生後12ヶ月の赤ちゃんの体重について
生後12ヶ月、いよいよ赤ちゃんも1歳ですね。
多くの赤ちゃんが、伝い歩きや一人で立てるようになる頃です。
赤ちゃんらしいぽちゃぽちゃとした体つきは、だんだんと子どもらしくシュっとしてきた子もいるのではないでしょうか。
今回は、そんな生後12ヶ月の赤ちゃんの体重について詳しく解説します。
生後12ヶ月の赤ちゃんの体重と増え方
【生後12ヶ月の赤ちゃんの体重】
生後12ヶ月の赤ちゃんの体重の目安は以下の通り(※1)です。
・男の子 8.65kg~9.86kg
・女の子 8.11kg~9.29kg
生後12ヶ月になると、生まれた時の体重から、約3倍もの重さになります。
「1年で3倍」と聞くと、改めて赤ちゃんの成長スピードに驚かされますね。
【生後12ヶ月の赤ちゃんの体重の増え方】
生後12ヶ月になり、赤ちゃんが歩き出すとますます体重の増加スピードは緩やかになります。
また、赤ちゃんによっては体重が減ってしまうことも。
継続して減り続けるようなら心配ですが、一時的なものでしたらよくあることなので、心配しすぎる必要はありませんよ。
【生後12ヶ月】体重が増えない時
【牛乳やフォローアップミルクを飲ませよう】
赤ちゃんの体重が増えないのは、生後12ヶ月頃にはよくあることです。
その原因としてのひとつが、卒乳や断乳によるものです。
赤ちゃんが普段飲んでいた母乳やミルクからのカロリーが、離乳食で補うことができなければ、体重は増えないどころか減ってしまうかもしれません。
そこでおすすめしたいのが、牛乳やフォローアップミルクです。
牛乳は、生後12ヶ月からは調理としてだけでなく、飲むこともできるので、おやつや朝食と一緒に出すようにしても良いでしょう。
冷蔵庫から入れた状態のものをそのまま与えると、赤ちゃんには冷たすぎることもあります。
特に冬場などは、レンジで人肌程度に温めたものをあげると良いですよ。
また、フォローアップミルクは、赤ちゃんによっては体に合わずに、お腹を壊してしまうこともあります。
無理をしてまで飲ませるものではないので、赤ちゃんの様子を見ながら少しずつ与えるようにしましょう。
【生後12ヶ月】体重が増えすぎる時
【おやつの与え方に注意】
おやつは、赤ちゃんには「補食」として必要なものですが、体重が増えすぎている赤ちゃんには、与え方に注意しましょう。
赤ちゃんが機嫌よくしてくれるからと、おやつを与えすぎてはいませんか?
おやつは1日1回(もしくは2回)、決められた時間に決められた量だけ与えるようにしましょう。
また、おやつとして与える食材も、お菓子などの糖分やカロリーの高いものは避け、果物や野菜などをあげるようにすると良いですね。
体重を気にしすぎてしまうママへ
【赤ちゃんの体重はその子の個性ととらえよう】
赤ちゃんの体重には、たとえ同じ性別や誕生日だとしても、個人差があります。
大人でもほっそりとした人やぽっちゃりの人、背の低い人や高い人がいるように、赤ちゃんも人間ですから人それぞれなのは当たり前。
健康に問題がなければ、赤ちゃんの体重や体型は、その子の個性としてママが受け入れてあげることが大切です。
「太っている」「痩せすぎ」と言う言葉はマイナスのイメージになりがちですが、言い換えれば「健康的」「スリム」といった、チャームポイントにもなります。
マイナスにとらえるのではなく、それをプラス要素に変換できるような考え方をすると、気持ちが楽になりませんか?
これは体重に限らず、これから先の育児においても大切なことです。
これからの長い子育て、なるべく明るくプラス思考で楽しめると良いですね。
【気にしすぎて苦しい場合は専門家に相談しても】
赤ちゃんの体重のことを「気にするな」と言われても、なかなか難しいこともありますよね。
しかし、そのことばかりを気にしすぎていると、だんだんとママの心が苦しくなってしまいます。
その状態が長く続くと、うつ状態になってしまうケースも少なくありません。
赤ちゃんと楽しく毎日を過ごすためには、ママの心と体の健康が何よりも大切です。
そのためにも、赤ちゃんの体重を気にしすぎて苦しい場合は、小児科や助産院、自治体の子育て課など、専門家に相談してみても良いでしょう。
「様々なことを試したけれど効果が見られない」からと、相談をするのをためらっているママもいると思います。
しかし、ママの悩みを誰かに話すだけで、心がとても軽くなることもあります。
誰かに相談をすること、話を聞いてもらうことは決して恥ずかしいことではありませんよ。
まとめ
赤ちゃんも1歳。本当におめでとうございます。
長いようであっという間の1年間だったのではないでしょうか。
子育てをしていると、体重以外にも、赤ちゃんが成長すればするほど様々な悩みが増えてきます。
そのたびに、ママは自分のことのように悩み、心配し、不安になるかもしれません。
しかし、子育てとは、子どもとともにママ自身も成長し、強くなっていくもの。
時には周りに甘えて、話を聞いてもらい、一つ一つの悩みを少しずつ解消していけると良いですね。