11ヶ月の赤ちゃんを育てるママの悩み
生後11ヶ月になると、動きの幅も広がります。ますます目が離せない時期ですよね。そんな時期の赤ちゃんを育てているママは、どのような悩みを抱えやすいでしょうか。
よくある悩みの内容と、対処法をまとめました。
産後11ヶ月ママの体の悩み
もうすぐ出産から1年ですね。普段なかなか自分の体調のことを気にしないかもしれませんが、体の調子はどうでしょうか。
【体力がない】
すぐ疲れる、朝すっきり起きられないなど、体力が妊娠前よりなくなったなと思う方もいるでしょう。産後から1年経つ時期の体力的な疲れは、次のような原因が考えられます。
・免疫力の低下
育児に追われての睡眠不足や、食生活の乱れなどは免疫力の低下をもたらします。免疫力が下がると、風邪をひきやすくなったり、ちょっとしたことで疲れが出たりしてしまいやすいもの。
風邪からくる頭痛や倦怠感、疲れからくる肩こりや腰痛で、動くのがつらくなっているかもしれません。多少の体調不良は我慢してしまうママも多いですが、ママの健康維持は赤ちゃんのためでもあります。
赤ちゃんと一緒にお昼寝をするなど少しでも睡眠時間を確保したり、食生活も少しずつ整えることを意識してみましょう。
・血流の悪さ
産前産後の筋力の低下や運動不足は、血流を悪くすることがあります。血流が悪くなると、全身がこわばった状態になり、疲れやすくなる原因に。
赤ちゃんと遊びながら軽くストレッチを行う、寝かしつけの後にお風呂にゆっくり入るなど、育児の合間でもできる血流改善方法はあります。できることから実践してみてくださいね。
産後11ヶ月ママの育児の悩み
生後11ヶ月の赤ちゃんを育てるママが抱えやすい悩みはどのようなものでしょうか。
【赤ちゃんの成長度合いによる悩み】
11ヶ月頃になると、何もつかまないで立てるようになったり、歩き出したりする子も出てくる頃です。周りとの成長度合いの差が、気になって心配になることはないでしょうか。
しかし、この1歳前後の時期は成長の個人差が最も大きい時期です。気にしすぎるとキリがなく、「〇〇ができたら、次は△△ができるようにならないと…」と成長の喜びよりも、焦りが大きくなってしまいがち。
この1年で赤ちゃんができるようになったことはたくさんありますよね。みんな早い、遅いはありますが、成長しています。その成長の1つ1つを見逃さず、喜んであげられるといいですね。
【叱り方に悩む】
他の子に手を出したり、おもちゃを投げたり…やめて欲しい赤ちゃんの行動を、どう叱ったらいいのか悩んだことはありませんか。赤ちゃんがその行動をとる前に阻止することが一番ですが、100%阻止するのはどれだけ目を離さずにいても難しいもの。
叱っても赤ちゃんだから分からないと思う方もいるかもしれませんが、生後11ヶ月頃になると叱られていることは何となく分かる子も多いようです。
赤ちゃんを叱る時は次の3つのコツを意識してみてください。
①すぐに
まず、やめて欲しい行動をとってしまった後、すぐに叱りましょう。時間が空いてしまうと、赤ちゃんはなぜ叱られているのか理解できません。すぐにその場で、がコツの1つです。
②短く・分かりやすく
叱る時は、できるだけ短く、分かりやすく叱りましょう。ダラダラと叱ったり、嫌味を含めながら叱ったりするはNG。
表情や声色を変えると赤ちゃんも分かりやすいでしょう。また、「おもちゃがイタタしてるよ」「ペン!って叩くのはだめよ」など、擬音語・擬態語を使うのもおすすめです。
③共感・提案をプラス
叱る時は赤ちゃんの気持ちに共感することや、正しい行動を教えてあげることで、赤ちゃんにも分かりやすく伝わることがあります。
共感例:「お友だちと遊びたかったんだね。でも叩くのはだめだよ。」
提案例:「おもちゃはそーっと置くといいね。」
ただ叱るだけでなく、赤ちゃんがどうしてそのような行動をとったのか、本来はどうすればよかったのかを考え、教えてあげられるといいですね。
産後11ヶ月ママの心の悩み
産後11ヶ月のママはどのような心のストレスを感じやすいでしょうか。
【復職に対する不安】
赤ちゃんが1歳になったら、復職する、または再就職という方もいるでしょう。久しぶりの仕事についていけるのか、子育てとの両立への不安、また赤ちゃんを保育園へ預けることの不安など、さまざまな心配を抱えてしまいますね。
予めパパとしっかりと復帰後の生活について話し合い、協力し合いながら乗り越えていきましょう。また、家事代行サービスなどに登録しておき、上手く使っていけるといいですね。
【育児疲れによるストレス】
活動的な赤ちゃんのお世話は大変ですよね。体の疲れが、心の疲れにつながってしまうのはよくあること。気分が浮かない、ちょっとしたことで泣いてしまうなど、心の疲れを感じたら、パパや託児所などの力を借りてみましょう。
少しだけでも、赤ちゃんから離れてリフレッシュできる時間があれば、気持ち新たに育児に挑めるかもしれませんよ。
まとめ
育児を大変だと思うこともまだあると思いますが、これまでも大変なことをたくさん乗り越えてきたママですから、きっとこれからも大丈夫です。自信を持って、育児に挑んでくださいね。