【保存版】新生児の服の洗濯方法

新生児の服はどう洗濯する?

新生児の服は水通しが必要、大人とは別に洗う必要がある、などと聞いたことはありませんか。
大人と比べて肌の弱い新生児をはじめとした赤ちゃんの時期は、服の洗濯にも気を遣う必要があります。最初はちょっと大変そうに思えますが、洗濯方法自体は難しくはなく、慣れると大変ではありません。

新生児の服の水通しの仕方や洗濯方法をご紹介します。出産準備の参考にも役立ててくださいね。

 

新生児の服の水通し方法

新生児の服は着せる前に、まず水通しをしておきましょう。

 

【水通しをする理由】

水通しをする理由は主に2つあります。

 

〈①ホルムアルデヒドを取り除くため〉

新しい服に含まれていることの多いホルムアルデヒドと呼ばれる、しわ防止や防虫に効果のある物質を取り除くのが目的です。

 

衣服には良い効果があるものの、実は肌には有害物質。赤ちゃんがそのまま着るのは、刺激が強いため皮膚トラブルやアレルギーが起こる可能性があり、要注意なのです。

しかし、ホルムアルデヒドは水に溶けやすいので、一度水で洗濯しておくと安心です。

 

〈②着心地を良くするため〉

新しい服は糊がついており、パリッとしたものが多いですよね。水通しをすると、そんな糊を取り除き柔らかい着心地になります。また、水通しをすることで吸水性もアップ。汗をかきやすい新生児にとって吸水性は着心地を左右する大切なポイントです。

 

【水通しの方法】

水通しの仕方には2種類あります。

 

〈①洗濯機で水通しする方法〉

洗濯機で水通しする場合は、まず洗濯機を掃除して、洗濯槽自体の汚れを取り除きましょう。掃除が終わったら、新生児の衣服をネットに入れ、ソフトコースや手洗いコースなどのコースを選びます。水だけでも余分な物質を取り除けますので、洗剤は不要です。 脱水まで洗濯機で行い、乾かします。天気のいい日を選んで、外干しするのがおすすめです。

 

〈②手洗いで水通しする方法〉

手洗いで水通しをする場合は、たらいや洗面器に水やお湯をはり、もみ洗いをして水やお湯ですすぎます。よく絞り、形を整えたら干してください。

手洗いの場合もたらいや洗面器が汚れていては、服にその汚れが移ってしまいます。衛生状態を確認してから水通ししてくださいね。

 

新生児の服を洗濯するときのポイント

では実際に赤ちゃんが着た後の服の洗濯方法はどのようなものでしょうか。

 

【基本的には大人と分けて洗う】

赤ちゃんの服は基本的に大人の服とは別に洗いましょう。大人の服が新しい場合は、その服にホルムアルデヒドが含まれている可能性もありますし、洗剤や柔軟剤を使うと赤ちゃんの肌には刺激となることがあるからです。

また、大人の服が汚れている場合、その汚れが赤ちゃんの服へ移ってしまうことも。洗濯の回数が増えて大変だと感じる方もいるかもしれませんが、1歳頃までは分けて洗うのがおすすめです。1歳を過ぎたら、赤ちゃんの肌の様子を見ながら一緒に洗っていきましょう。

 

【新生児の服の洗剤の選び方】

新生児の服を洗う時の洗剤は、刺激の少ないものを選ぶようにしましょう。大人の洗剤には蛍光剤や香料などの添加物が含まれているものが多いです。肌への刺激はもちろん、何でも口に入れて舐めてしまいやすい赤ちゃんですので、余計な添加物が含まれているものは使用しないようにしましょう。

赤ちゃん用の洗剤として市販されているものは、パッチテスト済だったり、無添加だったりするものが多いので、新生児の時期から使うのがおすすめです。

 

【すすぎはしっかり】

赤ちゃんの服を洗う時はすすぎをしっかりするように心がけましょう。

すすぎが十分でないと洗剤が服に残ってしまうことがあります。

 

【新生児の服の汚れがひどい時は】

新生児期を始め、赤ちゃんはうんちやおしっこが漏れてしまったり、汗をたくさんかいたり、吐き戻しなども多い時期で服も汚れやすいです。

汚れがひどい時は、取り除ける汚れは取り除いた上、赤ちゃん用の洗剤を少し入れた水で30分程度つけ置きしておきます。その後、他の服と一緒に洗濯機で洗いましょう。

 

新生児の服を干すときのポイント

洗濯した後、服を干すときにもポイントがあります。

 

【洗濯後はしっかりと乾燥させる】

服が生乾きだと、雑菌が繁殖しやすくなります。不衛生な状態で赤ちゃんに着せないようにしましょう。洗濯したら、風通しのいい場所に干し、太陽の光に当てましょう。紫外線は雑菌消毒効果があります。

 

しかし、天気の悪い日が続いたり、花粉やPM2.5などが気になる季節がありますよね。その場合は部屋干しし、乾燥機やサーキュレーターを使い、しっかりと乾燥させるようにするのがおすすめです。

 

