生後2ヶ月の赤ちゃんの発達と接し方
生後2ヶ月の赤ちゃんは、首はまだ座っていませんが、だんだんと首がしっかりしてきて、頭を動かしてキョロキョロ周りをよく見るようになります。視界が開けたことで周りに興味が湧き、音や声のする方に頭を向け、目で見ようとします。
好奇心が芽生え始める時期なので、赤ちゃんの機嫌が良い時に「たて抱っこ」をして、話しかけながら周りをよく見せてあげましょう。 たて抱っこをするときは、赤ちゃんの首の後ろとお尻を手でしっかり支え、自分の体と赤ちゃんの体を密着させるように引き寄せて抱っこをします。長時間は赤ちゃんも疲れてしまいますので、無理のない範囲で行います。
生後2ヶ月の赤ちゃんの教育
生後2ヶ月になると、音への興味が増してきます。また、「クーイング」と言って、「あー」「うー」などの泣き声とは異なる声を出すようになります。のちに発生するようになる「あぶー」「ばっばっ」などの喃語(なんご)のもとになると言われているものです。こうした2ヶ月特有の成長に合わせた遊びをし、さらなる発達を促していきましょう。
【ク―イングでコミュニケーション】
赤ちゃんがク―イングを始めたら、脳の発達を促すために、積極的に話しかけるようにします。赤ちゃんが機嫌よくク―イングしたら、それを真似してオウム返ししたり、返事をしたりしてあげます。
もちろん、まだ会話にはなりませんが、赤ちゃんはいろいろ頭の中で理解し始めている時期なので、ママやパパが話しかけてくれることは、脳の成長に良い影響を与えてくれます。
【歌う赤ちゃん体操】
この頃は、手足がスムーズに動くようになってきますので、手足の体操をして遊ぶようにしましょう。まだ、関節や筋肉が弱いので、手足を動かすときは、やさしく動かして遊びます。
「いっちに、さんし」「上手にできた」などリズムに合わせて歌いながら、手足を動かして遊びます。遊びながら手や足を動かすことで、運動神経と聴覚を刺激することができます。
これからの時期は、脳の中で神経がいろいろと繋がっていきますので、1つのことをするのではなく、2つ以上のことを同時にして遊ぶことが成長を促します。
【音の鳴る動くおもちゃ】
生後2ヶ月は、音をよく聞き取ることができ、動くものに興味が湧く頃です。この時期に与えるおもちゃは、音が出て動くものが良いでしょう。 また、視力も発達してきて、色の識別もできるようになるので、カラフルな色をしたおもちゃを選ぶようにすると、より興味を示してくれるでしょう。