
・シリコン
臭いがつきやすい素材ですが、柔らかく熱に強いのが特徴です。
このように、どの素材もメリットとデメリットがあります。
新生児の頃は授乳回数が頻繁であるため、洗いやすく冷ますのが楽なガラスが便利でしょう。
ただ、重さが気になる方はポリプロピレンなどの軽い素材も検討しましょう。
【ボトルの形状】
ボトルの形状はストレートが一般的ですが、最近ではカーブした形状のものもいくつかあります。
カーブの形状は赤ちゃんの飲みやすさを考慮して作られています。
他には授乳の際、哺乳瓶を持つ手にフィットしやすい、というメリットも。
ただし、ストレートの形状だと飲みにくいというわけではありません。
ストレートの形状の場合、ボトルを洗いやすい、カバンに入れやすいなどのメリットがあります。
どちらも比較した上で、赤ちゃんとママに合う形状を選びましょう。
【手入れのしやすさ】
新生児の頃は頻繁にミルクをあげることになります。
赤ちゃんが口にするものなので、哺乳瓶は飲み終わったらすぐに洗浄と消毒することが必要です。
これが毎回となると、かなりの負担になりますよね。
哺乳瓶の消毒方法には「煮沸」「つけおき」「電子レンジ」があります。
煮沸消毒は熱湯で煮るだけなので経済的には良いですが、毎回お湯を沸かすのが面倒かもしれません。
つけおきの場合は専用の消毒液に哺乳瓶をつけておくだけ、という手軽さがあります。
また、専用の容器に入れて蒸気の熱で消毒する電子レンジ。そのまま保管用のケースとして使えるのも便利です。
このように消毒方法は様々で、哺乳瓶の素材の種類によっては適していない場合もあります。
哺乳瓶を選ぶのと同時に、お手入れ方法も検討しましょう。
まとめ
生まれてすぐの赤ちゃん。
ちゃんとミルクを飲んでくれるか、不安に思っている方もいるかもしれません。
混合か完全ミルクに関わらず、まずは哺乳瓶を1本持っておくと安心です。
哺乳瓶にはサイズ・素材・ニプルの形状など、たくさんの種類があります。
新生児用には小さめのボトルが適していますが、長く使いたい方は最初から大きめのボトルを選んでも良いでしょう。
吸い方に直接関係のあるニプルの形状にも注意して選びましょう。