生後11ヶ月の赤ちゃんとおもちゃ
生後11ヶ月の赤ちゃんは、早いと1人で立ったり、言葉が出たりする子もいる時期です。
ますます活発になったり、少しずつ赤ちゃんとのコミュニケーションが取れるようになったりと、ママは忙しいながらも、遊びの幅が広がり、成長を頼もしく思うママもいるでしょう。
今回は、そんな生後11ヶ月の赤ちゃんへのおもちゃ選びのポイントと、おすすめのおもちゃをご紹介します。
【生後11ヶ月】おもちゃ選びのポイント
生後11ヶ月の赤ちゃんへ、おもちゃを選ぶ時にはどのようなポイントで選べばいいでしょうか。
【ポイント①「達成感」が得られるおもちゃを選ぶ】
赤ちゃんが「できた!」と達成感を得ることは、赤ちゃんの自信や次のやる気につながる大切なプロセス。
たくさんの達成感が、赤ちゃんのやる気や好奇心を育ててくれますよ。
そこでおもちゃ選びのポイントとして意識したいのが、発達に合わせて、少し難しく、できた時に達成感を味わえるものを選ぶということ。
難しいけれど、それができた時は赤ちゃんも嬉しいですし、一緒に遊んでいるママが「すごいね!」「上手だね!」とたくさん褒めてくれるのもとても嬉しいでしょう。
【ポイント②「集中力」を高められるおもちゃを選ぶ】
生後11ヶ月の赤ちゃんは、繰り返しの遊びが大好きです。
「ずっと同じことをやっているけど、大丈夫なの?」と心配するママもいるかもしれませんが、赤ちゃんは同じ遊びを繰り返すことで物事の流れを確認していると言われています。
そのため、繰り返し遊びは赤ちゃんにとっては必要な遊びなんですよ。
また、同じ遊びを繰り返し行っている赤ちゃんは、とても集中して遊びに取り組んでいます。
赤ちゃんの時期から集中して物事に取り組むことで、成長していくにつれてどんどんと集中力が向上していきます。
集中力は一朝一夕で高められるものではないため、赤ちゃんの時期から集中力できるおもちゃを与えてトレーニングをしていくと良いですよ。
【ポイント③大人も一緒に楽しめるおもちゃを選ぶ】
生後11ヶ月頃になると、一緒に遊ぶ大人の表情や反応を確認しながら遊ぶ子も。
一緒に遊んでいる人が楽しそうに笑っていると、赤ちゃんの心も満たされてより遊びを楽しむことができます。
そのためにも、ママやパパも一緒になって楽しむことのできるおもちゃを選ぶと良いですよ。
【生後11ヶ月】おすすめのおもちゃ
では、具体的にどのようなおもちゃがいいのか、チェックしてみましょう。
【おすすめおもちゃ①輪投げのおもちゃ】
生後11ヶ月の赤ちゃんには、輪投げのおもちゃがおすすめです。
輪投げと言っても、輪っかを投げ入れることは難しいですが、輪っかを手で持って棒に通すことならできる赤ちゃんも多いですよ。
とてもシンプルな遊び方ですが、「輪っかを棒に通す」という行為は、ママのお手本を見て真似をするということに加えて、狙い通りに輪っかを通すという技術も必要となります。
赤ちゃんが輪っかを通すことができたら、たくさん褒めてあげましょうね。
輪投げは、プラスチック製のものや布製、木製のものがあります。
おもちゃを投げてしまう癖がある子の場合は、布製のものにするとケガや床が傷つくことを心配せずに遊べますよ。
【おすすめおもちゃ②スロープトイ】
スロープトイも生後11ヶ月の赤ちゃんにおすすめ。
「スロープ」とは「坂道」を意味しますが、坂道をボールや車がカタコトと降りていくのを楽しむものです。
特におすすめなのが、車のおもちゃを用いたスロープトイです。
しっかりと向きをそろえなければ坂を下っていくことができないため、赤ちゃんの手指の発達にも役立ちます。
初めは上手にスタート地点に置くことができないかもしれませんが、ママが手を取って教えてあげることですぐにコツを掴めるようになりますよ。
コツを掴んだ赤ちゃんは、繰り返しの遊びに夢中になってくれるはずです。
スロープトイに用いられるマスコットは様々なものがありますが、あまり小さすぎるものは誤飲の危険性があるため避けるようにしましょう。
【おすすめおもちゃ➂お砂場セット】
生後11ヶ月の赤ちゃんには、砂場で遊ぶおもちゃもおすすめです。
定番のシャベルや熊手、小さなバケツに加えておすすめなのが型抜きのおもちゃ。
砂を詰めて、ひっくり返すと型の形の砂ができて視覚的にも楽しめますよ。
ママ用のスコップも用意して、「ここに砂を一緒に入れようね」と教えながら楽しく遊んでみましょう。
砂場で遊ぶ際は、お砂場着を着せてあげると赤ちゃんの服の汚れを気にせずに遊ぶことができます。
赤ちゃんが砂を口に入れてしまうことがないように見守りながら砂場遊びを楽しんでくださいね。
まとめ
生後11ヶ月の赤ちゃんは、遊びをはじめとした様々な経験によって多くのことを学び、吸収していきます。
遊ぶ様子を見ていると、まだまだ危なっかしく、つい口や手が出てしまうこともあるかもしれません。
しかし、大きな危険が伴う場合を除いて、優しく見守ってあげることも大切です。
赤ちゃんの「やってみたい!」という気持ちを大切にして、色々なことにチャレンジさせてあげましょう。