生後10ヶ月の赤ちゃんの夜泣き
赤ちゃんの夜泣きのピークは生後6~9ヶ月と言われています。
しかし、赤ちゃんによっては生後10ヶ月を過ぎてもまだまだ夜泣きが続いている子も珍しくありません。
「周りの赤ちゃんは夜泣きが終わったのに、うちは大丈夫なのかしら」と心配になるママもいるでしょう。
しかし赤ちゃんも私たちと同じ人間なため、成長や発達には個人差があります。
夜泣きの時期も、赤ちゃんの個性の一つかもしれません。
とはいえ、連日続く夜泣き対応と睡眠不足は、1日も早く解消したいはず。
そこで今回は、生後10ヶ月の赤ちゃんの夜泣きについて、効果的な夜間断乳の方法なども含めてご紹介します。
【生後10ヶ月】夜泣きの原因と対処法
【昼寝時間】
生後10ヶ月になると、1日2回の昼寝がだんだんと1回になってくる子もいます。
昼寝時間が赤ちゃんとって多すぎたり遅すぎたりすると、赤ちゃんの夜の睡眠に響き、夜泣きにつながることもあります。
昼寝の入眠に時間がかかるようならば、思い切って昼寝を1回にしてしまってもよいかもしれません。
その分午後の昼寝の時間が早まったり、長くなる子もいます。
もちろん赤ちゃんによってはまだ2回の昼寝が必要な子もいます。
赤ちゃんの様子を見ながら、赤ちゃんに合うスタイルを見つけてくださいね。
【生活リズムの崩れ】
生後10ヶ月となると、1日のスケジュールがなんとなく固定されている赤ちゃんが多いかもしれません。
しかし、日によっては昼寝やお風呂、寝室へ行く時間などがずれてしまうこともあると思います。
毎日決まったリズムで生活をしていると、このような生活リズムのずれが赤ちゃんの夜泣きにつながることもあります。
できる限り毎日同じ生活リズムで過ごしたいものですが、お出かけをしたりママやパパの仕事の都合で時間が変動してしまったりすることは仕方のないこと。
いつもと違うリズムの1日を過ごした日には、「今夜は夜泣きをするかもしれないな」と思っておくと気持ち的にも少し楽になることでしょう。
赤ちゃんが成長するにしたがって、生活リズムが多少ずれたとしても適応してくれるようになるので大丈夫ですよ。
【特に理由はない】
夜泣きには特に理由がないことがほとんどです。
大人では気にも留めない日中の些細な出来事が、赤ちゃんにとっては大きな刺激になって夜泣きにつながるということもあります。
しかし、1歳に近づくにつれて、夜泣きも落ち着いていくのが一般的です。
あと少しの辛抱と信じて、乗り切れると良いですね。
「夜間断乳」を検討しても
生後10ヶ月になったら、夜間断乳をしてみても良いかもしれません。
夜間断乳をすると、夜泣きがなくなる赤ちゃんは非常に多いですよ。
以下で、夜間断乳について詳しく解説します。
【夜間断乳とは】
夜間断乳とは、その名の通り夜中の授乳をやめることを言います。
夜間断乳をすると、赤ちゃんは朝までぐっすりと眠ってくれることが多くなるため、ママも朝までぐっすりと眠れるようになるでしょう。
また、夜間断乳をすると、なかなか離乳食を食べてくれない赤ちゃんも、ある程度の量を食べてくれるようになることもあります。
【夜間断乳の進め方】
夜眠る前の授乳を最後に、朝までおっぱいやミルクをあげないようにします。
とはいえ、今まで夜中におっぱいやミルクを飲んでいた赤ちゃんが突然飲めなくなるのですから、初めのうちは戸惑ってしまって当然です。
ほとんどの赤ちゃんはおっぱいやミルクを求めて、大泣きをするでしょう。
夜中に赤ちゃんがおっぱいやミルクを欲しがったら、麦茶や白湯などを枕元に用意しておいて飲ませてみてください。
始めのうちは大泣きするかもしれませんが、だんだんと赤ちゃんも慣れてきて夜中に起きる回数が減ってきます。
また、ママが隣にいるとおっぱいの香りがするため「おっぱいが飲める」と感じる赤ちゃんもいます。
夜間断乳の期間は、パパが赤ちゃんと眠ると、すんなりと受け入れてくれる子も多いですよ。
【夜間断乳の注意点】
夜間断乳は、生後10ヶ月頃から開始するママが多いですが、赤ちゃんの様子を見ながら行うことが大切です。
・離乳食を1日3回きちんと食べている
・体重がしっかりと増えている
これらに当てはまらない場合は、まだ夜間の授乳は必要です。
また、夜間断乳後、体重が減ってしまう場合は要注意。
心配な場合は、夜間断乳を開始する前に、かかりつけの小児科に相談をしてみても良いかもしれませんね。
まとめ
生後10ヶ月は、一般的な夜泣きのピークは過ぎたものの、まだまだ夜泣きをしてしまう赤ちゃんも多くいます。
いつまで続くのかはっきりと分からないので、精神的に限界を感じてしまうママも多いはず。
パパに協力をしてもらいながら、夜間断乳を試みたり、週末は一緒に寝てもらうようにしたりと、「ママだけの負担」が少しでも軽減される工夫をするようにしましょう。
夜泣き対応は大変ですが、「赤ちゃんらしさ」を感じられる時期でもあります。
育児の中で、癒しや楽しみを見つけながら、残り少ない赤ちゃんの時期を堪能してくださいね。