家計の支出の増加に注意
家族が増えると、これから始まる新しい生活にドキドキワクワクしますが、喜びが増える分出費も増えていきます。赤ちゃんに必要な服やグッズなどを揃えるための出費以外に、日常生活で日々の支出が増えることも念頭においておかなければなりません。
赤ちゃんが産まれてから必要になるお金のことを知っていれば、無駄な出費を抑えて節約し、お金をやり繰りすることができるでしょう。ここでは新生児の赤ちゃんの日常生活にかかる生活費と光熱費についてまとめました。
生活費(ミルク代・おむつ代)
赤ちゃんの生活にかかる費用は、ミルク代とおむつ代が大きな割合を占めています。
【ミルク代】
母乳はお金がかかりませんが、ミルクにするとミルク代の他に、哺乳瓶を消毒する費用もかかります。
<ミルク1ヶ月の参考価格>
●母乳…0円
●粉ミルク…7,000~10,000円(+消毒費1,000円)
【おむつ代】
おむつには紙のタイプと布のタイプの種類があり、最近はお世話が楽な紙おむつの方が主流です。 紙おむつを使う場合、毎月かかるものなので、まとめ買いで安く買っておくという賢いママもいます。
ただ、赤ちゃんの成長に合わせて紙おむつのサイズが変わっていくので、買い貯めしすぎないことが無駄にしないコツです。
布おむつは、最初にまとまった量を用意するのでお金がかかりますが、洗って何度も使うのでその後は費用がかからず、トータルでは紙おむつより安く抑えられます。 初めは「布おむつカバー」を5枚程、「布おむつ」を30枚程、「布おむつライナー」を10枚程を用意しておいて、使っていて足りないようであれば、買い足すようにするとよいでしょう。
<おむつ1ヶ月の参考価格>
●紙おむつ…5,000~7,000円
●布おむつ…初期投資のみ10,000円以内
光熱費
意外と見落としがちなのが、光熱費です。出産後は多くの家庭で、光熱費(水道代・ガス代・電気代)が高くなる傾向があります。
【水道】
光熱費の中でも特に水道料金が増え、平均して3,000~5,000円増しの出費になります。あまり急に増えるので、水道局から「水漏れしていませんか?」と問い合わせがくるご家庭もあるほどです。 水道料金があがる一番の理由は、洗濯。赤ちゃんを清潔に保つために、着替えや汚れ物も一気に増え、洗濯量が増すからです。
また、沐浴させることも原因のひとつになりますが、抵抗力が弱い新生児の健康と安全な入浴を考えれば、ベビーバスの沐浴は欠かせません。
【ガス・電気】
水道料金と同じように、ガスや電気料金も上がります。新生児は、体温調節がまだ上手じゃありませんので、冷暖房機で室温を調節してあげる必要があるからです。 大人より1度も平熱が高い赤ちゃんは、汗をかきやすい夏には、冷房で26~28度くらいにし、熱中症にならないようにします。
冬は体が冷えないように、暖房は20~25度くらいに保たなければいけません。乾燥の時期は加湿器も必要です。赤ちゃんの健康のために、光熱費はやむを得ない出費といえます。