生後11ヶ月の赤ちゃんとおうちで過ごそう
赤ちゃんも生後11ヶ月になりました。
1日3回の離乳食にも慣れ、生活リズムも大分整ってきたのではないでしょうか。
おうちで過ごす時間が長くなると、毎日同じことの繰り返しで、どのように過ごしたらいいのか悩んでしまいますよね。
しかし、おうち時間も赤ちゃんにとっては貴重な学びの時間です。
赤ちゃんは日々めまぐるしい成長を見せてくれますから、有意義に楽しく過ごしていきたいですね。
今回は、おうち時間が続いている赤ちゃんとママが、どんな過ごし方をしたらいいのか、ポイントや楽しみ方を紹介します。
【生後11ヶ月】おうちでの過ごし方のポイント
生後11ヶ月の赤ちゃんとおうちで過ごすときは、以下のことを参考にしながら過ごしてみましょう。
【おうちでの赤ちゃんの過ごし方】
言葉を理解しどんどん吸収している生後11ヶ月の赤ちゃんですが、言葉の意味が分かっていても、まだ話すことはできません。
赤ちゃんの気持ちは、ママが代弁してあげましょう。
「おいしいね」「かわいいね」「うれしいね」など、口に出してあげてください。
赤ちゃんも、これが「おいしい」ということ、「かわいい」「うれしい」など、気持ちや出来事の単語を覚えていきます。
おうちでじっくり過ごす時間こそ、意識してお話してみてくださいね。
また、生後11ヶ月の赤ちゃんは、自己主張も激しくなり、時にはかんしゃくを起こして泣いてしまうこともあります。
ママと赤ちゃんがおうちで2人きりでいる時にかんしゃくが始まると、ママは手を焼いてしまうかもしれませんね。
そんな時は、赤ちゃんに寄り添うような対応をしてみましょう。
「これが嫌なのね」「これをしたいのね」など、赤ちゃんの気持ちを受け入れながら、あやしてあげてください。
どうしても泣き止まない時もありますし、どうして泣いているかわからない時もあります。
そんな時は、気を逸らすようなことをしてみましょう。
赤ちゃんの好きな音楽やテレビを少し見てみる、白湯を飲む、少量でしたらおやつを食べてみるなどといった方法があります。
【おうちでのママの過ごし方】
復職するママは、保育園の手続きや準備、会社への報告や相談など、復職に向けて準備を進めていることかと思います。
しかし、いきなり育児と仕事の両立というのは、なかなか体力がいるものです。
おうち時間を利用して簡単な筋トレやストレッチを行い、体力作りに取り組んでみましょう。
例えば、隙間時間に10回ほどスクワットを行ったり、赤ちゃんを高い高いしながら二の腕の運動をしたりなど、無理のない範囲で行ってみてください。
復職の予定がないママも、赤ちゃんのあんよが始まるとますます体力が必要になりますので、ぜひ取り組んでみてくださいね。
【生後11ヶ月】おうちでの楽しみ方
赤ちゃんは、遊びから様々なことを学びます。
特に生後11ヶ月の時期は、手先がとても器用になってきています。
おうち時間を利用して、脳を刺激するような遊びに取り組んでみましょう。
【お絵描き】
紙にのびのびと絵を描いてみましょう。
赤ちゃんが舐めてしまっても安心な赤ちゃん用のクレヨンを選んであげてください。
初めは赤ちゃんも、クレヨンの描き方も使い方も分かりませんから、ママが手を添えてあげたり、お手本に描いてあげたりするといいですね。
赤ちゃんの絵は殴り描きですが、繰り返し楽しむことで手先の訓練にもなり、想像力や表現力も養われていきます。
【新聞遊び】
新聞のシャカシャカとした感触は、赤ちゃんにとっては心地の良いものです。
好きに持たせてあげたり、ママが丸めて持たせてあげたり、ちぎったものを花吹雪のように散らしてあげたり…新聞紙の遊び方は無限大です。
意外とダイナミックな遊びになり、赤ちゃんも心行くまでまで楽しんでくれることでしょう。
ただし、口に入れないように注意が必要です。
【生後11ヶ月】おうちで過ごす時の注意点
赤ちゃんが活発に動き回ることで、家の中には思わぬ危険が潜んでいることもあります。
なるべく赤ちゃんからは目を離さないように過ごしたいですが、ママがトイレへ立つ時や家事をしている時など、どうしても目を離さなければいけないこともあるでしょう。
ベビーサークルや赤ちゃん椅子、ハイローチェアや柵を上げたベビーベッドなど、赤ちゃんが安全に過ごせる場所に移動をさせてから、ママの用事を済ませるようにしたいですね。
ママがいなくなる時は、「トイレに行ってくるからね」など、必ず赤ちゃんに一声かけてあげるようにしましょう。
何も言わずにママがいなくなってしまうと、赤ちゃんも不安になってしまうためです。
おうちにいる時こそ、赤ちゃんとしっかりコミュニケーションを取って、信頼関係を築いていけるようにしたいですね。
この時期以降から起こりやすい事故として、浴槽へ転落し、溺れてしまう事故が挙げられます。
よじ登りができるようになった赤ちゃんが、浴槽に上ってしまうことで起こることが多いようです。お風呂場へは赤ちゃんが1人で行けないようにすることはもちろん、使わない時はお湯を抜いておくようにすると安心です。
まとめ
赤ちゃんも情緒が発達してきているため、おうちでゆったり過ごす時間は、赤ちゃんにとって大いに学びがある時間となります。
おうちにこもる日が続くと遊びもマンネリ化してきますが、工夫をしながら過ごしていけるといいですね。