生後12ヶ月の赤ちゃんとのお風呂
赤ちゃんが生後12ヶ月にもなると各家庭に合った時間や、入浴方法で赤ちゃんとのお風呂を楽しんでいる家庭も多いことでしょう。
生後12ヶ月の赤ちゃんは、こちらの言うことも少しずつ理解をしてくるため、「おててを出して」などと言うと、協力してくれる子も出てくるかもしれせんね。
今回は、そんな「やりとり感」を楽しめる生後12ヶ月の赤ちゃんとのお風呂での遊び方と、生後12ヶ月になったからお風呂で注意すべき点についてご紹介します。
【生後12ヶ月】赤ちゃんとのお風呂遊び
【ガーゼ風船遊び】
赤ちゃんを育てている家庭には必ずあるガーゼ。
そんなガーゼを使った遊びがこちらです。
1、ガーゼを濡らして湯船に入れる
2、タオルの下から人差し指と親指でL字になるようにし、上に持ち上げる
3、空気を入れるようにそのまま手を湯船に沈め、素早くガーゼの周りをしぼりクラゲのような形にする
4、空気が入った部分をお湯に入れてシュワシュワと泡を出して楽しむ
「タオル風船」「タオルクラゲ」などとも呼ばれているこちらの遊びは、子どもの頃遊んだ記憶があるというママも多いのではないでしょうか。
赤ちゃんに空気の入ったガーゼを握ってもらい、シュワッとする不思議な感覚を楽しんでもらいましょう。
【体の場所をあてっこ遊び】
お風呂は、ママも赤ちゃんも裸になる場所です。
そのため、お互いの体の部分を指さしながら、教えてあげる遊びをしましょう。
「ここはほっぺだよ」と言いながら、赤ちゃんの手を持ち、赤ちゃんの頬を触らせます。
そして、今度はママの頬を触らせて「ママのほっぺはここだよ」と教えてあげます。
この要領で、手や足、お腹や頭など、様々な部分を教えてあげましょう。
だんだんと「頭はどこかな?」「お鼻はどこかな?」などという質問を理解し、応えてくれるようになりますよ。
「お腹は・・・ここだ!」などと、緩急をつけて軽くくすぐってあげても喜んでくれるでしょう。
体の名称を覚えるということ以上に、親子のスキンシップとして楽しめる遊びです。
赤ちゃんとのお風呂の「慣れ」に注意
赤ちゃんが生後12ヶ月を迎えると、一緒にお風呂に入るのも慣れてきますよね。
低月齢の頃に比べると、楽になったと感じるママも多いと思いますが、それと同時に慣れによる事故が増えてくる時期でもあります。
「うちは大丈夫」と思うのではなく、赤ちゃんが1歳を過ぎたからこそ、今一度気を引き締めるようにしましょう。
【赤ちゃんからは絶対に目を離さない】
赤ちゃんとのお風呂にすっかりと慣れてしまったママは、「少しくらいなら大丈夫だろう」とつい目を離してしまうこともあるかもしれません。
しかし、その一瞬の間に赤ちゃんは溺れてしまうこともあるのです。
例えば、
・ママの洗髪中
・忘れ物をして浴室から出たほんの1分足らずの間
・赤ちゃんをお風呂に残してママが体をふいている間
などの事例があります。
基本的には、赤ちゃん一人では湯船に入れないこと。これは基本です。
ママのケア中は、赤ちゃんも一緒に湯船から出てもらいましょう。
そして、赤ちゃんを残して絶対に浴室から出ないことです。
浴室にはママが赤ちゃんよりも先に入り、赤ちゃんよりも後に出るようにしましょう。
これらのことは、どんなママにも起こりうることであり、また防げることでもあります。
赤ちゃんは、たった1cmの深さでも溺れてしまうと言われています。
「少しくらい」と決して思わず、赤ちゃんから絶対に目を離さないようにしましょう。
【残り湯にも要注意】
お風呂の時間と同じくらいに注意したいのが、残り湯です。
生後12ヶ月になると、はいはいや早ければ歩いて自由に家を移動できる赤ちゃんが多いです。
お風呂に残り湯が張ったままだと、赤ちゃんがのぞき込んで誤って転落し、溺れてしまうこともあります。
そのため、赤ちゃんが小さなうちは、お風呂のお湯はすぐに抜く習慣をつけるようにしましょう。
しかし、お風呂の残り湯を洗濯に使いたかったり、パパの夜勤などの理由からお風呂に入る時間が家族で異なったりという事情もあるかもしれません。
そんな時は、必ずお風呂に蓋をして、さらに浴室の鍵をかけるようにしましょう。
浴室の鍵がない場合は、脱衣所にベビーゲートを置くなどして、赤ちゃんが入れないような工夫をしましょう。
まとめ
生まれてすぐの沐浴からスタートし、赤ちゃんとともにお風呂に入って早1年。
本当にあっという間に過ぎていきますよね。
赤ちゃんとのお風呂は、今はほとんどのママが「大変」「リラックスなんてほど遠い」と感じることでしょう。
しかし、わずか何年か後には、赤ちゃんは自分で体や頭を洗えるようになり、体を拭けるようになり、そして一人でお風呂に入れるようになります。
その頃には、ママもゆっくりと足を延ばして一人でのびのびとお風呂に入り、リラックスタイムを確保できることでしょう。
しかし、きっと赤ちゃんとバタバタとお風呂に入っていた日々を思い出し、「もう一度あの頃に戻りたい」と懐かしく感じることもあるかもしれませんよ。
赤ちゃんとお風呂に入れる時間は、人生においてほんの数年。
ぜひ、今しかない赤ちゃんとのお風呂タイムを楽しんでくださいね。