【乾燥機は使っても大丈夫?】

乾燥機を使うのもいいですが、服の生地が傷みやすく、縮んでしまう可能性があります。低熱風で短時間だけ乾燥機を使うのがおすすめです。

 

まとめ

新生児の服はまず水洗いし、赤ちゃんに着せるのが基本です。また、着用後は汚れをしっかり取り、赤ちゃん用の洗剤で洗ってあげましょう。大人とはしばらく別に洗うのが推奨されているので、手間はかかりますが、赤ちゃんのデリケートな肌を守るためです。

ご紹介したような洗濯のポイントを抑え、着心地の良い服を着せてあげてくださいね。

この記事を書いたライター

おかだ うみ
おかだ うみ

2人の男の子を育児中のママライター。うどん県出身、お蕎麦の美味しい北陸在住。趣味はカフェ巡り、キャンプ、音楽鑑賞。子どもたちとの些細なできごとを100%楽しめるような毎日にしたい!と日々模索中。その中で学んださまざまな情報をお届けできたらと思っています。

この記事もおすすめ

int(8)

新生児が母乳をずっと欲しがる時

新生児は母乳をずっと欲しがるもの? 産院で、「母乳は赤ちゃんが欲しがるだけ与え...

イメージ・願いによる名づけ

イメージ・願いによる名前の付け方 ここでは、イメージや願いをもとにした名前のつ...

0ヶ月赤ちゃんとママの過ごし方

【生後0ヶ月】赤ちゃんとママの過ごし方

生後0ヶ月の赤ちゃんの過ごし方 ママは出産を終えて、生まれたばかりの赤ちゃんと...

新生児とは-生後28日未満の赤ちゃんとの大切な生活習慣

新生児とはいつからいつまで? 新生児とは、生後28日未満の赤ちゃんのことです。...

生後0ヶ月の赤ちゃんとパパの遊び

生後0ヶ月の赤ちゃんとの遊び方 生後0ヶ月とは新生児の頃を指しますが、誕生日を...

【新生児】1ヶ月にかかるお金について

新生児期に1ヶ月にかかるお金が知りたい 赤ちゃんが生まれると、何かとお金がかか...

新生児育児の楽しみ方

新生児の育児を楽しもう 出産を無事に終えて始まった、赤ちゃんとの新しい生活。 ...

新生児の冬服は何を用意する?

新生児に必要な冬服を覚えておこう 新生児期の赤ちゃんの服って、種類が多くて何を...

新生児の原始反射の種類と出現時期

新生児の原始反射は今だけ 新生児の「原始反射」をご存じですか? 原始反射とは...

生後0ヶ月の赤ちゃんにおすすめの絵本

生後0ヶ月の赤ちゃんにおすすめの絵本

生後0ヶ月の赤ちゃんの絵本選びは? 生まれたばかりの赤ちゃん。 そんな赤ちゃ...

新生児の赤ちゃんのママの心と体

体調・体型 産後、ママの体はお腹がなかなか元に戻らなかったり、会陰切開や股関節...

新生児の生活にかかるお金

家計の支出の増加に注意 家族が増えると、これから始まる新しい生活にドキドキワク...

【生後0ヶ月】働くママの悩み

【生後0ヶ月】働くママの悩みとは? 産休に入り、無事出産を終えたばかりのママ。...

新生児の赤ちゃんが毛深い理由とは?

新生児の赤ちゃんが毛深いのは普通のこと 生まれてきた赤ちゃんの体をよく見ると、...

新生児のサーモンパッチは消えるの?

新生児のサーモンパッチは消える? 新生児の約20%ほどに、サーモンパッチと呼ば...

赤ちゃんのうつ伏せ寝は睡眠中の事故を招く?

赤ちゃんのうつ伏せ寝は睡眠中の事故を招く?

赤ちゃんのうつ伏せ寝はなぜ危険? 赤ちゃんの成長とともに寝返りができるようにな...

新生児のボディースーツの選び方

新生児のボディースーツの選び方

新生児にも最適!ボディースーツとは? ボディースーツとは、股の部分がボタンにな...

赤ちゃんの名づけ・命名

赤ちゃんの名付けとは 赤ちゃんを授かったら、最初に悩み、考えることと言ったら名...

新生児の夜泣きの原因と対策

新生児の夜泣きの原因と対策

新生児期の夜泣き 新生児は、眠って起きておっぱいを飲んで、また眠るというサイク...

新生児の赤ちゃんの原始反射とは

赤ちゃんの原始反射とは 赤ちゃんには、ママのお腹の中にいる時から発達していると...

赤ちゃん成長ナビとは?

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビでは、生後まもなくから1歳になるまでの赤ちゃんの月齢別成長度合いや育児のポイントについて紹介しています。
生まれたばかりの赤ちゃんがいる新米ママはもちろん、もうすぐで赤ちゃんが生まれてくるプレママや将来的に赤ちゃんが欲しいと考えている方に、妊娠・出産・子育てに関する情報をお届けすることで、安心して赤ちゃんと向き合えるお手伝いをしたいと考えています。

[適用テンプレートファイル名]single.php