体調・体型
産後、ママの体はお腹がなかなか元に戻らなかったり、会陰切開や股関節の痛みが続くなど、出産前の状態に戻るには時間がかかります。
出産という大事業を成し終えたのですから、相当なダメージを受けていると言えるでしょう。
心配になる症状もあると思いますが、赤ちゃんの1ヶ月健診時にはママの健診もありますので、気になったことはしっかり医師に相談しましょう。
効率よく質問ができるように、普段から気になる症状をメモで書き留めておくと良いでしょう。
体型戻しのためのエクササイズなどはもう少し後回しにして、この時期は、赤ちゃんのお世話に専念するようにします。赤ちゃんのお世話以外の時間は、なるべくリラックスして体を休めるようにしましょう。
睡眠不足
陣痛が来てからは休む間もなくママになり、赤ちゃんのお世話をする日々が続きます。その中でも多くのママが悩まされているのが睡眠不足でしょう。
月齢の低い赤ちゃんは、昼夜問わず寝ていて、その時間もバラバラです。特に新生児期は、授乳やミルクが終わるたびに眠ってしまい、2~3時間ごとに目を覚まします。
ミルクより母乳の方が頻回授乳することが多いため、赤ちゃんによっては1~2時間で起きてしまう子もいるようです。
日中、赤ちゃんと一緒に昼寝をしたり、家族のサポートを受けたりしながらママの体を休める時間を作るようにしましょう。
地域によっては家事のサポートをしてくれるサービスもあるので、出産前からお住まいの地域の行政サービスを確認しておくと便利です。
マタニティブルー・産後うつ
赤ちゃんが無事に産まれてきてくれたのは嬉しい反面、時には自分にきちんと育てられるのかという不安に駆られることもあるでしょう。
ネットにあふれている情報を見たり、周囲の赤ちゃんと比較したりして、気になることがどんどん増えてくるかもしれません。しかし、これらは多くのママが通る道といえますので、心配しすぎないようにしましょう。
不安なことは家族や地域のサポートセンター、医師、友人など周りの人に話を聞いてもらい、1人で抱え込まないようにしましょう。
子育てに関する不安や気分の落ち込みは「マタニティブルー」の可能性もあります。
マタニティブルーは出産によって起きた急激なホルモンの変化に伴って起こるもので、出産の数日後から2週間以内ほどで消失する生理的な情緒状態をさし、およそ日本人の4~25%に起こるものです。
稀なことではありません。
マタニティブルーが2週間以上続く場合は「産後うつ」の発症を疑います。 マタニティブルーや産後うつかもしれないと思ったら、早めに医師などに相談しましょう。